リラックスしたトラックの上で緩急のついた自由自在なフロウが19歳という若さを感じさせないラッパー空音
空音(読み方はそらね)は2001年生まれ尼崎育ちのラッパーです。年齢を感じさせない叙情的な歌詞で人気を集めています。EAGLEYE、T-STONE、iCE KiDなど様々なアーティストとコラボしており、kojikojiとフューチャリングしたhug、cocoaは代表曲になりました。
CKBやDragon Ash、RIP SLYMEが好きな父親とKREVAを聴いていた母親の影響を受けて育ち、唾奇とSweet Williamがダブルネームで出した「Jasmine」というアルバムを聴き、日本語ラップにのめり込むようになりました。そのため唾奇からも多大な影響を受けています。
その後は高校生2年生から尼崎でサイファーをするようになり、尼崎で活動するクルーcircle 6 clan(サークル・シックス・クラン)のリーダー的存在になっていきました。このクルーにはEAGLEYEやNeVGrNらも所属しています。
2018年8月には「BS スカパー! BAZOOKA!!! 第14回高校生RAP選手権 in NAGOYA」に出場したことで一躍有名になりました。
同年12月、YouTubeに「planet tree」を投稿。
高校生とは思えないクオリティーで大きな反響がありました。
2019年4月、高校生にながら1stEP「Mr.mind」をデジタルリリース。Apple Musicのヒップホップ/ラップチャートで1位を獲得。現在はCDとしてもリリースされています。
6月には韻シストのMC、BASIから直々にオファーを受けて楽曲「月ひとつ feat. 空音」で客演しました。この曲が収録されたアルバム「切愛」には空音のほかに唾奇、鎮座 DOPENESS、SIRUPといったビッグネームが名を連ねています。
11月、配信限定シングル「space shuttle」がリリース。プロデュースを担当したのは踊Foot WorksやSUSHIBOYS等を手掛けるトラックメイカーRhymeTubeです。
12月18日、満を持して1stフルアルバム「FANTASY CLUB」をリリース。全国6ヶ所で行われたリリースツアーは全公演ソールドアウトしました。
5月24日には新しくスタートしたオンライン音楽フェス「TrackTown」に踊Foot Works、STUTSらと出演。
またクリープハイプが配信限定リリースしていた「愛す」のリミックスシングルでリミックスを担当。哀感に満ちたトラックとリリックで注目されました。
さらに星野源の「うちで踊ろう」をサンプリングしてラップしたことでも話題になりました。
2020年6月24日には2ndアルバム「19FACT」をリリースし、メジャーデビューします。
自身のYouTubeチャンネルには空音の楽曲解説つきで一足先に聴くことが出来るシリーズ「『19FACT』どうでしょう」がアップされています。
自身の年齢を冠したタイトルから1st「FANTASY CLUB」とは対照的に実生活を投影したラッパーならでは作品になりそうです。
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