COLOR CREATION、5つのルーツと個性が詰まった『SECOND PALETTE』

それぞれルーツが違うからこそ、カラクリは強い

――皆さんそれぞれどういうところにルーツがあるんですか？

YUUTO : 僕はJ-POPですね。倖田來未さんとかEXILEさんが好きで、「あの日の君に」のアレンジも2000年代のEXILEや倖田來未さんをイメージして作っています。歌謡曲やバラードが好きで、カラオケに行くと今でもそういう曲を歌っています。

TAKUYA : 僕はJ-POPの中でも、Kiroroさんのような、凄く真っ直ぐに歌う方が好きでした。それから中学生、高校生になってからは、海外のアーティストをルーツにしているJ-POPやJ-R＆Bを聴くようになって、中でも清水翔太さんはすごく好きです。

TAKUYA

――J-POPというルーツで重なっていたんですね。KAZさんのルーツは？

KAZ : 僕もJ-R＆Bがめちゃめちゃ好きなんですけど、TAKUYAよりも洋楽が好きな気持ちが強くて、自分が書く曲は両方から影響を受けています。ふたつの間を取って、5人の良さが出るメロディを作っていくイメージですかね。一番聴いたアルバムはマライア・キャリーで、あとはお母さんの影響で宇多田ヒカルさんもよく聴いていました。

JUNPEI : 僕はR＆Bが好きで、そこからJ-R＆Bも好きになりました。清水翔太さんと久保田利伸さんをよく聴いていて、その後はコブクロさんのようなアコースティックの要素がある音楽も好きになりました。KAZが作るR＆Bっぽい感じのメロディは、僕は凄く歌いやすいです。

――RIOSKEさんは？

RIOSKE : 僕はYUIさんですね。そこからビヨンセに行って。

――かなり飛びましたね。

RIOSKE : 母親が洋楽を聴いていたっていうのもあるんですけど、YUIさんの「Good-bye days」が衝撃的過ぎて、そこでフェイクとかリフに興味が沸いて。それから海外の音楽を聴くようになりました。

KAZ : リフの女王のビヨンセが好きになったわけだ。

RIOSKE : そうそう（笑）。

――そういうことですか（笑）。

KAZ : 今回そのルーツを活かすように2、2、1で歌う曲が出来たのは良かったなって思います。

――「Star」についてはRIOSKEさんのどんな想いがこもっていますか？

RIOSKE : コロナによって僕の家族や親しい友達が亡くなってしまって、そこで抱えた想いを歌っています。この曲を作る時、きっと同じ気持ちを抱えている人は沢山いるだろうと思ったし、その想いを乗せたら凄く映えるメロディだと思ったので、この曲を歌いたいってみんなに相談したんです。そしたら「RIOSKEが歌ったらいいと思うよ」って言ってくれて。

KAZ : 楽曲自体も凄く難しくて、仮歌も海外の方が歌ったメロディラインだったので、洋楽にルーツがあるRIOSKEがひとりで歌うのがいいんじゃないかって思いました。RIOSKEの歌の良さを最大限活かせる楽曲だったし、RIOSKEが持っていた歌詞の世界観にもマッチしたので、これはひとりで歌ったほうがメッセージがより伝わるだろうなって僕らも感じました。

RIOSKE : 出来上がってみて、J-R＆B、J-POP、R＆B、洋楽っていう、みんなのいろんなルーツが曲に表れていて、どの好みのリスナーが聴いても、絶対どれかの曲にはマッチすると思う。だから、やっぱりCOLOR CREATIONは強いなって思います。これだけ個性豊かだと、いろんなことができるなって改めて思いました。

――それぞれの個性が出た上に、コーラスの曲もあればユニゾンの曲もあって、最後は「なんで なんで」のアカペラ・バージョンも収録されるなど、凄くバリエーションを感じるアルバムになりましたね。

KAZ : 本当にそうですね。コーラスにこだわったアルバムだけど、だからと言ってそこだけにフォーカスしたわけではなくて、僕らの強みがいろんな面で出せたアルバムになりました。ファーストアルバムでも洋楽と邦楽の融合を意識していて、最高傑作が出来たと自分らでは思っていたんです。でも、だからこそそのファーストを超えるためには、今までと同じことをしていてもダメだと思い、今作では本当にいろんな事に挑戦しました。結果『SECOND PALETTE』は、『FIRST PALETTE』を超えたアルバムになったなって全員が思っていると思います。

YUUTO

――ちなみに、全員がメインボーカルをこなす力があるわけですが、お互いにライバル意識のようなものはありますか？

JUNPEI : いや、ライバルではないよね？

YUUTO : うん。どちらかと言うと、結成したての時のほうがライバル意識はあったかも。

TAKUYA : ああ、そうかもね。

YUUTO : でも、今は全くないです（笑）。

TAKUYA : みんな平等に5枚の手札を持っていて、楽曲毎にその手札を切る感覚だよね？

RIOSKE : ポケモンで言うと、みんな力が違っていて、それぞれ敵に合わせてどの人が出るか決まるみたいな。

KAZ : わかる（笑）。グルーヴが強い曲ならRIOSKE、ロングトーンが多い曲なら高音の抜けが綺麗なTAKUYA、声の低音域を出したい曲だったらJUNPEI、みたいな感じで、楽曲のカラーに合わせて前に出る人が変わりますね。お互いにそれぞれの特色をわかっているから、ぶつかり合うこともなくて。曲のパート決めも凄く楽です。ライブをやっていく中で、それぞれ自分の好きなことと得意なことが整理整頓されていったところもある気がしますね。

――そういう意味でも、結成から時間が経つにつれてみんなのカラーが出てきて、今回のアルバムで結実したと言えそうですね。

KAZ : そうですね。

――予定が立てづらい状況だとは思いますが、最後に来年以降やりたいことがあれば教えてください。

TAKUYA : 僕はライブでは盛り上げ役をやってきたので、ライブができなくなったことはしんどいことなんですけど、今は配信もあるので、SNSなどでバズりたいなっていう野望を持っています。

――RIOSKEさんは？

RIOSKE : 今ライブができないだけではなくて、今後どうかもわからないじゃないですか。なので、今まではライブありきのCOLOR CREATIONだったんですけど、これからは楽曲だけでも充分満足してもらえるようにしていけたらと思っています。そういう意味でも、作曲能力も作詞能力もレベルを上げていって、個性を出していきたいですね。

――楽曲そのものの力を高めるんだと。

KAZ : これまではライブ主体になり過ぎて、そこに囚われた音楽活動をしていたと思います。でも、本当は音楽の力だけで伝えるのが一番じゃないですか。そこに戻れたところはありますね。

JUNPEI : 僕自身、今回KAZとふたりで曲を作れたことは凄くよかったので、これからも5人それぞれの表現を出していけたらいいかなと思います。

KAZ : 本当にそうだよね。今回自分達のパーソナルな部分と向き合う時間が沢山あったことで、こういうアウトプットに繋がったと思います。来年はよりそこを突き詰めて、自分らしさを出せる1年にしたいですね。

――YUUTOさんは？

YUUTO : 4人に全部言われてしまいましたね（笑）。

――そうですよね（笑）。

KAZ : じゃあ「モテたい」とかは？

YUUTO : 確かにモテたいは一番にあるけど……（笑）。ファンのみんなとは今年に入ってからは全然会えていないので、こういう状況の中でも、ファンの方を喜ばせられることができたらいいなと思います。それこそSNSでできることもあるはずだし、自分達のやりたい表現を磨きながら、ファンのみんなに喜んでもらえることを考えていきたいです。

SECOND PALETTE

2020.9.23 Release！

＜初回限定盤 (CD+DVD)＞
WPZL-31760 (￥3,636 [本体]＋税)

＜収録内容＞
CD：
1. Black Papilio
2. GREEN LIGHT
3. EMPTY
4. The Call
5. ハローグッバイ。
6. 約束
7. なんで なんで
8. Himawari
9. Going On
10. Be with you（by KAZ ＆ JUNPEI）
11. Star（by RIOSKE）
12. You’re special
13. Crazy Cruising
14. なんで なんで（アカペラver.）

DVD：
・Music Video
「The Call 」「ハローグッバイ。」「GREEN LIGHT」「約束」
・Album “SECOND PALETTE“ Making Movie

☆初回盤封入特典・・・カラクリカード封入（全6種中1種封入、ソロ各1種＆集合1種）

＜通常盤A (CD)＞
WPCL-13213 (￥2,727 [本体]＋税)

＜収録内容＞
1. Black Papilio
2. GREEN LIGHT
3. EMPTY
4. The Call
5. ハローグッバイ。
6. 約束
7. なんで なんで
8. Himawari
9. Going On
10. Be with you（by KAZ ＆ JUNPEI）
11. Star（by RIOSKE）
12. You’re special
13. Crazy Cruising
14. なんで なんで（アカペラver.）

＜通常盤B (CD)＞
WPCL-13214 (￥2,727 [本体]＋税)

＜収録内容＞
1. Black Papilio
2. GREEN LIGHT
3. EMPTY
4. The Call
5. ハローグッバイ。
6. 約束
7. なんで なんで
8. Himawari
9. Going On
10. あの日の君に（by YUUTO ＆ TAKUYA）
11. Star（by RIOSKE）
12. You’re special
13. Crazy Cruising
14. なんで なんで（アカペラver.）

COLOR CREATION

公式サイト
https://color-creation.jp/
Instagram
https://www.instagram.com/color_creation_official/
Twitter
https://twitter.com/_COLORCREATION_/
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCSqT8lEs853j6LTC_HOC37w/videos