美しいパーツで構成された10アイヴァン初のセルロイドモデル
“美しい”と表現される道具には使い手を高揚させる魅力が備わっていると思いますが、EYEVANブランドの最高峰〈10 eyevan(10アイヴァン)〉のアイウエアはまさにそれを体現できるアイテム。
「美しい道具は美しいパーツの集合体である」という考え方から生み出される〈10 eyevan(10アイヴァン)〉には、アイウエアを構成するテンプルやリム、はたまたネジ一つ一つのパーツごとにデザイナーが求める美しいと感じるデザインが追及されており、〈10 eyevan(10アイヴァン)〉の眼鏡を愛用している著者の私から見ても不思議な魅力を感じる眼鏡だと思います。
そんな〈10 eyevan(10アイヴァン)〉から、ブランド初のセルロイド素材のアイウエアコレクションがデビュー。
今世の中に流通している眼鏡素材の主流はアセテートですが、セルロイドはアセテート生地よりも弾性に富み、硬質で独特な艶と美しさが特徴の素材で、今回採用された特別なセルロイドは、今となっては貴重な状態の良いデッドストックと適正な強度と変形しにくい硬さを出す為に十分に寝かした素材。
そして新たなパーツとして加わったのが、分銅の形状をモチーフにしたS925とK18のエンドチップ、甲丸な表面の裏面に10の刻印を刻んだテンプル芯、βチタントルクスネジを受ける厚みのある頑強なチタン製の丁番、シェルパットを固定する瓢箪型の台座を持つクリングスアーム、80年代の日本製のコンセントがデザインソースとなったS925の飾りカシメの計5型。
どのパーツも他とは一線を画す美しさを兼ね備えた魅力的な新たなパーツに仕上がっており、特別なセルロイドの組み合わせはまさに至高の逸品と呼ぶに相応しいオーラをまとっているように感じます。
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