激動の時代を超え、洗練されたドラマティック・ポップロック。シナリオアートは2020年、どこへ向かうのか
男女ツインボーカルの3ピースバンド、シナリオアート。ドラマティックな世界観とポップロックらしからぬ挑戦的なアプローチを真骨頂とするバンドです。
2018年に4年半在籍したメジャーを離れ独立、2019年には結成10周年を迎えた彼ら。今年、2020年はいったいどのような年となるのか。ツインボーカルバンドが注目と言われる今だから聴いてほしい、シナリオアートの世界を紹介します。
シナリオアートのプロフィール
シナリオアートは関西出身、男女のツインボーカル体制をとる3ピースバンド。高校で部活の先輩・後輩の関係だったハヤシコウスケ(gt,vo)、ヤマシタタカヒサ(ba,cho)を中心に、2009年に結成されました。何度かのメンバーチェンジを経たのち、2011年にハットリクミコ(dr,vo)が加入。現メンバーでの活動をスタートさせます。3人での活動以前はライブを重視するスタイルで活動していましたが、3人となってからはそのスタイルを変更。バンドアンサンブルだけに限らず、さまざまな音を駆使しながら自分たちのドラマティックな世界を表現するバンドとなりました。
ヤマシタタカヒサの母校・滋賀県立大学に提供した「カモベイベー」
2年後の2013年には、シングル「ホワイトレインコートマン」をタワーレコード限定でリリース。このシングルがオリコンウィークリーインディーズチャートで2位を獲得し、彼らは一躍注目のバンドとなります。同年にはCOUNTDOWN JAPANにも出演。集まる注目は彼らの人気へと変わっていきました。活動の転機が訪れたのは翌年、2014年。彼らはメジャーレーベル・キューンミュージックへと所属し、ミニアルバム「night walking」でメジャーデビューを果たします。その後、同レーベルからは数々のシングル・アルバムをリリースし、多くの楽曲がタイアップを獲得しました。
シナリオアートがうたを担当。おまるのまるまるおテーマソング「ママ」
2018年には約4年半所属してきたキューンミュージックから独立、心機一転、再スタートを切った彼ら。2020年春には独立後初となるフルアルバム「EVER SICK」のリリースも予定しています。メジャーを離れ、より柔軟な活躍が期待される人気のバンドがシナリオアートです。
独立後の楽曲「アオノリビドー」はヘパリーゼのCMソングに
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