ラップを始めてわずか3年で、MCバトルの権威である全国大会のUMB(ULTIMATE MC BATTLE)の頂点に立った、沖縄から来た天才児CHICO CARLITO(チコカリート) 。彼の音楽観やヒップホップに出会い、現在の地位を手にするまでを、今までの軌跡を踏まえて掘り下げて見ていこう。
聴けばわかる、音楽のルーツから見るCHICO CARLITO!
CHICO CARLITOが頂点に立ったULTIMATE MC BATTLE。
通称UMB。日本でも夜な夜な様々な場所でサイファーが開かれ、各地でMCバトルが行われ、日本国内のヒップホップのレベルが上がっていった。そんなレベルが上がっていったヒップホップ界におけるMCバトルの権威とも言えるこのUMBにおいてラップ歴わずか3年ほどでチャンピオンになったという伝説のような天才児。
そんなCHICO CARLITO 、彼は昔から音楽は好きでコピーバンドをしたり、そこでボーカルやギターを経験するもしっくり来ないままバンドを辞めたときに出会ったのがラップである。
18歳のラップとの出会い、元はしっくり来なかったというラップにのめり込んでいく。
ラッパー達のすごくリアルなリリックに心動かされたのがきっかけという。3年で優勝したといっても、最初は吐くほど緊張もし、1回戦で負けるなんてこともあった。それでもMCバトルができて強いということがラッパーにとっての指標であり、ステータスとなることにも憧れ、白黒つけることのできるバトルの雰囲気にもハマっていったというのもチャンピオンになる第一歩だったのだと思える。
がむしゃらに韻を踏もうとしていた最初の頃から、次第に自分の言いたいことを8小節の中に収めて放つことができるようになったことが技術的な進歩であり、またCHICO CARLITOの特徴としても独特なリズムやフロウ、そして高音域に軽くヌケのある特徴的ないい声を持っているが、それを踏まえてハコ(劇場)の大きさや特徴に応じてマイクの握り方を変えるなど、経験から得た技術も多く持っており、それを若手のマイク経験のない子達にも教えていきたいという考えも明かしてくれた。
今後としては、シングルからアルバムまでリリースし、ライブで全国を回ることを予定しており、その方向性も決まっているとのこと。
今や人気番組フリースタイルダンジョンのモンスターとしてその名を全国にとどろかせるなど今後のCHICO CARLITOに大注目だ。
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