露天風呂にディスコサウンド! アプガ攻めてます
ハロプロエッグ出身メンバーで結成されたアップアップガールズ(仮)(以下略:アプガ)が5月9日に新曲『アッパーディスコ / FOREVER YOUNG』をリリース。今作はアプガ初のディスコサウンドとなる『アッパーディスコ』が、往年のハロプロサウンドを連想させることから、話題を呼んでいます。
昨年の日本武道館ライブを終え、妹分のアップアップガールズ(2)も決まり、勢いが増す今回の新曲はアプガにとって、次のステージに進む楽曲となります。アプガの新曲をレビューしながら今後のアプガについて、筆者の考察も入れながら紹介します。
アップアップガールズ(仮)とは?
ハロプロエッグ出身のメンバーで構成された7人グループで、メンバーは仙石みなみ、古川小夏、森咲樹、佐藤綾乃、佐保明梨、関根梓、新井愛瞳。ハロプロをクビになったアイドルという肩書の元、2011年4月から活動をスタートし、翌年4月にCDデビュー。略称はアプガかアップアップと呼ばれることが多いです。
2014年に開催された中野サンプラザでの念願の単独ライブのチケットは即日完売となり、超満員のファンを大熱狂させる圧倒的なライブで大成功。自らアスリートアイドルと名乗り、鍛えられた体で2014年8月には富士山の山頂でアイドルでは前人未到のライブを敢行。フルマラソン完走後にライブを敢行。陸の孤島で自分たちでライブ会場を自作してライブを敢行。どんな時、どんな場所でも熱いライブを繰り広げるLIVEアスリート集団として活躍中です。7人の織り成すカラフルなボーカルと激しいダンスパフォーマンス、そしてEDMサウンドを軸とした楽曲で人気を集めるアイドルグループとして、音楽面でも注目されています。代表曲は『アッパーカット!』です。
出典:YouTube
2016年には念願の単独日本武道館ライブを成功させ、さらなる飛躍のためアップアップガールズ(2)(あっぷあっぷがーるずかっこにき)と称したオーディションを開催。吉川茉優、鍛治島彩、橋村理子、高萩千夏の4名が合格。その後、中沖凜が追加で加入することになり、5人でアップアップガールズ(仮)の妹分として活動を共にしています。
アプガ初のディスコサウンド『アッパーディスコ』
出典:YouTube
『アッパーディスコ』の楽曲詳細です。
作詞:PandaBoY
作曲:PandaBoY
編曲:PandaBoY
歌割:均等(佐保・関根多め、古川見せ場あり)
ポジション:固定センター無し
ハロプロらしさとアプガらしさが混ざった新機軸
『アッパーディスコ』は意外にもアプガ初のディスコサウンドになっています。というのもハロプロにとってディスコサウンドは欠かせない要素。にも関わらず、ハロプロエッグ出身というハロプロの血が根幹にあるアプガが今までディスコサウンドの楽曲をリリースしてないというのは意外なことなのではないでしょうか。
今回、実際にアプガがディスコサウンドを歌った訳ですが、上出来といえる仕上がりです。往年のハロプロらしいテイストのサウンドと、ライブ型アイドルとしてアッパーチューンを歌ってきたアプガの要素が合わさると、ここまでキャッチーに仕上がり、ノリやすい楽曲に仕上がるとは予想外でした!
ダンスもハロプロのディスコサウンド楽曲で使われている振付が随所に散りばめられていて、妹分の(2)達にアプガの根底にあるハロプロイズムを体感させるには持って来いの振付になっています。
モーニング娘。の『SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~』、『泡沫サタデーナイト!』、℃-uteの『Danceでバコーン!』あたりを見ていただくと、なるほど! といった発見があると思います。
ファーのついた衣装も、モーニング娘。最大のヒット曲『LOVEマシーン』の衣装に通じるところもあり、昔からハロプロを見てきたファンはおやっ?と思う人も多いのではないでしょうか? そして、このMVの見どころである露天風呂シーンに関しては、後述しますので、最後までお付き合いください。
夢に向かって頑張る人を応援『FOREVER YOUNG』
出典:YouTube
続いて『FOREVER YOUNG』の楽曲詳細です。
作詞:NOBE
作曲:michitomo
編曲:michitomo
歌割:均等
ポジション:新井愛瞳センター
振付:古川小夏
楽曲のメッセージが色々深い
『FOREVER YOUNG』はメッセージ性に注目してほしいです。「背中を押される前向きな曲で、夢に向かって頑張ってる人や何か始めてみようとしてる人に聞いてほしい」とメンバーが語るように、夢や目標に向かって突っ走る! 青春を感じさせる楽曲になっています。
MVに触れると、アプガの原点でもある(仮)Tシャツを着たメンバー7人と、白地の(2)Tシャツを着たアプガ(2)の5人が、約5キロのあぜ道、山道をひたすら走り続けるという、アスリートアイドルを名乗るアプガらしい内容。武道館を終えても、まだまだ汗水流して先を走り続けるという思いが伝わります。
メンバーに触れていくと、この「夢に向かって走り続ける」というメッセージが、それぞれのメンバーに違う意味で当てはまって奥が深いです。
まず、妹分として活動を開始したアプガ(2)は「新しく掴んだチャンスをものにして、これからがんばれ」という意味がありますし、上記で述べたようにアプガのメンバーには、「これからもさらなる高みを目指す」という決意にも取れます。そして、自身の新しい夢の実現の為、アプガの卒業を発表した仙石みなみ、佐藤綾乃の二人にとっては、「新しい夢に向かって頑張れ」という意味合いもあるのではないでしょうか。それぞれの立場で夢に向かって突っ走る。今のアプガを象徴する楽曲になっています。
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