U-KISS末っ子“ジュン”と、ジュンを見守る兄メンバーたちの本音~K-POPアーティスト「リーダーのホンネ、末っ子のホンネ」~
K-POPシーンで活躍するグループのリーダーと末っ子にスポットを当てる「リーダーのホンネ、末っ子のホンネ」。それぞれの役割のなかでいいところ、苦労しているところなどをお伺いしつつ、ほかのメンバーから見たイメージなども掘り下げてお届けします!
前回に続いて今回も、日本デビュー5周年イヤーを記念したツアーで全国をまわり、12月21日に初のベスト・アルバム『U-KISS JAPAN BEST COLLECTION 2011-2016』を発売するU-KISSが登場。2014年に加入したジュンの本音を聞いていく……はずが、ジュンことを思うあまり、他のメンバーがジュンへの思いをどんどんと語っていくというこれまでにない流れに。グループのことを考え、愛があればこそ、厳しくなることもある。そんなことを改めて感じさせるインタビューです。
僕は礼儀が一番大事だと思っているので、それをジュンにいつも言っています(スヒョン)
ジュン「他のメンバーより良かったことは……、年が一番若いことですね」
フン「若いから、未来も明るいし……(笑)。僕たちより残ってる時間が多くてね」
ジュン「大変なことは……ないです(キッパリ)」
ケビン「嘘だよ〜(笑)」
フン「これは嘘だと思います(笑)」
キソプ「僕がジュンを見ていて思うのは、僕たちは練習とか自己管理みたいな部分に対してストイックで、ジュンに対しても厳しくしていることもあるし、ジュンは何かを自由にできることってほとんどないので、それが大変なんじゃないかなって」
ジュン「(こくりと頷く)」
スヒョン「確かに大変な部分もあると思うんですけど、僕たちもデビューしてから5〜6年の間、いろいろと厳しくてなにもできなかったんですよ。ジュンは、U-KISSが活動して結構経ってから合流したので、僕たちがデビューしたときに比べたら、全然いいんじゃないかなって。でもそこで甘えがでてもいけないから、メンバーが少しずつジュンに厳しくしている部分はあります」
フン「そうしないと、ジュンの未来が暗くなってしまうんじゃないかって思うんです。この世界は厳しい世界ってスヒョンさんがいつも教えているんですけど、それをジュンがあらかじめ知っていることで、僕らがいないときでも、自分自身に厳しくできるというか。だから、普段から自分自身に厳しくいてほしいなっていうこともあります」
ジュン「(お兄さんたち、厳しいですね、と言われて)厳しいです……(笑)」
スヒョン「さっきは何にもないですって言ってたのに(笑)」
フン「でも、かわいい末っ子なんですよ。兄さんたちは性格が異なるし、ジュンにお願いしていることも違うんだけど、いつも笑顔で愛嬌を見せながら僕たちのいうことを聞いてくれるんですよ。僕がジュンに言うのは、基本的なことだけです。まだ体力が足りないから運動しなきゃいけないでしょとか、夜にラーメンとか食べちゃダメでしょとか、もちろん歌のこととか……。基本的なことだけを言ったら、ジュンが自分の中で整理して成長するから、余計なことは言う必要はないんです。ジュンが加入してもうすぐ3年になるんですけど、ジュンも成長してきて、僕たちと一緒に進んでいく、みたいな時期になっています」
スヒョン「ジュンはパフォーマンスのレベルが上がるのが早いから、心配はしていないんですけど……。僕は、スタッフのみなさんとか、いろんな人に会うときに、礼儀が一番大事だと思っているので、それをいつも言っています。U-KISSってスタッフのみなさんも僕たちのために頑張ってくれているし、スタッフさんがいないとU-KISSの活動はできないです。だから、もっとスタッフさんとの距離を近くしていくような、コミュニケーションをとっていくことが重要だと思っています。やっぱり一番は礼儀、二番はステージの上でのパフォーマンス。でも、パフォーマンスは自分の努力でなんとかなるじゃないですか。礼儀や自分の性格は練習するわけにいかないから、厳しくしなくちゃいけない。人気が出たら態度が変わる人もいるって聞くんですけど……。僕は周りの人への礼儀はとても大事だと思うんです」
一個お願い事があるとしたら、大変なことはたくさんあると思うけど、あまり我慢しないで、僕たちに伝えて欲しいです(ケビン)
キソプ「ジュンさんはめっちゃいい子だし、練習の時に間違った部分とかはちゃんと自分で把握していて、直すのがとても早いんです。習得力が早いから、それが一番すごいですね」
イライ「僕から見ると可愛いというより、かっこいいなって思います。短期間でこんなに上手になるのは難しいことだけど、自分が足りない部分も気づいているので、一人で毎日練習をしているんです。あと、U-KISSが進んで行く道を信じて、無心でついていくような部分もあります。ラップもうまいし歌もうまいし、なんでもできる人です」
ジュン「まだまだです!」
スヒョン「たくさんの可能性がある人なので、もっともっと成長しますね」
イライ「足りない部分があるとすれば……背が高い(笑)」
フン「背が高いことが足りない部分です(笑)。そこが残念(笑)」
ケビン「(笑)。ジュンは、たまに僕よりお兄さんみたいな部分がありますね。もちろん可愛いんですけど、性格は大人っぽいです。びっくりしました。僕がジュンの年の時はこんなにしっかりしてなかったし」
スヒョン「いまジュンは19歳だけど、19歳の時のケビンはジュンみたいではなかったよね」
ケビン「頭の中ではしっかりしたいと思ってたけど、表に出さなかったんです(笑)。僕たちの前では愛嬌も出すけど、真面目な時は真面目だし、この歳でしっかりと考えているところがかっこいいです」
スヒョン「そもそも、ジュンはもともと愛嬌をするような性格じゃないんですよ(笑)」
ジュン「そうなんですよ(笑)」
スヒョン「お母さんと電話をしているときは、男らしくてカリスマに溢れてます。甘えることなくテキパキ話してて。ジュンは家では妹がいてお兄さんですし」
ジュン「僕は妹にはめっちゃ厳しいです。僕もスヒョンさんが言う通り、礼儀が一番大事だと思って。いま思春期なので、ちゃんと引っ張っていかなきゃだめです」
ケビン「でも、一個お願い事があるとしたら、大変なことはたくさんあると思うけど、あまり我慢しないで、僕たちに伝えて欲しいです。たまにでいいから、言って欲しいなって思うこともあります。年の差もあるから難しいかもしれないけど、僕たちも努力をするので」
ジュン「(すごく真剣に聞いている)」
フン「……そういえば、今回はリーダーと末っ子の特集でしたけど、今度は僕たち91年生の特集はどうですか?(笑)」
Text_KANA NAGASAWA
U-KISS/2008年の夏、世界を舞台に活躍するアーティストを目指し、アメリカ、中国などで海外生活経験のあるメンバーを含めたメンバーで構成された6人組グループ、U-KISS(ユー・キス)。U-KISSという名は、先端を意味するユビキタスの頭文字「U」と、英語でいう「あなた」の「YOU」を指し、あなたとキスをという言葉につながる「KISS」は「Korean International Idol Superstar」という意味を持っている。2008年8月、ミニアルバム『N-Generation』のタイトル曲「子供じゃない」でデビュー。2011年12月14日に日本デビュー・シングル「Tick Tack」をリリースし、オリコン・ウィークリー・ランキング初登場5位を記録。その後、シングル13枚、オリジナル・アルバム5枚を発売したなか、2015年3月に発売したアルバム「Action」で初のチャート1位獲得したことも話題に。2度の日本武道館公演の成功や、スヒョンとケビンのソロ作発表など、常に注目を集める彼らは、新曲発表の度に、より洗練された新たなイメージで私たちを驚かせてくれる。果てしない可能性を持つU-KISSの今後の活躍から決して目が離せない!!
オフィシャルサイト:http://u-kiss.jp/
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