後ろにいるメンバーから「僕ここで歌うの?」みたいなものをワナワナ感じる時はあります（笑）
――どんどんみなさんのキャラクターが分かってきました（笑）。次に『SUMMER TRIP』の楽曲について聞きたいのですが、その前にみなさんのパフォーマンスが作られる過程を聞いてみたくて。まず、FlowBackは全員がメインボーカルというのが特徴ですが、歌割りとかってどうやって決めているのですか？
TATSUKI : 全員、プリプロ（レコーディング前の仮録音）の時に楽曲を全部覚えて、1人づつ歌います。その後にディレクターの方が、メンバーの歌声にマッチしたところを選出して歌割りが決まりますね。
――出来上がるまで誰がどこを担当するかはわからないんですね。TATSUKIさんは振付も担当してますが、作ってて大変なことはありますか？
TATSUKI : 作る側としては自分が振付に入っているのが大変です。5人ならではの構成とか移動含めて考えるのが難しいんですよ。でも、曲を聞いた瞬間に振付のイメージがパッと浮かぶ時もあって、5人それぞれのパートでそのメンバーがよく見えるように意識してます。
――他のメンバーから「TATSUKIくん、ここのパートはもっと前で歌いたいんだけど」みたいな要望とかないんですか？
TATSUKI : 全然ありますよ（笑）。直接言われるわけじゃないですけど、後ろにいるメンバーから「僕ここで歌うの?」みたいなものをワナワナ感じる時はあります（笑）
全員 : （笑）
TATSUKI : 僕ここで歌うんだみたいな（笑）。でも、歌う人がセンターにいるという構成は自分の中ではあまり面白くないと思っていて、色々な位置に散りばめてますね。
――振付はメンバーと意見を交わしながら決めていく時もあるんですか？
TATSUKI : そういう時もあります。例えばREIJIがハマってる動きがあるらしく「これ入れて！」っていうのをギャグでやるんですけど、それをうまいこと振りに変えて入れたりとか。
――REIJIさんのハマってる動きってどういうのですか？
REIJI : 実際に披露してくれました(画像参照)
TATSUKI : DA PUMPさんがやってるような"いいねダンス"(シュートダンス)とかじゃないですけど、意外にこういうのがバズるんじゃないのって感じでREIJIがこれをやりたいって言ってて（笑）
REIJI : （笑）。勝手にやっちゃったんですけど、そしたら振付に入れてくれて。
TATSUKI : これ名前なんていうの？
REIJI : これはテキサスっていうの。勝手に命名しました！
全員 : （笑）。テキサスはやばい（笑）
REIJI : テキサスまで行こうぜっていう（笑）意味も込めて。自分たちで作ってるからこそ実現できることなので、ありがたいと思ってます。
TATSUKI : テキサスの振付は『SUMMER SONG』に入ってるので要チェックです。
FlowBackが『SUMMER TRIP』の楽曲たちを語る! それぞれの楽しみ方とは？
――続いて楽曲のお話を聞かせてください。１曲目は『Let’s Get Together』ですが、まさに始まりにぴったりな楽曲ですよね。
TATSUKI : イントロが夏が始まるぞっていう感じなので、もうこれは１曲目だなって。夜のクラブでノれるようなパーティーチューンですし、みんなでノリノリになれる曲です。
JUDAI : 僕の勝手なイメージとしては、学校が終わって「明日から夏休みだ！ よっしゃー」って感じでみんなで駆け出す感じです。
MASAHARU : 最後のフレーズで「始まるパーティー」って歌っていて、ここから始まっていくのが伝わりやすいと思います。
REIJI : ライブ中にタオルを回して盛り上がる曲なので、ぜひ一緒に盛り上がって欲しいですね。
――今作は『イケナイ太陽』と『SUMMER SONG』をカバーしましたが、カバー曲に選んだ理由を教えてください。
TATSUKI : 夏というテーマで考えている時に、FlowBackがやらないような曲をカバーしたいという話になって、カバーさせてもらうからには原曲やアーティストさんの色をうまいこと自分たちの色と混ぜて新しい色を生み出したいと考えてました。
ORANGE RANGEさんの『イケナイ太陽』は、学生時代にめっちゃ聴いてたのでテンションも上がりますね。あと、FlowBackってファンのみなさんと一緒にわちゃわちゃできる曲って少ないんですよ。それこそ『Let’s Get Together』と『Be Mine』とかなので、みんなで盛り上がれる曲が増えたのもよかったです。
――『イケナイ太陽』はSNSでリリースイベントの動画が拡散されていますよね。ABCダンスも話題になってますが、反響はどうですか？
あまがさきキューズモールにて
リリースイベント二部
ありがとうございました！真夏のような暑さだったけど
みんなの熱気が勝ってたね！
そーゆーの最高だぜ！イケナイ太陽の動画を
じゃんじゃん拡散して
楽しいの輪を広げてこー！#FlowBack #サマトリREIJI pic.twitter.com/GtoQg92jSY
— FlowBack (@FlowBack05) June 24, 2018
TATSUKI : 反響はいいですね。リリースイベントの時にたまたま通りかかった人も、聴いたことある曲だという感じで足を止めてくれます。サビのABCダンスもお客さんが一緒にやってくれるので嬉しいです。
JUDAI : 嬉しいよね。でも、ABCダンスって地味にBが大変なんです（笑）
REIJI : AからのBがムズい（笑）
JUDAI : 手がつりそうのになるよね。
FlowBack 『イケナイ太陽』（カバー）Official Dance Practice
――一方、YUIさんの『SUMMER SONG』は女性の曲です。
JUDAI : 曲の世界観も歌い方も女性目線ですけど、僕らは男目線で歌うことができるので、そこはYUIさんとの根本的な違いですし、自分たちの色をどうやって出そうかと意識して歌ったのでそういう部分も注目してほしいですね。
――続いてインディーズ時代の1stシングルだった『AfterRain』はどうですか？ 今だからこそ改めて思うことはありますか？
TATSUKI : 改めていい曲だなって思います。自分たちのお気に入りの曲ですし、ライブでも肝になるところで歌う曲なので大事にしていますね。この曲は失恋ソングなんですけど、ファンのみなさんのことを歌った曲でもあるんですよ。インディーズ時代と応援してくれてる方も変わりましたし、ファンも増えているので、そういう中で歌うとまた違った感情が込み上げてきます。
もしかしたらあの時応援してくれた子はもうFlowBackを見ていないかもしれないけど、でも後悔したくないから今を全力でやるよっていう意味も歌詞に込められてるので、困難があっても応援してくれた人がいたから一緒にやってこれたという気持ちを一番に伝えたい曲です。
――続いて『Be Mine』はどうですか？
MARK : FlowBackの曲は全部好きですけど、一番この曲が好きです。この曲もライブでファンのみなさんと一緒に振付をしてもらう曲なんですけど、ウェイウェイというノリではなくて、スタイリッシュに一体感になる振付なのでそういうところも好きなんですよね。
――パーティーの終わり感が出ている『See you again』はどうですか？
REIJI : この曲は１番をMASAHARUくんと僕、２番をTATSUKIとMARKが歌っていて、4人ボーカルがいるからこそ表現できる歌い方をしています。他の曲に比べて聴いてくれる方に寄り添えるように優しく歌っているのでそういう部分も感じてもらいたいですね。
――最後に『Wake Me Up - 2018 ver.』ですが、JUDAIさんのラップのフロウが違いますよね？
JUDAI : レコーディングした時はまだ"2018 ver."っていうタイトルが決まってなくて、タイトルのイメージではなくトラックを聴いてラップを入れました。原曲に比べて夏っぽいし、軽快なハウスっぽい大人なサウンドに感じたので、跳ねる感じを意識してラップしてます。
――この曲はFlowBackに多くの楽曲を提供しているHIRO（Digz, Inc. Group）さんが作ってくれた楽曲ですよね。みなさんは自身でクリエイティブもやるアーティストですが、同じクリエイティブに生きる者同士HIROさんとお話したりするんですか？
TATSUKI : お会いした時は、どういう音楽聴いているのかとかFlowBackとしてどういう音楽をやりたいのかとか話しますね。
JUDAI : 関わっている曲数と時間も長いので、メンバーの声の特徴を理解してくれていて、レコーディングでもHIROさんが求めてる歌声を最大限に引き出してくれます。
MARK : プライベートでもご飯を一緒に食べに行かせてもらったことがあるんですけど、FlowBackの音楽性のビジョンとかもHIROさんなりに考えてくれてて、FlowBackは今度こういうことしたら面白いんじゃないってアドバイスしてくれたり、あとはトレンドに敏感な方なので、僕もファッションはトレンドを取り入れたいと思ってるので衣装のことでお話したこともあります。僕たちのことを考えてくれてますね。
次ページ：FlowBackが東名阪ツアーの意気込みを語る
SHARE
Written by
ミーティア公式ラインアカウント
ミーティアの最新情報をお届けします!
