前回の「日本の音楽シーンを変えるedgeなアーティスト8選」が好評だったので、今回は後半としてさらに8組の注目アーティストをご紹介。日本の音楽シーンはここ最近かなり面白い、しかもおそらくその面白さは「まだまだこれから」の段階だろう。CD不況が嘆かれているが、音楽の未来はきっと明るい。ぜひお気に入りのアーティストを見つけて、さらに深くその世界に足を踏み入れてみて欲しい。
前編はこちらから
1.CHICO CARLITO
沖縄県那覇市からとんでもないラッパーが現れた、CHICO CARLITOだ。テレビ朝日系『フリースタイルダンジョン』のモンスターとしてもおなじみの彼は、ヒップホップとレゲエ、沖縄の要素が交じり合ったカオティックで非常に豊かな音楽性を持っている。まさに彼だけができる音楽、唯一無二だ。沖縄を舞台に撮影された『C.H.I.C.O.』ミュージックビデオを見ればその魅力を一瞬で理解できるはずだ。
2.Kan Sano
origami PRODUCTIONS所属のキーボーディスト/トラックメイカー/プロデューサー・Kan Sano。心地良いビートにキーボーディストらしい美しいシンセやピアノの音色が乗っかり、とてもキャッチー。昨年12月7日にリリースされたばかりの『k is s』は本当に素晴らしく、七尾旅人をフィーチャリングに迎えた『C’est la vie feat. 七尾旅人』はぜひ聴いてほしい一曲だ。
3.never young beach
はっぴいえんどやティン・パン・アレーなど70年代のミュージックからの影響が感じられ、どこか懐かしい独特の音世界を構築している、never young beach。どこまでも素朴で優しく豊かな音像は、家でのリラックスタイムや、友人とのパーティー、カーミュージックまでさまざまな生活シーンに寄り添ってくれるだろう。
4.ぼくのりりっくのぼうよみ
Youtubeに突如公開された『sub/objective』が大ヒット、自身が運営するオウンドメディア「Noah’s Ark」を今年1月に立ち上げるなど毎月毎月何か僕らを楽しませてくれるぼくのりりっくのぼうよみ。彼の歌声が素晴らしいことはもちろん、トラックのセンスも非常に素晴らしい。先日公開された『Be Noble』では、再びササノマリィとタッグを組み、ドラムンベース的なアプローチも見せてくれた。さまざまジャンルや興味のある対象を飲み込んでぐんぐん成長しているのが毎回作品が出るたびに伝わってくる。どこまで大きくなるのかは未知数だ。
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