RPG全盛期に投げられた痛烈なアンチテーゼ。プレステ時代の名作『moon』がSwitchで配信開始
1997年に発売されたプレステ時代の名作タイトル『moon』。10月10日、その完全移植版がSwitchにて配信開始となりました。待望の復刻に20年来のゲームフリークは歓喜。各所で大きな反響を呼んでいます。
【だいじなおしらせ】遂に10月10日じゃ!
Nintendo Switch『moon』配信中じゃぞい!
感無量じゃのぅ
謎がとけなくてもめげるんじゃないぞい!
でも眠くなったら無理せず寝るんじゃぞ!
公式HP:https://t.co/nViNEitiiW
eShop:https://t.co/Ax7GUjPVCj#OnionGames #moon #ムーン #ラブデリック #lovedelic pic.twitter.com/V3dd7SOg8w— オニオンパパ (@OnionGames_Papa) October 9, 2019
『moon』とは、どんなゲーム?
『moon』は1997年、ラブデリックによって開発、アスキーから発売されたプレイステーション用ゲームソフト。プレイヤーは、ゲームの世界に吸い込まれてしまった少年となり、勇者(RPGの主人公という位置づけ)に倒された魔物の魂を救済する旅に出る。
発売当時、放送されたCMでは、「もう、勇者しない。」をキャッチコピーに掲げ、全盛だったRPGというジャンルの慣例的な行動を痛烈に風刺した。デザイン全体でRPGへのアンチテーゼを内包していた同作は、「アンチRPG」をテーマとした作品だとされている。現在では、“moonイズム”を継承したゲームタイトルを目にする機会も少なくない。20年経ったいまでも「思い出の1作」に掲げるゲームフリークは多く、リメイクが待ち望まれていた中での今回の完全移植となった。
今回のリメイクでは、オリジナル版スタッフを再度集結し、完全監修。夢にまで見た『moon』の世界が、美しいグラフィックで再現されている。当時ディスク容量の都合でモノラルにせざるを得なかった音声をステレオへと変更したが、それ以外に変更点・追加要素は含まれていない。また、オリジナル版は国内のみの販売であったが、リメイク版は英語版の配信を予定しているという。
It's true! Onion Games is bringing the cult-classic "anti-RPG" MOON to the Nintendo Switch…
… in English for the very first time!
The game will be out in Japan on October 10th, and available in English worldwide… not too long afterward!
Read more: https://t.co/GCvU7ND4nv pic.twitter.com/MwMb6upTkQ
— Onion Games (@oniongames) September 4, 2019
About moonRPGを遊ぶ時、ふと疑問に思ったことはありませんか。
「なぜ勇者は世界中のモンスターを皆殺しにするのか?」
「なぜ勇者は勝手にタンスをあけて人の家からアイテムを盗むのか?」
誰もが感じるRPG世界の奇妙な出来事。このゲームではそんな見慣れた
RPG世界を新たな視点から味わうことができるのです。
Story
月の輝く或る夜、ひとりの少年がテレビの中に吸い込まれてしま
います。少年が落ちたのは、とあるゲームの世界「ムーンワール
ド」。少年は勇者が経験値稼ぎのために殺したアニマルの魂を救済した
り、奇妙な住人達の生き様をのぞき見て、世界中の「ラブ」を集め、
成長していきます。そう、このゲームは戦いではなく「ラブ」によって
レベルアップするのです。
「さあ、あなたの力で扉をあけて。」
「完全移植版」発売までの経緯と、今後の展開
1997年10月16日、満月の日を狙って「オリジナル版」がリリース
1998年11月5日、満月の日を狙って「廉価版」がリリース
2019年9月5日、Nintendo Directにて完全移植が発表
2019年10月10日、約22年ぶりに「完全移植版」がリリース
今後、英語版としてローカライズし、海外でもリリース予定
moon
オニオンゲームス
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