みんな久しぶりだな!
8月2日 「超ライブ×戦極 U-22 MC BATTLE presented by Dreamusic・」は見てくれたかな?
若いラッパーたちが本気でぶつかり合う熱いMCバトルが繰り広げられてたよ。見ていておれも熱い気持ちになったよ。さて、7月から始まったMBH、前回は、MCバトルの歴史を紐解いいたが、第3回目の今回はラップのやり方を簡単に説明しよう。
最初はとにかくラップを始めちゃうことが大事
まず、ラップっていうのはビートに合わせておしゃべりをするのが基本中の基本。ビートに合わせるっていうのは、大縄跳びをイメージすると分かりやすいんですけど、縄跳びって変なタイミングで飛び込んじゃうと跳べないじゃないですか。それと同じでビートにも入るべきポイントがあるんですよ。そういう感じで、とにかく音に合わせて「俺の名前は◯◯だよ!」とかしゃべってみる。それに続いて、自分の出身とか、どういう風に育ってきたかとか、今やってる仕事とか、自己紹介をする。そういう「俺はこういうヤツなんだけど」というラップに対して相手が「じゃあ、俺はこういうヤツで」って返す。そうやって会話を続けていく。もちろん、韻とかフロウとか意識しなきゃいけないことはあるけど、そんなのは会話ができるようになってからの話。
だって、いきなりリズムに乗って韻を踏んでくださいって言われてもできないじゃないですか。だから、最初はとにかくラップを始めちゃうことが大事。
「ベッキー ゲスの極み、失恋して胸の痛み」
会話ができるようになってくると、自分があまりにも下手だなってことに気がつくわけです。プロのラッパーがやってることとは明らかに違う。そこで韻を踏むことを考えるんです。例えば、2小節の最後に韻を踏むとして、最初が「俺の名前は晋平太」だったら、“晋平太”で韻を踏める言葉を探していく。その思いついた言葉に合わせて文脈を考える。「俺はフレッシュ まるでティーンエージャー」とか「侵略する まるでインベーダー」とか。要は、先にゴールを決めてその間を埋める言葉を瞬時に考えていくっていう作業なんですよ。そうすることで文脈が通って、理路整然としたラップになっていく。それができたらほぼゴールです。最初は意味なんてなくていいから、とにかく韻を踏んでみてもいい。韻の踏み方の練習としては、中吊り広告なんていいですよ。
あれなんてパンチラインがいくつも載ってるじゃないですか。例えば、「ベッキー ゲスの極み」だったら、その後に「失恋して胸の痛み」みたいに続きを考えて文章にするんですよ。そういうことを僕はずっとやってますね。
フリースタイルラップって一見すると難しそうに見えるけど、そんなに難しいことじゃないですよ。中高生とかこれだけ多くの人がやれてるし、そもそもそんなに難しかったらこんなに普及してないですから!
今回はここら辺で、「超ライブ×戦極 U-22 MC BATTLE presented by Dreamusic・」 8月14日にCLUB JOULEで大阪公演開催するからこちらも注目してくれ!
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