本連載はSASUKEの北清水裕太とmeetiaの野村による、対談形式のダークソウルを中心としたゲームに関する連載になっていく予定です。
ダークソウル:
『DARK SOULS』(ダークソウル)は、フロム・ソフトウェアが発売したPlayStation 3用アクションRPG。非常に難易度が高く、中毒性も高いゲーム。今年、PS4で続編にあたるダークソウル3が発売されている。
北清水雄太:
奥山裕次と北清水雄太からなる【サスケ】は高校時代の同級生で、埼玉県出身。2000年に結成。大宮駅前ストリートライブを中心に都内や北関東で精力的にライブ活動を行う。代表曲は「青いベンチ」。
野村:
MEETIA(meetia.net)のディレクションや東京銭湯(tokyosento.com)などを運営。北清水さんとはモンハン、ダークソウルなどを通じたゲーム友達。元ゲームデザイナー。
_______________________
野村: さて今回から始まる連載な訳ですが、我々が仲良くなるキッカケにもなったと言えるゲームを取り上げてね。
北清水: うんうん、『ダークソウル』ね。
野村: これ最初は北清水さんにコラムを書いてもらうはずが「いや野村さんも一緒に好き勝手喋ろうよ」って言われて(笑)。
北清水: 普段のうちらのファミレスでのダークソウルトークを記事にしちゃおうって(笑)。
野村: そんなわけでよろしくお願いします。
北清水: よろしくです。
野村: まずはこの連載のタイトルが…「青いベンチの誓約」!(笑)。
北清水: (笑)これ秀逸だよね。
野村: サスケの代表曲である「青いベンチ」と、ダークソウルでお馴染みの「誓約」を合わせちゃうという。
北清水: おそらく胸キュンで甘酸っぱい誓約なんだろうね(笑)。
*誓約:ダークソウルの世界では誓約を誓うことで、ゲーム内での行動やルールに変化がもたらされる。
野村: そんな誓約なら交わしたいわ(笑)。で、まぁ好き勝手喋ると言ってもアレなんでダークソウル人気の大きな要因でもある「RTA動画」を観ながら進めようかなと(パソコンで動画をスタート)。
*RTA動画:リアルタイムアタック動画。素早くゲームをクリアする動画のこと。
北清水: お、始まった。
野村: ちなみにダークソウルとの出会いってどんな感じだった?
北清水: えーとね、たまたまコンビニに発売前の予約受付のポスターがあってさ。なんか妙に惹かれたっていうか、これは歯ごたえありそうなゲームだなと思って(笑)発売日に買って。
野村: じゃあなんの情報も知識も無く始めたんだね。それでゲーム開始早々にまずいきなりのこいつですよ。
北清水: うわ、出たー。不死院のデーモン!
ここでまず「え、ラスボスでしょこれ?」って程のインパクトだったよね。
*不死院のデーモン:ダークソウル最初のボス。やばい
野村: そうそう(笑)あ、このゲームやばいなってなるよね。
北清水: で、なんとかこいつを倒してからの道中でのザコ敵がまた強い!
野村: ダークソウルが「死にゲー」と言われる所以の1つでもあるね。
北清水: ここまで難易度の高いゲームも初めてだったし、数の暴力みたいなのも強烈だし。
野村: そうなんだよね。三国無双とかモンハンのノリでいったら、瞬殺されるっていう(笑)
そして動画は次のボス、牛頭デーモンですが。
北清水: こいつもキツかったなぁ。
野村: 勝てるって思っても後ろから弓矢飛んできたりね。
北清水: そこで「あ、まずはあっちから倒さないとだ」って学んで勝利に一歩一歩近づいていくプロセスがダークソウルにはある。負ける時には必ず理由があるしね。
野村: そこは謂わゆるレベルデザインって呼ばれる部分だったり、マップデザイン、敵の特徴をデザインしていくところもだけど、要するに納得感のある死だと人は続けられるけど、それが無いとただの不条理だからね。
北清水: なるほどね。その点ダークソウルには勝利にも敗北にも理由とか確信がある。
野村: うん。まぁ、黒騎士とかは俺あんまり納得出来なかったけどなぁ(笑)
北清水: 序盤のマップで配置しちゃダメなヤツだねあれは(笑)
*黒騎士:とても強い騎士。初めて会ったプレイヤーを絶対殺すマン。
野村: アノロンのさ、あの梁を登っていったところの。
北清水: いたね!道塞いでるヤツと、弓矢打ってくるヤツがいて。焦って落下死っていう(笑)
野村: そうそう(笑)ラジクラ頼りのポイント。
*ラジクラ:ラージクラブ。ダークソウルの武器である。脳筋といわれる筋力偏重のプレイヤーが好んで使う。
怯みを取って、力で押す感じで。
北清水: そういうのもやりながら気付いていくんだよね。死にまくりながらさ。
野村: そして動画に話しを戻すと、鐘のガーゴイルですよ。
北清水: ここは二体に増える絶望感(笑)
野村: あとやっぱりダークソウル1といえば松脂が強力だよね。
*松脂=黄金松脂。武器に塗ることで電撃をまとう。
北清水: 序盤は特に武器も弱いしね。飛竜の剣っていう救済武器的なものはあるにせよ。
野村: クラーグのところまでがかなりきついからなぁ。最初は慣れてないっていうのも含めて。
北清水: そこでかなりのプレイヤーが心折れて脱落すると思うもん。ほんと、人を選ぶゲームではあるかもしれない。
野村: ただね、それを超えた時にね。
北清水: うん。ボス倒した時とかのあのアドレナリンはダークソウルでしか味わえないんじゃないかと(笑)みんなの壁、「オンスモ」とかね。ソロで初期体力縛りだったし、100回以上挑んで倒した時には深夜に部屋で絶叫したもんなぁ(笑)
*オンスモ:オーンスタイン&スモー。ダークソウル1の象徴的な二人組のボス。
野村: わかるわ(笑)ちなみにダークソウル1で特に好きなNPCって誰かいた?
北清水: あー、そこは俺はジークマイヤーとかかな。
野村: はいはい(笑)玉ねぎ剣士の。
北清水: あれ、ジークマイヤーの兜の目の穴のところをカメラワークでうまく覗くと素顔がチラッと見えるっていう。
野村: へぇ。それは知らなかった。
北清水: しかも意外とイケメンっていう(笑)
野村: そうなんだ(笑)NPCについてはまだまだ盛り上がりそうなんで、次回はそのあたりもたっぷり話せたら。
北清水: そうだね。まだまだ全然話し足りないわ(笑)
野村: という訳で今回から始まった「青いベンチの誓約」。引き続きよろしくお願いします。
北清水: 次回もよろしく!
SHARE
Written by