12月2日~4日にかけて日本で初開催された、コミコン。
MEETIAでは『エンターテイメントとテクノロジー』というテーマのもと、コミコン会場にて突撃取材を敢行!
ヴァーチャル・アーティスト『IA(イア)』のライブ上映に参加、ワンマンの模様を鑑賞してきた。その模様と、後日行ったメールインタビューを併せてお届けしたい。
IAライブを鑑賞!~広がるヴァーチャル・アーティストの可能性
(上映スタート前の会場の様子)
コミコンのメインステージで開催されたのがボーカロイド・IAによるワンマンライブ「IA 1st Live Concert in Japan “PARTY A GO-GO“」のライブ映像の上映。
『カゲロウプロジェクト』の代表曲の多くに使用されている、ボーカロイド『IA』は2017年1月で発売五周年を迎える。
ライブビューイングの開始前には、客席のファンにスタッフよりピンク色のペンライトが配られた。ライブが始まると会場はIAのファッションのキーとなるカラーでもあるピンク一色に!
人間の世界から遠く離れた宇宙を思わせるオープニング映像が流れた後、IAが登場!
ライブの一曲目を飾ったのは『カゲロウプロジェクト』で知られるじんが作曲を手掛けた『Inner Arts』!
(天使の羽を着けた、IA。透き通るような肌の質感が美しい)
天使の羽根を着けたIAの3DCGは非常に美しい。
天使の格好をしているくらいで、ステージのIAには生身の人間とは異なる独特のシンボル性があって、実際ちょっと神々しかった。
それでいて、髪のなびき方一つとっても自然できちんと壇上に実在感が生まれている。
三曲目『SEE THE LIGHTS』ではIAの全身からぶわっと光が溢れるような演出が行われた。
こうしたCGならではの高度な映像表現と、「実在感」を同時にステージ上に表出させることが出来ることもまたヴァーチャルアーティストのライブの特性かもしれない。
(TeddyLoid、バックダンサーとIAは壇上でセッションを繰り広げる)
五曲目はTeddyLoidが制作に参加した、『Shooting Star』!
歌うIAがやや伏し目がちになるその一瞬の表情に、ドキッとする。生身の女性ボーカリストを目にしているようなリアリティが顔つきに宿っていて、ヴィジュアル表現としての純粋なレベルの高さに驚く。
ステージに登場したTeddyloidは同曲の演奏中、パッドを操作してセッションを披露。またバックダンサーの面々はIAと肩を並べ、一糸乱れぬダンスを行った。
3DCGを単にステージに投影するだけではなく、ヴァーチャルアーティストの「生」のライブとしてステージにグルーブ、そして興奮を生んでいく。そういった意思が感じられる演出だった。
(ヴァーチャルアーティスト、生身の人間の息はピッタリだ。)
コミコン会場で上映されたワンマンライブ「IA 1st Live Concert in Japan “PARTY A GO-GO“」に込めたこだわりとはどのようなものだったのか。
(ギター演奏を披露するIA)
ヴァーチャルアーティスト、IAに込めた思いとはどのようなものか。
後日、メールインタビューという形で開発元である1st PLACE社代表、プロデューサーの村山久美子氏にヴァーチャルアーティスト・IAに込めたこだわりについて話を聞いた。
次のページはIA開発元・1st PLACE社代表、プロデューサー・村山久美子氏インタビュー!
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