もっかいHOO’15 feat. BIKKE(TOKYO No.1 SOUL SET)
2015年発売、1stフルアルバム『ドアノブ』収録。
TOKYO No.1 SOUL SETのフロントマン、BIKKEを客演に招いて贈る爽やかで軽快なナンバー。プログラミングによるデジタルサウンドの中で鳴るアコースティックギターのリフが耳に心地いい。
この楽曲は、後発のアナログ盤『頬つねったら/もっかいHOO’15 feat.BIKKE(やけのはらREMIX)』の中で、やけのはらによってリミックスされている。こちらも素晴らしいアレンジが施されているのでぜひ聴いてほしい。ここではリスペクトも込めて、オリジナルを選曲。
肋骨から君が覗いてる
2015年発売、1stフルアルバム『ドアノブ』収録。
ここまで紹介した曲にはないコミカルなタイトルが冠された1曲。しかし、中身は大真面目。MVの出来も素晴らしい。
印象的なエレキギターのリフを当てることにおいて、彼らは稀有なセンスを持っている。
UFOr
2015年発売、1stフルアルバム『ドアノブ』収録。
某有名バンドが好きな層に刺さりそうな1曲。こういう楽曲が知られないことで埋もれていくことが大きな損失だとおもう。
楽曲のタイトル『UFOr』は一見UFO(未確認飛行物体)に由来するタイトルに思えるが、そこに掛けた『For You』のアナグラムであることが、歌詞に目を向けるとわかる。
大メインクライマックス feat. ACO
2017年発売、2ndフルアルバム『大メインクライマックス』収録。
2ndアルバムのタイトル曲ともなるナンバー。客演には、1999年『悦びに咲く花』のヒットでも知られる女性シンガーソングライターACOが参加している。エンヤサンとの間には愛知県出身という共通項も。
MVのなかに登場する和装の女性は、モデルのくるみ。彼女の印象的な佇まいにも注目が集まっている。
メローグッバイトキオ
2017年発売、2ndフルアルバム『大メインクライマックス』収録。
彼らの真骨頂でもあり、集大成とも言えるようなキラーチューン。活動初期から続けてきたラップ、彼らの代名詞ともなっているエレキギターのリフ、Y-クルーズ・エンヤの声が生きる耳馴染みのいいメロディ。すべてのピースががっちりハマった曲がこのメローグッバイトキオだ。
さよなら柔軟剤
2017年発売、2ndフルアルバム『大メインクライマックス』収録。
最後はしっとりとしたナンバーで。タイトルこそ彼らなりの独特のワードセンスだが、曲を聴き進めて意味がわかると途端に切なくなる。3分未満で終わるという短さも聴後感を支えている。こういう楽曲、コミックソング、メッセージソング、その出し入れが絶妙である点も彼らの魅力。
知らないのはもったいない。実力派ユニット、エンヤサンのライブを観に行こう
世の中にはまだあまり知られていない才能あるミュージシャンがたくさんいます。エンヤサンも間違いなくそのうちのひとり。ぜひ知ってほしいと思い、今回紹介しました。
現在は活動の拠点を東京に置くエンヤサンですが、地元愛知から東京までのエリアを中心に、全国さまざまな場所でライブ活動もおこなっています。まだまだその実力からすると世の中の注目度が追いついていない彼ら。ライブを観るなら今のうちかもしれません。気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
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