音楽ってパーソナルな文化だとおもうんです。表向きに好きって言ってる曲と、部屋や車内、イヤフォンでひとり聞いている曲は違ったりもするわけで。だから「え、意外。そんな曲が好きなんだ」って言われると、はにかんでしまうし、逆もまた然り。でも、はにかんだ顔っていいんですよね。そこから広がる音楽もある。Luby Sparksによる選曲に、おもわずはにかんでしまうかも。
Jay Som 『The Bus Song』
Aメロ〜サビへの一瞬音が止まる流れがとてもエモーショナル。まるで90年代アメリカの青春映画の予告編を観ているようなどこか懐かしい哀愁と胸の締め付け感に思わずはにかんでしまいます。(Natsuki – Ba/Vo)
Regina Spektor 『Us』
映画「500日のサマー」のオープニングシーンでも流れるこの楽曲。再生した瞬間の冒頭のピアノから、まさに物語の始まりのような高揚感と多幸感が包んでくれる。(Natsuki – Ba/Vo)
Lush 『500 (shake baby shake)』
可愛らしい歌声と明るいサウンドにはにかんでしまいます。(Tamio – Gt)
The Vaselines 『son of gun』
男女のボーカルの掛け合いや、気だるさみたいな所が好きです。(Tamio – Gt)
Jean-Jacque Perrey 『The Elephant Never Forgets』
ベートーベン作曲の『トルコ行進曲』をエレクトリック・カバー。50年も前の音なのに今でも新鮮さを感じます。恐ろしいです。このマヌケで気の抜けるような電子音を聴いたら、はにかむというか思わず笑ってしまいます。(Sunao – Gt)
Archie Shepp 『Quiet Dawn』
フリージャズを代表するテナー・マン、アーチー・シェップのアルバム『Attica Blues』の最後を飾る曲。女の子のピッチの外れた歌声が印象的で、下手というよりも味になっている。ランランラン〜♪でおなじみの『風の谷のナウシカ』劇中歌の「遠い日々」的な。聴くとはにかむというか、微笑ましくなります。(Sunao – Gt)
PROFILE
Luby Sparks
7月、結成から3回目のライヴでThe Bilinda Butchers(US)、Manic Sheep(台湾)のダブル来日公演にDYGLと共に出演。
同月、1stカセットシングル「Pop. 1979」(Miles Apart Records)をリリースし即完売。
9月には、Yuck(UK)の広島での公演、12月、Ice Choir(US|ex.The Pains Of Being Pure At Heart)、その後も多くの海外バンドの来日公演に出演。
2月、7インチ・シングル「Hateful Summer」(Sailyard|Fastcut)をリリース。
7月、UK|Derbyshireでのフェス「Indietracks Festival 2017」に日本のバンドとして唯一出演。
9月20日、3曲入CD「Thursday」を一部店舗のみ限定で販売、10月14日、YUCKとのスプリット・カセット「Yuck / Luby Sparks」をリリース。
2018年1月21日、The Pains Of Being Pure At HeartのWWWX公演にサポート・アクトとして出演。
Max Bloom(Yuck|ex.Cajun Dance Party)とロンドンで制作したデビューアルバム「Luby Sparks」が2018年1月24日に発売。
Luby Sparks『Luby Sparks』発売記念ミニライブ & サイン会
開催日時| 2018年2月23日(金) 21:00
場所| タワーレコード渋谷店8F SpaceHACHIKAI
参加方法| 観覧フリー
VIDEO| Luby Sparks “Tangerine” (Official Audio)
VIDEO| Luby Sparks “The Short Lived Girl” (Official Audio)
MV| Luby Sparks “Thursday (Album Version)” (Official Music Video)
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