2019年11月2日と3日に開催されるライブイベント DOVETAIL S/N 002 。木材をつなぎ合わせる“ありつぎ”を意味しており、新時代の音楽シーンを牽引するアーティストたちの絶妙なコラボレーションにぴったりのネーミングではないでしょうか。今をときめく出演アーティスト達もご紹介していきます。
謎に包まれたライブイベントDOVETAIL(ダブテイル)とは
2019年1月に恵比寿リキッドルームで開催されたライブイベント「DOVETAIL(ダブテイル)」。今をときめく5組のアーティストが出演したこのライブ企画の第2弾が、2019年11月2日、3日に開催されます。すでに最速先行チケットは発売開始3時間でソールドアウトしており、注目度もかなり高めな様子。そこで、この記事ではヴェールに包まれたニューカマーのイベント「DOVETAIL」を徹底解剖していきますよ。
そもそも「DOVETAIL」って、私にとってはあまり聞きなれない単語でした。どういう意味なのかちょっと気になりますよね。イベントを担当した田中さんに聞いてみたところ、このような答えが。
もともとは、木材を継ぎ合わせる「組み手」のことをいいます。日本語でいうと「ありつぎ」という意味です。そこから派生して「ピッタリとはまる、緊密につながり合う」という意味があり、アーティスト同士の連携が見えるイベントとしては最適だと思いました。
つまり、アクトのアーティストたちがそれぞれパズルのピースのように、ぴったりと組まれていくようなイメージで名づけられたということ。なんとなく、きれいに組まれた温かみのある木目が頭の中に思い浮かんで、イベントの全体的な居心地の良さが彷彿とされます。
また、日本では「セットネック」と呼ばれるギターのネックを接着する方法を、アメリカでは「DOVETAIL」と呼んだりもするのだそう。音楽用語としても当てはまっており、遊び心も感じられます。
出演陣が共有するのはグルーヴとポップ
前回、かつ初回でもあった2019年1月開催時には、WONK、MELRAW、SIRUP、CRCK/LCKS、ものんくるの5組が出演。彼らに共通していたのは、日本のポップシーンで若手としてジャズやR&B系をからめた音楽シーンの第一線で活躍している、という点です。出演陣のほとんどは、音楽のルーツとしてジャズに触れており、メロウさやテンポ感にも共通した心地よさを感じます。
また、担当田中さんによれば、互いに尊敬できる、また意識しているアーティスト同士のブッキングによって、シーン全体の盛り上がりやボリュームを表現することもねらいの一つなのだそう。ポップシーンにジャジーでメロウな要素を加えたアーティストたちが一堂に会する場が、このDOVETAILなのです。
今回は、前回に引き続きWONK、SIRUP、CRCK/LCKS、ものんくるの4組に加え、PAELLAS、踊Foot Works、TENDRE、そしてAAAMYYYの8組の出演が決定しています。ここで、もう皆さんご存知だとは思いますけど、新たに今回出演するアーティストの方々をご紹介していきます。
PAELLAS
PAELLAS(パエリアズ)は、ボーカルのMATTON、ベースのbisshiを中心に大阪で結成され、2014年に東京で現在の活動をスタートした4人組のバンドです。2017年8月に公開した『Shooting Star』MVは、わずか3日で10万回再生を記録するなど、高い注目度を誇っています。
AORを思わせる、流れるようなテンポに重なっていくハイトーンのボーカルが、心地よいサウンドをつくりだします。
踊Foot Works
一度その文字面を見たら忘れないくらいにキャッチーなバンド名、踊Foot Works。
現在は、ラップのPecori、ギターのTondenhey、コーラスのfanamo’、そしてベースのSunBalkanの4名で活動しています。
2019年3月にはOKAMOTO’Sのドラムス、オカモトレイジを(なんとボーカルとして!)フィーチャーした「GOKOH feat. オカモトレイジ」をリリース。90年代後半〜ゼロ年代のJ-POPっぽいラップを織り交ぜたグルーヴ感がたまりません。
TENDRE
2009年に結成された3ピースバンド、ampelでベースボーカルを務める河原 太朗によるソロプロジェクトがこのTENDRE(テンダー)です。ややミニマルながら洗練されたメロディと、飾らないボーカルが絶妙なメロウを生み出しています。アー写としても印象的な「DOCUMENT」MVをどうぞ。
AAAMYYY
2018年にはTempalayのメンバーとして正式加入したAAAMYYYは、先ほど紹介したTENDREのサポートシンセや踊Foot Worksとのコラボなども行なっているシンガーソングライター兼トラックメイカーです。あるときKANDYTOWNのRyohuのサポートとしてのAAAMYYYをみて、透明感のある歌声と中毒性の高いメロディに大ハマりしました。それがこの曲「BLUEV」。
チキチキ感とスローなテンポさがトレンドを抑えつつ、オリジナリティある音楽性に仕上げられています。さらに、息を飲むようなクリアなボーカル。でっかい旧式のiMacを使っていたり、なんというか、もう、好きです。
リスナー側からすると、グラス片手にいつまでも体を揺らしていられそうな面々のライブイベント、それがDOVETAIL。こんなピースフルな空間で、リラックスしながら秋の夜長を過ごしたりして。
さらに、前回に引き続き今回もサプライズのコラボレーションを用意しているんだとか! どんなクロスオーバーが実現するのでしょう。想像するだけで、ただただ最高です。
【DOVETAIL S/N 002 ライブ情報】
[公演日時]
2019年11月2日
出演アーティスト:WONK、PAELLAS、ものんくる、踊Foot Works
2019年11月3日
出演アーティスト:SIRUP、CRCK/LCKS、TENDRE、AAAMYYY
[料金]
1DAY ¥5,800
2DAYS ¥10,800
[場所]
恵比寿リキッドルーム
[公式HP]
https://www.dovetail.tokyo/
【ローソンチケット独占先行販売START!】
7月24日(水)12時〜
https://l-tike.com/dovetail201911/
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