NU’ESTリーダー“JR”の本音~K-POPアーティスト「リーダーのホンネ、末っ子のホンネ」~
K-POPシーンで活躍するグループのリーダーと末っ子にスポットを当てる「リーダーのホンネ、末っ子のホンネ」。それぞれの役割のなかでいいところ、苦労しているところなどをお伺いしつつ、ほかのメンバーから見たイメージなども掘り下げてお届けします!
今回は、先日「2016 NU’EST JAPAN TOUR ~ONE FOR L.O.Λ.E~」を盛況のうちに終えたばかりのボーイズ・グループ、NU’ESTが登場。2016年は、日本でもライヴ活動を中心とした活動を行いながら、韓国でフューチャー・ベースやR&Bの要素を採り入れた 『OVERCOME』や『Love Paint』を発表したことも話題となった彼ら。これまでとは異なる方向性を打ち出しながら、他のグループとの差別化を図っていく――まさに〈変革期〉へと突入した5人をまとめるリーダー、JRのホンネとは。
他の人からみたら僕はリーダーですけど、グループの中だと凄く平等
JR「リーダーで良かったこと……もちろん大変なことのほうが多いんですけど……」
ミンヒョン「ひとつぐらいはあると思います!」
JR「いいことは……ないよね?」
ミンヒョン「ひとつも?(笑)」
レン「作って!(笑)」
JR「アロンさんは2つ年上ですけど、他のメンバーは全員同じ歳ということもあって、年齢やリーダーという役割の部分で、特別にいいこともなければ、悪いこともないんです。いつもみんなで話しながら合わせていく感じで、スタッフのみなさんともそういうやり方をしているし、他の人からみたら僕はリーダーですけど、グループの中だと凄く平等というか。同じ感じなんです。最初のころは、僕の気持ちだけが重い感じで、僕はリーダーだからもっと頑張らないと、もっと上手にしないとって考えたんですけど、いまは全員が成長してきたこともあって、それぞれが頑張っている姿も見たし、自分一人が特別に頑張っていかなくちゃ!という気持ちではなくなったというか」
ベクホ「JRがいいから、僕たちもみんないいんです(笑)」
ミンヒョン「プライベートで楽しむときとかは、親友のように一緒に楽しめる人だし、仕事や練習の時は厳しい人で。メリハリがあっていいリーダーです」
レン「僕も同じ感じです」
ベクホ「仕事のときは、僕たちが考えられなかったことを考えて話をしてくれるし。あとちゃんと必要な時に必要なことを伝えてくれる人ですね」
アロン「僕も同じですね。みんなが言ってくれた通り」
JR「リーダーだからやっているわけではないんですけど、例えば練習でダンスが合わなかったときは、自分が率先して直します。調子が悪い時もあるし、大変なときもあるけど、でもその時はみんなが助けてくれるんです。その時は少し楽ですね」
ミンヒョン「リーダーも人間ですから。スーパーマンじゃないしね」
グループの活動を続けていくなかで、考え方が少し変わったんですよね
JR「僕は学校ではリーダー的なことはあまりしてなかったんです。隊長みたいに前に出て何かをやっていくのは、僕にとっては難しいことなんですよね。普通で静かな学生だった」
ベクホ「静かにゲームしたりね(笑)」
JR「リーダーとして他のメンバーにお願いしたいことは、いまはコレ!といったものが浮かばないんですよ。だからって、過去にも何かしらあったとは思うし、常に何かしらはあるんだけど、思い出せないかな……。というのも、思ったことはそのタイミングでみんなに話しているから、いまはないんです。いまお願いしたいことは、すぐ〈お願いします!〉って話します。だから、溜め込まない」
ミンヒョン「気が付いたらすぐ言うほうですね、JRは」
JR「同じ歳だし、友達みたいな関係でずっときてて、すごく気軽に話せるんです」
ベクホ「僕たちが優しいから(笑)。そういう意味では、リーダーがちょっと楽かもしれないですよ(笑)」
JR「他のグループのリーダーさんたちは少し違うかもしれないけど、年齢が近いグループなので、みんなで合わせながら進んでいきたいなって思います。最初は、僕の意見が一番じゃないと不安になった時期もあって、合わせていくのが難しいって感じたこともあったんですけど、いま考えるとその時期の僕は、まだリーダーとして未熟だったなって思うんです。だから、いまの関係値、意見を聞いていくのが一番いいです」
ベクホ「それが、リーダーっぽい部分ですね。JRの」
JR「グループの活動を続けていくなかで、考え方が少し変わったんですよね。2年前? 3年前?ぐらいから変化していって」
ミンヒョン「いつも他のメンバーの意見もしっかり聞いてくれるようになっていったというか」
JR「もしかしたら、僕が一番年上で、メンバーが年下だったら、前みたいに自分がうまくやらなくちゃ、僕の意見をちゃんとしなくちゃっていう考えのままだったかもしれない。年齢が近いしこの5人だから、いまみたいな考えになっていったんじゃないかなって思うんです」
Text_Kana Nagasawa
NU’EST / グループ名は、ニュー(NU)、エスタブリッシュ(Establish)、スタイル(Style)、テンポ(Tempo)の合成語で、音楽に合わせて新しいスタイルを作る、という意味を持つ。韓国人気ガールズ・グループ、AFTERSCHOOLの弟分として、プレディス・エンターテインメントから2012年3月に韓国デビュー。その後、1年目にしてタイ、シンガポール、台湾、日本でイベントを開催。中国を中心としたアジアはもちろんのこと、欧米や中国、南米などにて高い人気を誇り、ワールド・ワイドに活躍中。Facebookの登録者数は200万人を突破、デビュー3年でYoutube公式チャンネル総合視聴回数は10億回を超える。2014年11月に日本デビュー。2015年に発表したアルバム「Bridge the World」は、オリコンデイリー4位、ウィークリー7位、タワーレコード総合アルバムウィークリー1位、総合アルバムデイリー1位を獲得。2016年にはメンバー主演映画「知らない、ふたり」を公開し、韓国から日本へ、そして世界へと活動の幅を広げている。
オフィシャルサイト:http://www.nuest.jp/
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