今音楽シーンを賑わすHIPHOPアーティストの一人であるSKY-HI。なんだかどこかで見たことがあるかも? という人も少なくないのではないだろうか。今回はそんなSKY-HIとはいったいどんな人物なのか、そしてその実力と彼のマインド、定評のある「歌詞」に込められた思いをご紹介。熱い音楽に触れたい方はぜひチェックを。
今大注目HIPHOPアーティスト、SKY-HIとはどんな人物なのか?
若手実力派HIPHOPアーティストであるSKY-HI。その整った顔立ちをどこかで見たことがある! そう感じた方も多いはず。なぜなら彼は、ダンス&ヴォーカルユニットAAA(トリプルエー)のメンバーの一人、日高光啓(ひだかみつひろ)である。実は、AAAの活動を始めた同時期からソロラッパーとしての活動をスタートさせていたようで、極秘で全国各地や都内のクラブなどで開催されるレーベル非公認のMCバトルやクラブに出場していたとのことだ。彼のその実力は、そんな下積み時代に叩き上げられた確かなもので、一度聴くと耳から離れないハイトーンヴォイスから繰り出されるストレートな歌詞の高速ラップは圧巻の出来栄えだ。
孤独な下積み時代の戦いから、掴み取った確かなものがラップの技術。
そんな孤独な下積み時代を経て、2012年には自身主宰のコラボレーション楽曲制作企画が話題になり、CD化まで実現。その後は、なんとHIPHOP界では確固たる地位を気づいているKREVAなど、豪華アーティストの楽曲への客演、そして各地での地道なライブ活動が実を結び、「WOOFI’N AWARD 2012」のベストオブラッパー部門を受賞するまでに至りました。翌年、満を持してメジャーデビュー。その期間はなんと8年もの長い道のりだった。2014年3月にはファーストアルバム「TRICKSTER」をリリースし、MTV VMAJ 2014 BEST HIP HOP VIDEO受賞する輝かしい功績を手にすることになる。地道な、一つひとつ重ねた彼の努力の証が、その卓越したラップの技術に表れている。
ストレートな歌詞、そして音楽技術。これからの彼から目が離せない。
彼の魅力は、何よりもそのラップ技術と歌詞にある。ライブ等ではヒューマンビートボックスでパフォーマンスを行うこともあり、その音色の幅の広さには驚くことだろう。元々の所属ユニットであるAAAでもラップをその場で披露するなど、瞬発力はラップバトルで培われたもののようだ。また、読書を趣味としており、その語彙力の高さにも定評がある。2016年には全国をまわるホールツアーを敢行。このツアーはもともとは武道館で開催する予定だったそう。しかし彼は、武道館が通過点になるまでは武道館で行っても意味がない、という彼の思いから、武道館でのライブから全国ホールツアーに変更になったようだ。このことからも、彼の音楽に懸ける情熱が感じ取れる。精力的な活動を続ける彼から目が離せない。
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