SMエンターテイメントが送り出す、少女時代に続くK-POPガールズグループ・Red Velvetとは
今、日本の音楽シーンでK-POPが再熱しています。筆者がその流れを感じたのは、8月に取材をした”a-nation 2017”です。初日はEXOを目玉にNCT 127とK-POPグループが出演する中、5万5000人のオーディエンスから大歓声を受けたK-POPのガールズグループがいました。その名もRed Velvet。IRENE(アイリーン)、SEULGI(スルギ)、WENDY(ウェンディ)、JOY(ジョイ)、YERI(イェリ)の5人からなるダンスボーカルグループで、10代20代の女性を中心に日本でもファンを増やし続けています。
11月には日本初の単独イベントとなるプレミアムパーティーも決定し、注目を集めるRed Velvetとはどんなグループなのでしょうか? 今回は、グループとメンバーを中心に紹介します。
人気急上昇中のRed Velvetプロフィール
BoA、東方神起、SUPER JUNIOR、EXOなどを輩出したS.M.ENTERTAINMNET所属の5人組ガールズグループRed Velvet(レッドベルベット)。現在、メイクやファッションを真似する10~20代女性が増えてきており、レドベルの愛称で呼ばれ、韓国だけでなく日本でも人気と知名度を上げています。
グループ名は「強烈で魅惑的な色である赤 (レッド)と、女性らしくて柔らかい感じのベルベットのイメージのように、色があり洗練された音楽とパフォーマンスで全世界を魅了する」という意味が込められていて、先輩グループの少女時代の大衆性とf(x) の実験性の中間のコンセプトを持つと韓国メディアで紹介されていました。
2014年8月4日にデジタルシングル『Happiness』で韓国デビュー。
出典:YouTube
メンバーはIRENE(アイリーン)、SEULGI(スルギ)、WENDY(ウェンディ)、JOY(ジョイ)、YERI(イェリ)の5人。アイリーン、スルギ、ウェンディはS.M.ENTERTAINMNETの練習生グループ・SM ROOKIESに在籍、ジョイは”SMグローバルオーディション”を経ています。デビュー初期は4人で活動していましたが、2015年3月に新メンバーのイェリが加わって5人組グループとして活動を開始します。
2017年7月に韓国でリリースされたミニアルバム『The Red Summer』は韓国の有力な各ランキングチャートでデイリー1位を独占。またタイトル曲『Red Flavor』も各配信チャートでデイリー1位を独占しました。さらに「8月ガールズグループブランド評価1位」を獲得するなど韓国国内で圧倒的な人気を誇ります。
出典:YouTube
海外での評価も高く、米・ビルボードは2017年7月9日「『Red Flavor』は間違いなく今年の夏、頭の中にずっと鳴り響くK-POPのうちの一つになるだろう」さらに「Red Velvetは、最も人気があるK-POPガールズグループ中の一つで『Ice Cream Cake』『Dumb Dumb』などの大ヒット曲を通じて、K-POP界に大きな影響を及ぼした」と大絶賛しました。
まだ日本ではCDリリースをしていませんが、日本での本格的な活動開始を待望する声が高まっています。
a-nation 2017で見た Red Velvetの印象
筆者は8月に開催されたa-nation2017を取材させてもらったのですが、当初K-POPはEXO以外はレポートに入れる予定はありませんでした。しかし、Red Velvetの映像が流れ、メンバーがステージに現れた瞬間に起きた割れんばかりの大歓声。あれを見てしまったら取り上げずにはいられません。どういうグループなんだろうとずっとRed Velvetのライブパフォーマンスを見ていました。
Red Velvetの名前にふさわしい、赤が際立つセクシー&キュートな衣装で登場した5人。『Dumb Dumb』『Russian Roulette』『Red Flavor』などヒット曲を披露していたのですが、中毒性のある楽曲と個性的なビジュアルが最初に印象付けます。パフォーマンスも楽曲ごとに異なったコンセプトがあるように見えて、それがRed Velvetにしか表現できない独自の世界観を作っていると思いました。
ライブではそこまで激しいダンスはなく、手振り重視の構成で見せるセットリストになっていたと思います。韓国でリリースした楽曲のMVを見る限りダンススキルも高いグループなので、おそらくa-nation2017で見せたのはRed Velvetのほんの一部分だったのではないでしょうか。
歌唱面に関しても目に入るビジュアルとは裏腹に高レベルなスキルを持っています。ライブはヘッドマイクを使用して、被せを入れていたと思いますが、声の伸びや響き、発声を聴く限り完全生歌で披露しても問題なかったように思いました。
出典:YouTube
上記はRed Velvetのバラードソング『7月7日』です。聴いていただければ、彼女たちの歌唱力の高さが分かると思います。日本のライブでもバラードを聴いてみたいですね。
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