【100degrees】
2017年11月にリリースされた4枚目のシングル。THE RAMPAGEのベースであるヒップホップテイストや、力強くクールな世界観が凝縮された一曲になっている。”GO MY WAY -我が道を往く-“をコンセプトに、モノクロの映像の中で暴れまわるTHE RAMPAGEの姿を撮影したMVも、その世界観をさらに印象づけてくれる。
特筆すべきなのは、ラップパートの作詞をボーカルの川村壱馬が担当していること。川村にとって作詞は自身初となる。このラップパートでは「Higher and Higher 天井なんか知らねぇさ」「邪魔者そこどきな Go my way」など、己の信じる道を突き進もうとする意志に満ちた言葉がこれでもかと畳み掛けてくる。野心に満ちたリリックは必聴だ。
【LA FIESTA】
2018年9月に満を持して発売されたファーストアルバム『THE RAMPAGE』のリード曲で、ヒップホップサウンドにラテンやレゲエの要素を取り入れた、USトレンドともリンクするトラック。曲のはじまりから3人のボーカルメンバーがそれぞれのパートをリレーのように歌い継いでいき、その先の「音サビ」では16人で入魂のダンスを披露する。それぞれの見せ場がしっかりと設けられているので、メンバーごとの魅力を知るのにうってつけの一曲といえそうだ。
振り付けを担当しているのはリーダーのLIKIYA。楽曲からレゲエを連想し、音サビでは手を銃の形にして振り上げる「ガンフィンガー」というレゲエ文化の振り付けを取り入れた。キャッチーで覚えやすいので、真似してみるのもいいかもしれない。
【Can’t Say Goodbye】
シングル曲やリード曲以外にも、キャッチーでクオリティの高い楽曲が揃っているのがTHE RAMPAGEの魅力。「100degrees」のカップリング曲「Can’t Say Goodbye」も、そんなファンからの人気が高い楽曲だ。トロピカルハウス調のトラックに乗せて、夏の終わりの儚い恋を歌うラブソング。歌詞は切ないが、リズミカルなトラックと楽曲の世界観を深く理解したボーカル3人のクリアな歌唱によって、湿っぽくない若々しさのあるバラードに仕上がっている。
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