流行は繰り返す。洗練された90年代ロックンロールを響かせるSIX LOUNGEとは。
最近では珍しくなった無骨なロックサウンド。トレンドに影響されないスタイルで注目を集めるバンドがいます。彼らの名前は、SIX LOUNGE(シックスラウンジ)。この記事では、いま押さえておきたい彼らのプロフィールや人気曲・おすすめ曲を紹介します。
SIX LOUNGEのプロフィール
2019年9月現在、SIX LOUNGEにwikipediaページは存在していません。まずは彼らのプロフィールをまとめます。
SIX LOUNGEは大分県発のスリーピースロックンロールバンド。Vo./Gt.を務めるヤマグチユウモリを中心に2012年に結成されました。結成当初は、ヤマグチユウモリとDr.ナガマツシンタロウの2人によるユニット体制でしたが、2015年にBa.のイワオリクが加入。バンド形態をとる現在の体制となりました。
2013年には、大分県で開催された大分ロックンロール・ハイスクール vol.6でグランプリを獲得。SIX LOUNGEの快進撃はここからスタートしました。同イベントでは翌年のvol.7でもグランプリを獲得しており、彼らは歴代初の2連覇を達成しています。また、2度目のグランプリとなったvol.7では、オーディエンスの投票によって選出されるオーディエンス賞も獲得。結成初期でありながら年をまたいでも揺らぐことのない実力を示す結果となりました。SIX LOUNGEメンバーの年齢は公表されていませんが、高校生を対象にしたこのイベントの2013、2014年大会に出場していることから、23歳ほどだと予測できます。
2015年、彼らは新メンバーにイワオリクを迎え、インディーズレーベルTHE NINTH APOLLOへと所属。プロとしてのキャリアを歩み始めます。11月には、1stシングルとなる『メリールー』を発表。骨太なロックサウンドの中に、キャッチーなメロディと独特の歌詞の世界が詰め込まれた同曲は、彼らの魅力を語る上で欠かせない1曲となっています。YouTube上に公開されたMVは、2019年9月現在で約180万再生。彼らに関連する公式動画の中でも別格の再生回数となっており、ファンをはじめとした音楽フリークのこの楽曲への高い注目が窺えます。
2016年3月には、1stフルアルバム『東雲』をリリース。30本に及ぶ全国レコ発ツアーも敢行し、彼らの知名度は一躍全国へと広がりました。同年は、COMIN’KOBE 16、FUJI ROCK FESTIVAL ’16 ROOKIE A GO-GOなど、著名な音楽フェスにも出演しており、彼らにとって飛躍の1年となっています。
その後おこなわれてきたライブはワンマンも含め、軒並みソールドアウト。2018年からはメジャーレーベルであるユニバーサルミュージック傘下、ZEN MUSICへと移籍し、活動の幅をさらに広げています。結成から7年、SIX LOUNGEはジャパニーズロックシーンを担っていくべきバンドと言われるまでに成長しました。
SIX LOUNGEのディスコグラフィー
SIX LOUNGEは、これまでに1枚のフルアルバムと5枚のミニアルバム、6枚のシングルを発表していますが、2016年以前に発売されたものはフルアルバム以外すべてソールドアウト(ミニアルバム1枚、シングル4枚)となっており、現在は手に入れられません。これらについては、今後の再販を待つしかなさそうです。2017年以降の作品については、公式サイトなどで購入が可能。メジャー移籍後の作品は、Spotifyなどのストリーミングサービスでも聴くことができます。
ここでは、1枚のフルアルバムと5枚のミニアルバムの情報を記載します。
1stフルアルバム「東雲」
2016.3.23リリース
¥2,000 +tax
1.プラマイゼロ
2.ミルキー・ブルース
3.朝焼けプロムナード
4.メリールー
5.青い春
6.Whiskey’Girl & Rock’n’Roll
7.Goodbye Rica.
8.トラッシュ
9.俺のロックンロール
10.NEW BORN MY BLUES
11.リカ
12.ふたりでこのまま
ミニアルバム「SIX LOUNGE」
2014.09.28リリース
¥1,000 +tax(sold out)
1.Oh,Baby
2.Under The Cloud
3.大人になる前に死んでやる。
4.俺のロックンロール
5.LOVE SONG
6.PINKの毒
7.楠んだ世界
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