菅原小春のダンスは、ダンサーの可能性を広げる明るい未来
日本には世界で活躍するダンサーがたくさんいます。お世辞ではなく日本のダンサーは世界でもトップクラスの実力です。今回、世界で活躍するダンサーの中から「菅原小春」を紹介します。名前だけでも聞いたことある人は多いのではないでしょうか。リアーナ、少女時代、SMAP、安室奈美恵のバックダンサー経験し、ドキュメント番組「情熱大陸」でも特集された、独自のダンススタイルとマインドを持ったダンサーです。
ダンスを総合アートとらえる菅原小春のダンスは踊りで言葉や感情を発しているかのようで、三浦大知を含む一流アーティストにも、そのアーティスティックなダンスが評価されています。では、そのすごいと言われるダンスにはどういう背景があるのでしょうか?
調べてみると、菅原小春のダンスへの考え方や、今後のダンスのあり方など、ダンサーは可能性にあふれた職業だということが分かりました。
日本のダンスを変える存在 菅原小春って?
1992年2月14日生まれ。千葉県出身。姉にはシンガーソングライターのタテジマヨーコがいます。
食卓で音楽が流れる環境で育ち、小学生の頃に流行っていたモーニング娘。の真似をしたりして、踊ることの楽しみを知ったのがダンスの始まりです。学校の行事で自分の振付を考えて、カラオケ大会に出場するなど、当時からダンスとコレオグラフの才能が開花しつつありましたが、本格的にダンスを学びたいと思うようになり、10歳の時にダンススクールに通うようになりました。小学校の卒業アルバムに『世界的なダンサーになる』と書いていて、その後有言実行していきます。
中高生の時にTV番組「スーパーチャンプル」や10代ダンサーの登竜門的ダンスコンテスト「DANCE ATTACK」で優勝。菅原小春という10代の天才ダンサーがいるとダンス業界で話題を集めました。
出典:YouTube
そんな順風満帆な10代ダンサー生活でしたが、ダンスコンテストの勝敗にこだわらなければいけないという自分の置かれている状況に疑問を抱き始め、自分のダンスについて悩み始めます。そして、親の「お前は日本にいてもダメだから外へ出てこい」という言葉をキッカケに、2010年18歳の時に単身渡米。ロサンゼルスでの生活で「ダンスに絶対的な正解なんてものはない。何をしても素晴らしいし、枠から外れてもいい。自由に生きていいんだ」と再確認。自身が抱いていたダンスへの疑問を解消し、独自のダンススタイルを確立。Facebookに投稿したダンス動画が世界中にシェアされたことをキッカケに、海外でも一目置かれるダンサーになりました。
国内外の有名アーティストからのオファーも多く、2NE1、少女時代、倖田來未、CRYSTAL KAYなどの振り付け、RIHANNA、少女時代、SMAP、安室奈美恵らのバックダンサーを経験。特に2NE1の人気楽曲「Falling in Love」の振り付けは高く評価されました。
また、バックダンサーではなく、一人のダンスアーティストとしてアーティストのMVにゲスト出演することもあり、三浦大知の『Unlock』やEXILEの『情熱の花』では、菅原小春にしか出来ないダンスで存在感を出しています。
出典:YouTube
現在は日本を拠点に、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、南アメリカなど、世界中を飛び回って精力的にワークショップ(ダンスレッスン)をおこなう傍ら、人気ブランドの広告キャンペーンやファッション雑誌などにも登場し、多方面で幅広く活躍中。
2013年10月にNIKE+ FUELBAND SEの広告キャンペーンにダンサーとして登場し、以来、ナイキアスリートとしても活動をしています。
また、菅原小春特有のダンスアートな表現を生かした単独舞台「SUGAR WATER」を開催。日本のダンスの枠を取っ払い、ダンスの新たな可能性を自らの手で切り開く、新進気鋭のダンスアーティストです。
出典:YouTube
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