アーティストとダンサーの違い
――夏から秋にかけて連続楽曲配信やアルバムも2枚リリースしましたが、つとむさんがRADIO FISHの楽曲の中で1番好きな曲を教えてください。
つとむ : 僕の推し曲ですね! 年始にRADIO FISHでハワイに行くぐらい、僕は夏が好きなんです。なので『ワンチャンCOCO夏☆物語(feat.焚巻 & JUVENILE)』が好きですね。配信すらされてない、アルバムにしか入ってない曲なんですけど(笑)、これは夏に聞いてほしいです。僕らは「ワンCOCO」って呼んでます(笑)。
――去年はRADIO FISHとしてアーティスト活動、TRIQSTARとしてダンサー活動をしていましたが、アーティストとダンサーで忙しさの違いとかありますか?
つとむ : アーティストはステージに立つことがメインになるので、そこに対してのリハが増えるし、テレビの出演が多いのでテレビリハが多いです。フェスやイベントに出る機会も多いですね。あとはパフォーマンスする曲数の違いもあります。ダンサーだとやっても10分~15分くらいだと思うんですけど、アーティストがフェスでライブをやると4、50分は当たり前なので、体力的にもきついかなって忙しさはありますね。ダンサーだと振付もしなきゃいけないとか、監修しなきゃいけないとかもあるので短いスパンで色々なことが入ってくる忙しさがありますね。
――RADIO FISHで取材を受けることがたくさんあったと思うのですが、インタビューとかテレビ番組とかで本当はもっとしゃべりたかったとか自分のキャラクターを出したかったなとかありましたか?
つとむ : めっちゃありますよ!! オリラジの2人は芸人なのでしゃべりのプロの間に入っていくのが難しいんですよね。そういう時にいきなり話を振られると、あたふたしてしまうことが多かったので、今思えばもうちょっと自分を出したかったです。あたふたしていると全カットされちゃうんで(笑)。僕はふざけたキャラなんですけど、テレビだと変にまともにしようとして普通にしゃべってました。もっとふざければ良かったです(笑)。
――ライブMCではスキルマスターの皆さんもトークしていると思うのですが、どんな感じのやり取りになるんですか?
つとむ : 僕は1番年下なので、おふざけしていじられるみたいな感じです。そこで慎吾さんがアメをくれて、Show-hey君がムチを打ってくるみたいな。それで僕がShow-hey君のムチをシカトしてまたふざけるみたいな。おちゃらける感じです。
RADIO FISHが見た紅白歌合戦の裏側とは?
――先ほど12月が1番忙しかったと言っていましたが、その中でも1番忙しかった1日のスケジュールを教えてもらっていいですか? 売れっ子芸能人って寝る暇ないと聞きますが。
つとむ : 朝からずっとロケに行って撮影して、夜に帰ってきてそのまま打ち上げに行って、次の日に朝から収録に行くっていうのがありました。あれはきつかったです(笑)。
――つとむさんはパーティー好きだと聞いているのですが、もしかして打ち上げは朝までいたり?
つとむ : そうですね。朝までです(笑)。朝までいって、軽く寝て、新幹線乗って帰ってきて収録するっていう。移動中はよく寝てます。
――パリピですね(笑)。大みそかの紅白歌合戦の日はどういう1日だったんですか?
つとむ : 朝から会場に入って、リハがあって、紅白の本番があって、終わったら直でCDTVの年越しライブに行きました! 年越しカウントダウンも移動中の車の中だったんです(笑)。紅白歌合戦が終わった後に衣装着たまま速攻移動してたんですけど、「やべぇ、もう23時55分だ! やっぱ車の中じゃん」みたいな感じでしたね。年明けの瞬間はみんなでイエーってなってました(笑)。
――紅白とCDTVといえばピコ太郎さんと和解出来て良かったです。PPAPといえばTRIQSTARがさだまさしさんとPPAPをやっていましたが、つとむさんは出てないですよね。
つとむ : 出てないですね。その時はピコ太郎さんとケンカ中だったので(笑)。僕以外の3人が一緒にやらせて頂いたみたいです。でも、さだまさしさんが来ていた衣装は僕の衣装なんですよ。
出典:YouTube
――大人の事情ですね(笑)。最近、アーティストとしてダンサーがメディアに出たり、アーティストに濃くフィーチャーしてもらって活躍するダンサーが増えたと思うんですけど、アーティスト活動をしてみて、ダンサー活動に生かせそうだなと思うことはありますか?
つとむ : やっぱり、アーティストとして出ると確実にダンサーとしての地位も知名度も上がりますし、強みだと思います。最近頼まれる仕事も、バックダンサーという形ではなく、がっつり前に出る感じでやって欲しいって言われることも増えたので、それはいいことだなと思います。
――紅白歌合戦でダンサーがバックダンサーとして出演することはあると思うのですが、アーティストとして出演することはレアだと思います。アーティストとバックダンサーで紅白の違いはありますか?
つとむ : 実は、2013年にSMAPさんのバックダンサーで紅白歌合戦に出させてもらったことがあるんです。やっぱり全然ちがいますよ!
――その話すごく聞きたいです! 紅白歌合戦の裏側ってどんな感じなのですか?
つとむ : ダンサーだと、アーティストとは違う部屋で待機という感じです。アーティストとして出演すると、他のアーティストの方々からの差し入れとかあって、それを頂けたり、僕らも持ってきた差し入れを他のアーティストに渡したりとか、アーティスト同士の交流もあるので、全然緊張感も違います。記者会見の緊張感がすごいんですよ。バックダンサーは記者会見には出ないので、すごくいい経験でしたね。あとは番組のPR番組に出たりとか当日までの道もあるので、関わる期間も違います。両方経験しましたが、全然関わり方が違いました。
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