サカナクションやflumpoolのオープニングアクトも務める、実力派4人組ロックバンド「THE ORAL CIGARETTES(ジ・オーラル・シガレッツ)」。2010年の結成以降、その迫力あるライブパフォーマンスが話題となり、関西から着実にその名を全国に轟かせている大注目のロックバンドだ。今回は彼らの楽曲に込めた想いをご紹介していこう。
MASH FIGHT第一回グランプリ受賞バンドの実力とは一体。
THE ORAL CIGARETTESは、2012年に開催された「MASH FIGHT」にてグランプリを受賞した実力派ロックバンドである。「MASH FIGHT」とは、「MUSICA」「A-Sketch」「SPACE SHOWER TV」「HIP LAND MUSIC」といった、音楽シーンをけん引する4社共同出資により発足した株式会社「MASH A&R」が開催するオーディションである。選出されたアーティストはなんとメジャーデビューが決定し、その後のバックアップも受けられるという、まさに夢のようなプロジェクト。実力派バンドが終結したライブパフォーマンスによる審査を経て選ばれた彼らの技術は折り紙付きなのだ。
メンバーの度重なる不調で、一時は活動休止の事態に追い込まれる。
“一時は、ヴォーカルの山中拓也の声帯ポリープの摘出手術のため、ライブ活動が一時休止となる事態に陥るなど、危機を乗り越えてきたメンバーたち。山中は、経過観察をしながらライブ活動を行っていたのだが、念願であったZepp DiverCityでのワンマンライブ中、なんとステージ上で声が出なくなるというトラブルに見舞われてしまったのだ。その日は他のメンバーのトークなどで大幅に内容が変更され、なんとか成功に終わったものの、その後の「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2015」のステージ上で、療養のために活動を休止することが発表された。その時、ファンに山中の喉の不調により公演内容を変更して行ったライブのリベンジ公演を実施することも同時に伝えられ、約4か月の休止期間に入ることになったのだった。
活動の再開は、もちろん原点である「MASH FIGHT」で。
山中の声帯ポリープ摘出手術後の、THE ORAL CIGARETTESの初めの活動は、彼らの原点でもある「MASH FIGHT」へのゲスト出演だ。グランプリを獲得した時から始まった彼らの歩みを再び始めるには最も最適な場所。その後はニューアルバムである「FIXION」をリリースし、全国ツアーも即日ソールドアウトという人気ぶり。また今夏は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016」「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2016」などの野外音楽フェスにも参加予定で、精力的な活動が続いている。さらにパワーアップした彼らのアグレッシブでパワフルなライブパフォーマンスにこれからも目が離せない。
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