動画配信サービス、どれ観たらいいの?
Netflix(ネットフリックス)、amazon Prime(アマゾンプライム)、hulu(フールー)…動画配信サービスが大充実の昨今。いつでもどこでも映画やドラマを視聴できるのはとても幸せなことです。各動画配信プラットフォームがどんどん資金を投入し、質の高いオリジナルも次々と生まれています。ただ、あまりに作品が多すぎて「いったいどれを観たらいいの」という声もちらほら。そこで動画配信サービスの中から、「個人的オススメ作品」を聞いてみました。年末年始のおともに、あたらしい作品との出会いを楽しんでみて!
カルチャー、ファッション、ライフスタイルをヒップな目線で届けてくれるwebマガジン「HOUYHNHNM(フイナム)」より、編集長の小牟田亮さんが登場です!
オール・オア・ナッシング ~マンチェスター・シティの進化~ (字幕版)
サービス:amazon prime
昔からサッカーは好きですが、ファンとしてはだいぶ怠惰な部類。観戦もほとんどしないし、試合を追いかけることすらままならず。そんな自分でもこのドキュメントにはやられました。名将ペップ・グアルディオラのハートフルな一面がこれでもかと描かれています。プレミアリーグにひいきのチームはありませんでしたが、いまではちょっとしたシティファン。ジョニー・マーが出てるのとか最高!
バチェラー・ジャパン シーズン2
サービス:amazon prime
この手の番組は15年くらい前の『あいのり』で卒業したつもりでした。なので、『テラスハウス』も観てません。が、シーズン2が配信されてしばらく経ったある日、なぜだか「今すぐ観る」をクリックしてしまったのです。あとはもうノンストップ。バチェラー沼にどっぷりです。こういう恋愛リアリティショーをバカにしているひと、多いと思います。そういうひとに無理には勧めませんが、「ときめき」とか「切なさ」みたいな言葉を斜に構えないで捉えられる方、ぜひご覧ください。
男はつらいよ 知床慕情
サービス:amazon prime
寅さんは子供の頃からちょこちょこ観ていて、人並みに楽しませてもらったのですが、好きな作品は?と聞かれたなら、いの一番に第38作目のこの作品が頭に浮かびます。竹下景子が可憐だから? 三船敏郎がコメディ作品に出演しているということが鮮烈に頭にこびりついているから? 知床の大自然が眩しすぎるから? その全部が理由です。
機動戦士Ζガンダム
サービス:amazon prime
ガンダムは、ごく初期の作品しか観ていないのですが、観返したいなと定期的に思うのはZだけです。誰彼構わずすぐにブチ切れる情緒不安定な主人公カミーユとか、全体的にどんよりとしたムードとか、陰キャの自分にはぴったりの作品でした。類型的な勧善懲悪ストーリーではなく、それぞれに事情があるというのが描かれているというのも好きなところです。
ONCE ダブリンの街角で (字幕版)
サービス:amazon prime
アイルランドの映画監督、ジョン・カーニーの“音楽映画3部作”で一番好きなのがこれ。ダブリンの寂しげな街並みとか、主人公の憂いを帯びた歌声など、とにかく癖になります。そう、寂寥感って中毒性があるんですよね。
マンチェスター・バイ・ザ・シー (字幕版)
サービス:amazon prime
またしても寂しげな作品をチョイスしてしまいました。気軽にもう一度観たいとは思えない、ちょっとディープな作品ですが、強く自分の心に焼き付いています。主人公の身に起きたとんでもない事件、人生ってままならないものだよなというのをまざまざと実感させられます。白でもなく黒でもなく、グレーなのが人間。そう思いませんか?
◼︎おしえてくれた人◼︎
小牟田亮(こむた・りょう) / フイナム編集長
2006年に株式会社ライノに入社。カタログ・広告・WEB制作などを担当しながらフイナムに携わる。現在はフイナムに専任し、メディアのさらなる発展のため、衣食住全般にフィールドを広げる。2013年より現職。鎌倉住まい4年目。
「2019年で、フイナムは15周年です。いろいろ考えてます。ご期待くださいませ」。
HOUYHNHNM(フイナム)
小牟田亮ブログ「いつか鎌倉」
SHARE
Written by