強烈な名前とは裏腹に耳触りのいいメロディーと有機的な歌詞で聴く人に寄り添うユニット、変態紳士クラブ
変態紳士クラブはラッパーのWILYWNKA(ウィリーウォンカ)、DEEJAYのVIGORMAN(ビガーマン)、プロデューサートラックメイカーのGeG(ジージ)によるジャンルレスユニットです。2017年に結成され、メンバーは3人とも大阪在住。「すきにやる」は代表曲になりました。
変態紳士クラブとは?
WILYWNKAとVIGORMANは10代から遊んで過ごす仲だったのですが、いつからか2人と交友があったGeGも一緒に遊ぶようになり、変態紳士クラブが形作られました。3人は今でも制作のない日に一緒に食事をしたり、飲みに行ったりするほど仲がよく、その場で話したことが曲になりそうなら次回のレコーディングで曲に起こすなど、遊び場のような感覚で音楽を作っているそうです。
WILYWNKA
1997年生まれのラッパーで「高校生ラップ選手権」で名を馳せました。
SEEDAからは「ビートに対して言葉が合っている」と評価を受けており、ANARCHY主宰のレーベル1% からデビューしています。2019年9月20日に2nd アルバム「PAUSE」をリリースしました。
VIGORMAN
大阪府堺市出身。WILYWNKAと同じく1997年生まれのDeejay(レゲエの歌い手のこと)です。レゲエシーンに於けるMCバトル「DeeJay Clash」で賞を取るなど、地元の大阪を中心に活躍しています。2016年にはレーベル「Pocket Dank Factory」をスタートさせ、2019年8月30日に1stアルバム「SOLIPSISM」をリリースしました。他にはSHADYやShurkn Papなど様々なアーティストの客演も果たしています。
GeG
兵庫出身。ネオレゲエバンドYard Vibes Bandのメンバーでもあります。
プロデューサーでありトラックメーカーでもあるため、様々な役割を担っています。2019年8月7日にはオールプロデュースの作品「Mellow Mellow~GeG’s PLAYLIST~」をリリース。また3月4日には「I gotta go feat kojikoji&WILYWNKA&Hiplin」を配信限定でリリースしました。
変態紳士クラブは2017年発足の新レーベル”PLAZMA RECORDZ”よりデビュー。
1st EP「ZIP ROCK STAR」をストリート限定で販売していましたが、好評だったため2017年11月22日に全国流通発売になりました。
2019年にはツアー「変態紳士舞踏会TOUR 2019」を開催。唾奇やBASIといったメンバーと交友関係にあるアーティストたちも参加し、話題になりました。
メンバー各々のソロアルバムがリリースされ個人の活動にも注目が集まるなか、2020年2月2日に配信限定でリリースされた「DOWN」で早くもトイズファクトリーからメジャーデビューしました。 また同日、新木場STUDIO COASTでワンマンライブ「変態紳士舞踏会 -2222-」を開催。GeGプロデュースによるフルバンドで構成されており、変態紳士クラブ以外のメンバーは井上惇志(KEY/showmore)、KenT(SAX&KEY/Soulflex)、RaB(Dr/Soulflex)、Funky D(BASS/Soulflex、Yard Vibes Band)、Tatzma the Joyful(G/Yard Vibes Band)、KKJ(G/Juicy Hip Apartment)の7人が出演。豪華なメンツで圧巻のライブを披露しました。
4月30日には2nd EP「HERO」を配信限定リリース。iTunesのアルバムランキングでJ-POP 1位、総合2位にランクインしました。表題曲「HERO」はテレビ東京系番組「流派-R-since2001」の5月オープニングテーマに、「YOKAZE」は6月度オープニングテーマに抜擢されました。
その後6月にはライブツアー「変態紳士クラブ 全国TOUR 変態紳士舞踏会-“HERO” TOUR 2020-」が開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期に。
代わりにYouTubeチャンネルにて「YOKAZE」のMVが公開されファンを喜ばせました。
現在アナウンスされている直近のライブは8月30日にエスフォルタアリーナ八王子にて開催される「TBSラジオ主催 夏の魔物2020 in TOKYO」に出演予定です。
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