今、日本で一番人気があるダンスチーム、s**t kingzの主演舞台「Wonderful Clunker ー素晴らしきポンコツー」が絶賛公演中だ。12月から長野、名古屋、大阪、広島、福岡の5都市で公演がおこなわれ、ダンスチームが主演する舞台では異例の全国6都市公演となる。
MEETIAでは2回に渡ってs**t kingzの特集を組み、話題のs**t kingzについて紹介していく。
後編の今回は「Wonderful Clunker ー素晴らしきポンコツー」東京公演のイベントレポートと公演中のs**t kingz独占インタビューを掲載!
「Wonderful Clunker ー素晴らしきポンコツー」(以下略 ワンクラ)の見どころや、s**t kingzが語るここだけの裏話も満載でお届けしよう。
《シッキン主演舞台特集~前編~》日本から世界へ!いま最も注目を集めるダンスチーム!s**t kingzとは?
セリフ一切なしのエンターテイメント 2時間ダンスで魅せるs**t kingz
約2時間の公演は一切セリフなしで進行し、ダンスとパフォーマンスで構成されている。
会社で失敗ばかりのポンコツ男がトイレの中ではスーパースターになれる。一度トイレから出れば、そこは同僚や上司にポンコツ呼ばわりされ現実逃避したくなるいつもの世界が・・・。
このようなストーリーがダンスパフォーマンスのみで観客に伝わるのだ。
圧倒的なダンスとコメディ展開に会場は笑いと歓声で包まれた。
総勢10名を超える個性的なキャラクター達が登場
トイレを舞台にストーリーが展開していくワンクラ。登場するキャラクター数は10を超える。
特に今までの公演と違うのはポンコツ男という物語の主人公がいるという点で、主人公を含めた全キャラクターをたった4人で演じるという舞台役者並みの技をダンスチームがやってのける姿は感動そのものだ。
4つのトイレを舞台に太っちょの清掃員、幽霊、和尚さんなど様々なキャラクターが展開するストーリーは、一番笑いが起きる場所でもあり、s**t kingzの表現力の高さが発揮されているシーンになっている。
そして、3人の古代ローマ人達が出てきたことにより、ストーリーは大きく動き出す。
テルマエ・ロマエのアナザーストーリー?! ヤマザキマリ書き下ろしの脚本
今回のワンクラはあの阿部寛が主演した「テルマエ・ロマエ」の作者、ヤマザキマリの書き下ろしたストーリーとなっている。
テルマエ・ロマエといえば古代ローマ人の浴場設計技師が現代日本にタイムスリップし、日本の風呂文化にカルチャーショックを受けるという内容だ。実はs**t kingzのワンクラはテルマエ・ロマエの内容をオマージュしている。
ヤマザキマリ自身も公演パンフレットのインタビューで、テルマエ・ロマエで少ししか見せれなかった古代ローマのトイレ文化を昇華させてもらったと話していることから、テルマエ・ロマエのアナザーストーリーと呼んでもいい公演になっているのだ。
ポンコツ男は突如トイレから現れたローマ人3名と古代ローマにタイムスリップすることに。古代のトイレの使い方もわからず、途方に暮れるポンコツ男であったが、ローマ人とトイレを通じて次第に仲良くなる。
そして、物語はポンコツ男とローマ人とトイレを中心に話が進んでいった。
毎公演ごとに変わるアドリブ 何度見ても笑えるエンターテイメント公演
ストーリー、パフォーマンス、音楽、どれをとっても今までとは違うものになっているワンクラ。
公演内容は東京も地方も同じ内容ではあるが、そこは生の舞台。やはり当日の空気や会場のノリなどで細かいアドリブ等も変わるのがワンクラの見どころの1つとなっている。
劇中では観客を巻き込んだ演出やキャラクターが観客席でパフォーマンスするというシーンもあるので、終始ドキドキワクワクが止まらない舞台だ。
会場が変わればアドリブも変わる。1度見た人も2回目、3回目と見続ければその違いがわかること間違いないだろう。
s**t kingzの舞台は日々進化しているのだ。
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《独占インタビュー! これを見ればさらにワンクラが楽しくなること間違いなし。》
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