《シッキン主演舞台特集~後編~》独占インタビュー”ワンクラ地方公演に活動10周年に向けて”

地方公演に10周年　これからのs**t kingzの活動

–今回会場が今までよりも大きくなり、年々舞台の規模も大きくなってきていると思いますが、地方公演も控えている今、今後の舞台活動の目標はありますか？

S　今回、色々な都市でも舞台を開催させて頂けて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいなのですが、４人で舞台を作っていく中で、世界中どこにいる人たちにも楽しんでもらえるようにと、言葉をしゃべらず舞台をやっています。一つ大きな目標としてs**t kingzの舞台を海外でやることを昔から目標にしているので、この舞台を海外でもできたらなって願っています。

–来年の今頃はs**t kingz 10周年を迎えますが、なにか10周年に向けて考えていることはありますか？

S　今は舞台に集中しているので、あまり先のことは考えていなかったんですけど、東京公演が終わったので、10周年に向けて色々計画していきます。10周年はs**t kingz祭りにしたいです！今までやってきたこともそうだし、今まで触れてこなかったようなことにもチャレンジしていきたいと思いますので、楽しみにしてください。

s**t kingzの運命を変えた出会い

–ダンスシーンを切り開いているダンスチームとして活躍していますが、s**t kingzとして活動していく中で、ダンスシーンに対してメッセージをもって活動していますか？

S　んー、特にはないですかね（笑）。でも、前も海外に行かせて頂いたときに、自分たちが出来る限り色々なところに窓口を作って、その窓口を通して日本のダンサー達が外に出ていくキッカケになればいいなっていう話をメンバー同士でしていました。舞台を成功させることによって、若手のダンサーが舞台でやりたいことを表現できる環境を作ったり、海外のアーティストを振付することで、日本のダンサーが注目されて活躍の幅が広がれば嬉しいなと思っています。

k　みんなのためにというよりは、自分たちは来たものに対して必死にやっています（笑）！必死にやった結果、そうなったら嬉しいなって感じですね。

–MEETIAがMEET（会う・出会う）とMEDIAをかけ合わせたメディア媒体になるのですが、s**t kingzにとって運命的な出会いを教えてください。

O　Shaun Evaristoかな

S　Shaun Evaristoの動画を見たことからs**t kingzが始まり、アメリカに行ったときに実際に彼に会い、そのあと、Shaun Evaristoも日本に来たりして、遊ぶうちに関係が深まってきました。その都度新しい刺激をくれる存在です。

k　Shaun EvaristoとかLyle Beniga、Keone Madridとかいまだに仲良くさせて頂いている人たちは、すごくサポートしてくれました。Lyleはレッスンを受けたあと、その動画をアップしたら動画の人気度が上がって、「後ろの日本人ダンサーは誰だ？」ってなったりとか、Keone Madridもレッスンを受けにいったら、近々ショーがあるから一緒に出ないかって言ってくれたり、温かく向かい入れてくれましたね。その素敵な出会いの始まりがShaun Evaristoでした。そういうのがすべて積み重なって今のs**t kingzがあるのかなって思います。

— s**t kingzの海外話を聞くと思うことがあるのですが、海外の有名なダンサーと仲良くなるのが早くないですか？海外に行ったときって具体的に何をすれば結果が残せるのですか？

k　手を出すのが早いみたいな？！

O　結果のことを考えるというよりは、目の前にレッスンがあるからひたすら受けますね。存在に気づいてもらいたいから、がむしゃらに前に出て踊っています（笑）。

S　そうだよね。存在に気付いてもらえなかったときのOguriのふてくされ感すごいもんね（笑）。俺を見ろー！みたいな！

O　その積み重ねと、チームで行っていたというのもあったので、「なんだ、こいつら？」みたいな感じで見てもらえるようになったって感じです。

N　向こうの人はオープンだよね。日本から来てくれてありがとうとか、今度ビデオ取りたいんだといって、突然スタジオに呼ばれて振りを詰められるだけ詰められて踊ったんですけど「で、あの動画ってなんだったの？」ってなったり（笑）。でも「楽しかったよね！」という共有が後々できるので、いい経験でした。日本にはあまりない感じですね！

–とにかく行ってみて、前に出て踊ってみなさいってことですかね？

S　そうですね（笑）！違うところにいって、刺激を受けてそこから何かを考えてみればいいんじゃないですかね。

O　今の人は多分、こういう風になりたいとか多すぎて、どう目指していいかもわからないし、近くに目標があり過ぎてその目標にとらわれちゃう人が多いかなとも思います。どうにかして早くここにいきたい！って思って近道をしがちですが、結果すごい遠回りになっちゃうって事もあると思うんです。なので、まずはがむしゃらにやっていれば必ず誰かが見てくれると思いますよ。

そして「Wonderful Clunker -素晴らしきポンコツ-」は全国へ

–今回の舞台は地方公演の開催が決定しています。地方公演開催の経緯を教えてください。

S　前回公演のときは東京をやる時点で、大阪もやることが決まっていたのですが、今回はどちらかというとメンバーも詳しく知らされてなかったんです（笑）。スケジュール抑えておいてくださいとだけ言われて…。そしたら、急に地方公演決定！ドーンって発表されて、すごく嬉しかったですね！やっぱり色々なところにいって見てもらえるのは嬉しいですし、まさかこんな色々な都市でやらせてもらえるとはって驚きました。

–ファンに対してもサプライズ発表でしたが、s**t kingzにとってもサプライズだったのですね。最後に地方公演にむけてメッセージをお願いします。

O　じゃあ俺からいきます！前回は東京・大阪の2都市で公演をし、今回は色々な場所で公演をさせて頂きます。会場によって見え方や、お客さんのノリや色々なものが違ってくると思うので、1回1回が違う公演になると思います。その変化が自分達も楽しみですし、東京公演を見た方も、また地方にきたら違った感覚で見られるのではないかなと思うので、何度でも見に来てほしいです。なんなら一緒にツアーを回ってください（笑）！本当に色々な場所で公演できるのが嬉しいです！

N　本当に楽しみでしかないです！東京公演に比べてs**t kingzを知らない人が見に来る機会が多いと思うので、そういう人たちに「s**t kingz観に来てよかった！」と思ってもらえるように頑張りたいですし、東京公演に来ていただいた方の中で地方公演も来てくれるという声を頂いているので、ぜひ色々な人を巻き込んで見にきてもらいたいですし、何度も足を運んでくれる方の期待にも応えられるように頑張ります！笑かせます（笑）！

k　前回の舞台の時も、東京の友達が「大阪で頑張っているs**t kingzが見たい！」と言って、わざわざ大阪まで来てくれたこともあったので、やっぱり、そう思ってくれる人がいるかぎり、地方でも東京でやることと変わらず、今まで東京で頑張ってきたことをおもいっきり発揮できるように、変に気張り過ぎずやりたいです。都市によってお客さんのリアクションも違うと思うので、それを楽しみながらできればと思います。お好み焼き食べた後と、博多ラーメン食べた後にs**t kingzみるのはきっと違うと思うんですよ。口のオイリー具合とか、おなかの膨れ具合とか（笑）！どの状態でs**t kingzをみるのがいいのか探ってもらえればと思います！

O&N&K　本日はありがとうございました！s**t kingzでしたー！

S　いるだろ、もう１人（笑）。

k　（笑）。どかんといけ～！

S　しゃべりづらいわ（笑）。大阪以外はどこも初めて舞台をやらせて頂く場所なので、お客さんも楽しみにしてくれていると思うのですが、舞台を見に行くんだとか予習しなきゃみたいな緊張感はいらないので、気軽にふらっときてリラックスして観て、楽しんで欲しいと思います。今回の舞台はs**t kingzの色々な側面を詰め込んだ舞台だと思っていて、ダンスだけでなく、アクティングやアドリブとかs**t kingzが持ついいところが凝縮された作品になっていると思うので、今回の舞台を通して色々なs**t kingzを知ってもらえたら嬉しいです。