2017年1月1日に1st両A面シングル『SHOW-GUTS/ダルマさんは転ばないっ』をリリースしたオメでたい頭でなにより。
読者の皆さん、大変長らくお待たせいたしました……!!
ことあるごとにMEETIAを賑わせてきた彼らが、遂にインタビュー記事に初登場です!
2016年12月3日の『骸骨祭り』出演エピソードや音楽的なルーツも交えつつ、彼らの新曲作成秘話やバンド全体のコンセプト、そしてなによりも「オメでたさ」にすべてをかける情熱について、とことん語っていただきました。
Interview_ Milk Takanashi & Arato Kuju
結成3か月で出演。初めてのフェスが『骸骨祭り』で本当に良かった。
――では、早速なのですが……。12月3日の『骸骨祭り』への出演を経て、バンドにどんな変化がありましたか?
赤飯:まず皆の志気が上がりました。あと横のつながりが死ぬほど増えました。
ぽにきんぐだむ:フェスなのでいろいろなアーティストさんと挨拶をさせていただいたら、そのままお友達になって、飲みに誘って頂いたりというのが増えましたね。
――具体的にどういったアーティストさんとの交流が?
ぽにきんぐだむ:たくさん友達になったけどやっぱり、きっかけはRIZEのKenKenさんですね。
――何がそんなにKen Kenさんとハモったポイントなんでしょう。
赤飯:KenKenの持っている熱いものが、うまいこと(僕たちを)見つけてくれたというか。楽屋で「今どんな気持ちで音楽をやっているのか」とか「何を背負って音を出しているのか」とか、いっぱい自分の話をしてくれて。それに俺らが100%で反応して号泣しちゃって。Kenkenはいろんな人と仲が良くて、素敵な人をたくさん紹介してくれて。本当に感謝してます!
――他はどうでしょうか。
ぽにきんぐだむ:これからのイベントにお誘いさせていただく話が出てきていたりですとか。具体的にまだ発表はできないのですが、来年の6月手前位までは全部決まる位には埋まってきました。
――実際に出演し、『骸骨祭り』というイベント全体にはどんな印象を持ちましたか。
ぽにきんぐだむ:まだ結成して4か月弱なんですが、『骸骨祭り』の運営スタッフも(自分達を)対等で見てくれたので、人と人でやれているイベントといいますか。運営局の気持ちに賛同しているアーティストがいて、それに反応するお客さんがいたので、僕たちも初めて出るフェスが骸骨祭りで良かったと思います。
「自分の意志で進まないことには、何も変わらない」ことを伝えたい。
――では本題に入りまして。今回のシングルについてのお話を聞かせてください。まずは『SHOW-GUTS』について。この曲は、前向きな歌詞からも読み取れるように、「自分達はこれからもっと変わっていく」という皆さんの決意表明の曲でもあるのでしょうか。
赤飯:そうですね。コンセプトとしてはネタという皮を被っているけれど、根本にあるのは「自分の意志を持って進み出さないことには何も変わらないよ」っていうことです。
自分もこのバンドを始めてからそう感じることが物凄く多くなったし、心底そう思えるようになったので。自分が感じて良かったなと思うことは人にも伝えたいので、ドンドン曲に入れていければと考えています。
mao:あとは二礼二拍手一礼、あれがやりたいっていう思いでね。324が。
324:あの曲作ったからもう二礼二拍手一礼忘れないもん。今までは参拝する度にググってたもん。あれどうすんだっけーみたいな。
――『ダルマさんは転ばないっ』についても同じようなきっかけでできたのでしょう?
324:それはツアーの移動中、僕が寝て起きて、「ちょっとみんな聞いて欲しい。ダルマさんの転んだの曲を作りたい。曲中で”ダルマさんが転んだ”をやりたい」って言って。おもしれーなそれっていって、みんなで盛り上がって実際あの形になりました。
赤飯:歌詞については筋トレやっていたってのもあって、足腰鍛えるマシンの名前を羅列してやろうかなって。
ぽにきんぐだむ:それとフィジカルだけじゃなくメンタルも鍛えていって「ストレス社会」に打ち勝とうっていうテーマですね。
赤飯:生きている中で理不尽なことって多いじゃないですか。ただ自分が感じた嫌な気持ちをそのまま人に伝えるということじゃなくて、「それを感じた上でどういうスタンスでやっていくのか」「どういうことをこれからやっていくのか」ということを言えるようになりたいです。かつ、このバンドは「アウトプットを全部オメでたくする必要」があるんで。
――「オメでたくする必要がある」んですね。
赤飯:うん。それがやりたいことだと気づいたので。前はヘイトを感じたらそのまま吐き出すというやり方でした。今はそれも全部昇華した上で自分はポジティブというスタンスを取りたくて。あとはダルマってオメでたいアイテムだし。「ダルマさんが転んだ」の文化で遊ぶっていうのも楽しいだろうなと。それらを詰め込むとこういう解釈になりますね。
――深いですね。凄く。
mao:意外とこう説明しないと伝わらないんです。95%がふざけている部分。残り5%の芯の部分はもっと深く知ってもらわないと分からないのかなぁと。
赤飯:……(パソコンを注視しながら)あの、ちょっと待ってもらっていいですか……。すんません、(他のメンバーの顔を見ながら)Twitterってこんな感じでいいっすか??上げるよ、上げるよ!
あっ、もうすみません……何もかも全部同時進行なバンドなので。
(2016年12月19日20時公開 『ダルマさんは転ばないっ』のPVがこちら。実はMEETIAの取材最中にリリースされていたのだ。)
――全然大丈夫ですよ。お気遣いなく。
赤飯:ありがとうございます、あ、もうOKです。すみません。
次のページはオメでたい頭でなによりは、どんな音楽を聴いて育って来たのか?
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