ジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブサウンドで追及。柔軟かつ貪欲なバンド・D.A.N.の魅力とは
D.A.N. (ダン)が活動を開始したのは2014年8月。桜木大悟(Gt,Vo,Syn)、市川仁也(Ba)、川上輝(Dr)の3人で結成された。
彼らの魅力は何といっても吸収力と汎用性だろう。あらゆる音楽を様々な角度から見て感じ、自分たちの作品に取り入れていく姿勢は「柔軟かつ貪欲」という他ない。
「いつの時代でも聴ける、ジャパニーズ・ミニマル・メロウを追求すること」をバンドのテーマに掲げている彼らの作品は、クラブサウンドでの追及を行っている。
しかし、柔軟性の高いメロウミュージックはどのような音楽シーンにもマッチするような、様々な顔を見せる。
メンバー脱退など、紆余曲折を経て現在のスタンスを確立してきた彼らの魅力とはどこにあるのか。
いきなりバンドメンバーが半分に!求める音楽への追及。
現在は3人で活動を行っている「D.A.N」だが、以前は6人という、バンドしては大所帯で活動を行っていた。
別々に活動を行っていたメンバーや、他のバンドで挫折したメンバーを引き入れ「とにかくおもしろいこと」を追い求めていたようだが、
悪い意味ではなく個々が強いエゴイストで主張が激しかったのだという。
「刺激はあるけどまとまらない」バンドから話し合った結果、現在の3人で活動することを決心したという彼らだが、
3人になったことで個々の役割分担が明確になり面白いように作品が出来上がっていったという。
作品を作る歳に特に大事にしていることが「フィーリングとか語感を残すように日本語をあてるスタイル」なのだとか。
自分たちが気持ちいいと感じたフレーズじゃないと納得できないという彼らは、「OGRE YOU ASSHOLE」や「宇多田ヒカル」に強い影響を受けたとのことだが、
確かに彼らの奏でる曲調と日本語を当てていくスタイルで出来上がるリリックはかなりはまっている。
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