どんより空模様、びしょ濡れ、ちょっとさむい、じめじめ、低気圧で頭いたい……。それはなにかとたずねたら。そう。梅雨がやってきます。今回のお題はズバリ「雨」。でも「雨」って、悲しみもあればよろこびもあるし、優しさもあれば切なさもあるんです。家を出る前、窓の外が雨だったら、そっとこのミックステープをプレイ。家から出ない雨降りの日もこのミックステープをプレイしてみて。
一人バンド「arko lemming」として作曲、作詞等全てを担当し映画音楽の制作やモデル活動も行う有島コレスケさんのMIXTAPEです。
bronbaba『雨の日』
個人的に、雨 に対するイメージがこの曲のテンションと非常に近しいです。
Vashti Bunyan『Across the Water』
雨の日は、予定をキャンセルして家に籠る、そんな自分を肯定してくれるような曲が聴きたくなります。御年72歳の歌声が優しい。
Tenniscoats『Iso Phase』
お世話になってるブランド「ka na ta」の、プールで行われたファッションショーのダイジェスト映像とともに。ka na taもまた水。
The White Stripes『City Lights』
The White Stripesのこんな曲も雨に合うのです。ミシェル・ゴンドリー監督により制作されたこのMVも絶妙。
Atlas Sound『Te Amo』
部屋に籠ってる時は所謂「ベッドルームミュージック」つうのが文字通りぴったり。ころころ鳴ってる音が水っぽくもあって、雨を想起させます。
Yellow Days『Your Hand Holding Mine』
このだるっとしたリズムもまた低気圧にぴったり。こんなソウルフルなボーカルですがなんと17歳。何食ってんだ。
Seiho『The Vase』
サウンドデザインという意味では去年一番喰らったアルバム。電子音、自然音、ジャズサウンド、人間の声もすべて人工的に綿密に研ぎすまして配置されてて圧倒されました。この曲に限らずSeiho氏の楽曲は全体的に水です。
eevee『beat tape 04』
オランダの女性トラックメイカー「イーブイ」さん。この人のサンクラ垂れ流すだけでもうムードぴったり。ドラムの音が籠ってる感じが、内向的で好きです。
lee(asano+ryuhei)『30min』
わたしが低頻度で働いている古着屋「即興/SOKKYOU」とも縁が深い、lee(asano+ryuhei)氏の自宅ライブ(?)。この方も全曲とにかく良い。ジャジーだけどおしゃれ過ぎず、懐かしくもフレッシュ。
DRUGONDRAGON『loop&loop』
先に挙げたbronbabaのボーカル西方龍くんの最近始めたらしいソロ。同い年で、ずっと憧れている天才。ノイジーだけど優しい。
『焚き火の音』
ここまで挙げてきた楽曲の裏で、小さめの音量でこれを流しておくとより一層引きこもりムードを盛り上げられます。オススメです。
PROFILE
有島コレスケ
バンドとしては、toldでベース、0.8秒と衝撃。のライブでドラムを担当。またドレスコーズではアルバムやツアーにおいてベース、コーラスを担当、2017年のツアーではギターとコーラスで参加した。
【リリース情報】
arko lemming 2nd album『S P A C E』
品番:XSCL23-24 2枚組
価格:2800円(税込)
東京出身。’15年11月に一人バンドarko lemming、1stをリリース。
自身のバンドtold(B)、サポートとしてドレスコーズ(B)、0.8秒と衝撃。(Dr)などをメインに活動。白樺派の文豪、有島武郎(生まれ出づる悩み)が曾祖父。祖父は羅生門(黒澤明監督)名優、森雅之。
TRACK LIST
Disc-1
1. dual-OSOUNDCLOUD
2. ニューニュー
3. かなしみはそばに
4. Avec
5. P.S.
6. Marvellous
7. 傍観者
Disc-2
1. dual-TRACKSOUNDCLOUD
2. NO
3. アロウ
4. 水槽の脳
5. weather report
6. at last
7. 夢の中でも
8. dual-I
iTunes Storeからダウンロード
https://itunes.apple.com/jp/album/id1176052946?app=itunes
Twitterアカウント:https://twitter.com/ahqahq
オフィシャルサイト:https://arkolemming.tumblr.com
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