新しい1年が始まりました。エンジン全開な人もスロースターターな人も、これから始まる1年をいろんな思いで過ごしていることでしょう。ミーティアがお送りする2017年1発目のMIX TAPEはズバリ「高まる音楽」。テンションが上がるとか興奮するとかイージーな感じではなく、「高まる」。自分の内側をゴゴゴゴっと大きく突き動かしてくれるような、そんな「高まる音楽」。元Doping Pandaのフロントマン、フルカワユタカさんのMIX TAPE。
♯1.face to face『Disconnected』
「よみがえる西荻、高円寺、渋谷サイクロン。」
♯2.Royal Blood『Figure It Out』
「ずっと聴けるよね。」
♯3.Basement Jaxx『Good Luck』
「テンション上がらない理由がない。」
♯4.Friendly Fires『Paris』
「お酒にはコレ。」
♯5.Phoenix『too young』
「蘇る京都メトロ。」
♯6.Sky Ferreria『24 Hours』
「グリーンインフェルノって映画に出てます。」
♯7.outkast『B.O.B』
「マシンガン。マシーン。ガン。」
♯8.Pharrell Williams『Brand New』
「天才は腰にくるのです。」
♯9.Spymob『Sitting Around Keeping Score』
「良曲はハートにくるのです。」
♯10.Sting『Bring on the Night (Live in Paris)』
「世田谷のスティング。」
PROFILE
フルカワユタカ
2005年 Doping Panda のフロントマンとしてメジャーデビュー。4枚のアルバムリリースと全国ツアー、海外を含む数々のロックフェスに出演するなど、2000年代後半を代表するバンドとしてシーンを牽引。2012年解散。今年、ソロ2枚目となるフルアルバム「And I’m a Rock Star」を3年ぶりにリリースする。
オフィシャルサイト
『And I’m a Rock Star』
約3年ぶりとなるフルアルバム。昨年発表されたミニアルバム『I don’t wanna dance』の表題曲の再録、FRONTIER BACKYARD、りぶに提供した楽曲もセルフカバー。同じく楽曲提供したCharisma.comのMCいつかがRAPで参加するなど充実の内容。
3年ぶりのフルアルバム「And I’m a Rock Star」が完成しました。
「サバク」や「next to you」ではインディーズ時代のドーパンを彷彿とするキャッチーなパンクロックを。
「I don’t wanna dance」や「プラスティックレィディ」ではみんなが一番想像するのであろう僕的ダンスロックを。
「lime light」や「can you feel」では後期ドーパンに多く登場した(僕にしか出来ない!)ファンクネスを。
「真夜中のアイソレーション」や「walk around (feat いつか[Charisma.com])」ではバンド時代にはなかった歌の世界観を。解散後発表したデビューアルバム「emotion」の頃、僕は「ドーパンと違った物を作らねば」「ドーパンを超えねば」と常に考えていました。そこにこだわりすぎたために生じた周りと自分とのギャップを埋めきれず、一人ぼっちで足踏みをするような日々が続きましたが、結局そんなちっぽけな自分を打ち破ってくれたのは、決別し無理矢理にでも越えようとしていた過去の自分でした。
去年、僕はライブでドーパンの楽曲を解禁しました。ファンや元メンバーからしたらとてもデリケートなことだったと思います。ですが、やってみて残ったのは、ただひたすら音楽が楽しいという気持ちだけでした。それはもしかして、バンド時代にもあまり感じられなくなってしまっていた感情だったかもしれません。
今春、色んな経緯と事情があり Base Ball Bear のツアーをサポートしました。ツアーを回る中、バンドを続ける事の難しさと素晴らしさを感じ、少し羨ましく、少し寂しい気分になりましたが、自分は今バンドマンではなくソロアーティストなんだと強く意識するきっかけをもらいました。僕は、過去の自分と今の自分がとても自然に繋がったこの2年間を、ありのまま表現するようなアルバムを作りライブがしたいと思いました。
タイトルの「And I’m a Rock Star」。
ずっと昔から、ライブの最後に自分を紹介するとき使っている決め台詞です。
僕は世に言うロックスターなんかじゃありません。本当のロックスターはきっと 「I’m a Rock Star」なんて言いませんから。
ただ、ファンにそう言われることはもうずっと前から嬉しいし、これからも胸を張ってそう言い続けたいと思っています。フルカワユタカ
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