＜考察＞AAAの新体制を、伊藤千晃卒業後の新曲『No Way Back』から考える

AAAが新曲『No Way Back』をリリース！新体制が想像以上の完成度

男女混成6人組のダンス&ボーカルグループ・AAAが7月5日に新曲『No Way Back』(ノーウェイバック)をリリース。伊藤千晃が卒業後、新体制初となるシングルは、夏を盛り上げるダンスチューン。多くのサマーソングを持つAAAが、また新たに夏の名曲を生みだしました。ミーティアでは新曲『No Way Back』の見どころやレビューをしつつ、AAAの新体制について考察します。

AAAとは?

上段左から：西島隆弘・宇野実彩子・浦田直也下段左から：日高光啓・與真司郎・末吉秀太

西島隆弘、宇野実彩子、浦田直也、日高光啓、與真司郎、末吉秀太の男女6人組のスーパーパフォーマンスグループ。AAAはAttack All Aroundの頭文字からとっていて、あらゆることに挑戦するグループというコンセプトのもと活動をしてきたグループです。2005年9月14日にシングル『BLOOD on FIRE』でデビュー。同年「第47回輝く！日本レコード大賞」最優秀新人賞受賞し、一気に知名度を上げました。

小室哲哉の復帰作になった『逢いたい理由』をキッカケにさらに知名度を上げたAAA。この次期からリリースシングルがランキング上位の常連となり、ライブツアーもアリーナクラスを維持するなど、人気実力ともにトップアーティストの仲間入りを果たしました。

出典：YouTube

2016年は7年連続のNHK紅白歌合戦に出場、11月にはグループ単独初となるドーム公演「AAA Special Live 2016 in Dome -FANTASTIC OVER-」を開催。2017年3月に伊藤千晃がグループを卒業したため、現在は6人の新体制で活動中です。

2017年2月に発売した最新アルバム『WAY OF GLORY』が2月度アルバム月間ランキング1位を獲得。さらに自身初となる4大ドームツアー「AAA DOME TOUR 2017 -WAY OF GLORY-」の開催も決定し、新体制になったAAAの勢いはとどまることを知りません。

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そんな新体制初となる注目の新曲『No Way Back』をレビューしていきましょう！

大人のサマーダンスチューン『No Way Back』

出典：YouTube

メンバーが一目惚れした楽曲

この楽曲はMVにライオンが登場することで話題を呼び、また氷結とAAAがコラボした動画も高い再生数を誇ったことで、リリース前から注目を浴びています。実はメイキングビデオでメンバーの與真司郎が「この曲超好きで、メンバーとスタッフさんと曲を決めるときに、この曲を歌いたいって推してました。」というほどメンバー内で評価が高かった楽曲だったことが判明。AAAが自信を持ってリリースする楽曲になっています。

男子に引けを取らない宇野実彩子の存在感

『No Way Back』の公式動画に寄せられたコメントを見ると、7割が宇野実彩子を称賛する声であふれています。振付は超有名ダンスチーム・s**t kingzのkazukiが、前作『MAGIC』に続いて担当しているのですが、見た目以上に難度の高い振付を、宇野実彩子は男メンバーに引けを取らないパフォーマンスで披露。さらにライブでは高いヒールを履いて踊っているので、彼女のパフォーマンス力の高さと女性メンバーである強みを両方打ち出す姿勢がファンの心を掴んでいるといえるでしょう。

全員に見せ場がある歌割り。6人のセッション感が心地良い

楽曲自体は大人の恋愛を歌っていて、セクシーな歌唱方も取り入れラグジュアリーな世界観を作っています。歌い手がそういう世界観を作る中、サウンドは裏リズムを入れることでサマーチューンになるように構成されている、中々高度な楽曲です。
歌割りも全員に見せ場があり、日高光啓のラップも2パターンあるので、とにかく楽曲の疾走感が心地良い。立て続けに6種類のボーカルが耳に流れるサウンドはAAAにしか生みだせないサウンドです。

AAAの新曲から見る新体制を考える

AAAといえばavex所属の男女混成グループ。同じ構成のグループだと先輩にはTRF、後輩にはlolがいます。男女混成ではないですが、ダンス&ボーカルグループとして後輩にDa-iCEがいる状態です。2017年のa-nationではついにヘッドライナーに抜擢され、重要な立ち位置になったAAA。この状況にあたってAAAの新体制はどうなっていくのでしょうか？

AAA 6人体制の特徴

AAAは最初8人でスタートしたグループですが、実は追加で伊藤千晃を含む女子メンバーが加入するまでは、現在の6人で活動をしていました。いうなれば一番最初の形に戻ったともいえます。しかし、その頃と違うのは個々の実績と実力です。現在AAAのメンバーは、ソロ活動も精力的で、単独で日本武道館や横浜アリーナでのライブも成功させています。
今作の『No Way Back』では、その個々の実力が生きていて、与えられた歌詞と曲にメンバーが自分の音楽性をぶつけているように聴こえるのです。まるで、6人のアーティストがひとつの曲でセッションし合っているような豪華さを感じます。長年音楽に関わってきた人間だからこそできる芸当です。今後も上質な音楽を提供するグループとして高みに上っていくのではないでしょうか。

AAA 今後のパフォーマンスはどうなる？

上述した通りソロ活動も活発に行い、培った個々の実力を結集させて上質な音楽を届けるグループになると考えられますが、そもそもAAAには12年の歴史があります。多くの楽曲だけでなく、AAA特有の「たかうの」といった”メンバー間コンビ”など、全員が1人のアーティストとして活動できる実力があるからこそ、レア感が生まれる組み合わせも魅力のひとつです。

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宇野実彩子は男に合わせたパフォーマンスもできますし、浦田直也も『BLOOD on FIRE』や『ハレルヤ』で持ち前の高い音域を生かして女性パートと同じキーを歌唱していたので、今までの引き出しを全部出せば、ファンが想像している以上にさまざまパフォーマンスや音楽性を打ち出せるグループです。メンバーのソロ活動に注目しながらAAAも一緒に見ていくと、より彼らの魅力の深さを知ることができます。

AAA　No Way Back
AAAの新曲『No Way Back』は、聴けば聴くほど楽曲の世界観に引き込まれるタイプの曲です。ラグジュアリーでありながら、しっかりとサマーチューンを連想させるリズムサウンド、そこに肉付けされるAAAの6色のボーカルは豪華としか言いようがありません。そして、メンバー個人も魅力にあふれたアーティストなので、MVやライブを通してAAAパフォーマンスを体感することをおすすめしたいです。きっとAAAが長年ファンに支持されてきた理由が明白になります！　AAAの新曲『No Way Back』は7月5日（水）リリース！