岡山発のポップ・シンガーソングライター、さとうもかのこれまでとこれから。
さとうもかというミュージシャンの名を聞いたことがあるでしょうか。
ポップでかわいらしい音楽性を武器に、中毒者を増やし続けている彼女。2021年5月には念願のメジャーデビューも果たし、さらに注目度を高めています。
この記事では、そんなさとうもかのプロフィールや人気曲・おすすめ曲、ディスコグラフィーを紹介。今後活躍が期待される彼女の情報を、いち早くキャッチアップしましょう!
さとうもかのプロフィール
さとうもかは、1994年6月23日生まれ、岡山県出身のシンガーソングライター。ポップな音楽性と耳に残る歌声を武器に若者のあいだで支持を広げる、いま注目のミュージシャンです。
さとうもかと音楽の出会いは、3歳のころ。家族のすすめでピアノを習い始めたことがきっかけでした。最初の発表会で弾いた楽曲「ガラスの靴」のシ・ド・ミの和音が持つ響きを気に入り、音楽の道にのめり込んだ彼女は、しだいに「楽器を演奏しながら歌ってみたい」という想いを強くします。中学3年のときには、当時初めて手に取ったギターを片手に弾き語りへと挑戦。そのことが、シンガーソングライター・さとうもかの誕生へとつながっていきました。
高校卒業後は音楽大学へと入学し、ガットギター・ピアノの弾き語りによる音楽活動を本格的にスタートします。「(当時は)人前での演奏が得意ではなく、楽しいと思えなかった」と、そのときを振り返るさとうもか。ライブではなく、宅録による音源制作を通じて、彼女は活動の幅を広げていきました。
2015年には、1stミニアルバム『THE WONDERFUL VOYAGE』をリリース。初の作品のなかでアイデンティティとも言える独特の世界を表現すると、彼女の活動はさらに加速していきます。2018年からは3年連続で3枚のフルアルバム(2018年『Lukewarm』、2019年『Merry go round』、2020年『GLINTS』)を発表し、現在の地位につながる評価を確立しました。2021年5月には、EMI Recordsより満を持してメジャーデビュー。ポピュラー・ミュージックシーンにおける彼女の影響力は、現在進行形で拡大を続けています。その無二の才能は、メジャーでさらなる飛躍を遂げるか。いまアンダーグラウンドで最も注目されていると言っても過言ではないシンガーソングライター、それがさとうもかなのです。
さとうもかの人気曲・おすすめ曲
melt bitter
インディーズ1stシングル『melt bitter』収録。
初のフィジカルシングルにおいてタイトルトラックとなった同曲は、シティポップテイストあふれるナンバー。歌詞には、終わってしまった恋を振り返る女の子の切ない気持ちが歌われている。
かわいらしいバッキング、一度聴いたら頭を離れない声、印象的なメロディライン。この楽曲に詰まっているすべての要素が、シンガーソングライター・さとうもかのアイデンティティだ。YouTube上に公開されているMVは、2021年6月現在、170万再生。甘くてほろ苦い世界に魅了されるリスナーはあとをたたない。
オレンジ
3rdフルアルバム『GLINTS』収録。
2020年8月にリリースされたインディーズ時代最後のアルバムから、MVとしてカットされた1曲。意中の男の子の態度に一喜一憂する女心を、ポップなワードセンスで切り取った。
楽曲が変わっても“彼女らしさ”は健在。シティポップの流行期・80年代の雰囲気のなかにも、随所にシンガーソングライター・さとうもかのオリジナリティを感じることができる。
Love Buds
メジャー1stシングル『Love Buds』収録。
2021年5月リリースのメジャーデビューシングル『Love Buds』のリードトラック。エレクトリック・ピアノのコードバッキングが心地よく、あっという間に楽曲の世界に引き込まれてしまう。
シティポップ感の強かった上記2曲と比べると、R&Bに寄せたアレンジが新しい。活躍の舞台をメジャーへと移した彼女はまた違った形・テイストで、ファンやシーンの動向に敏感なリスナーたちの耳を楽しませてくれている。
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