Perfumeのライブはどうやって作られているのか？
続いて、話題はPerfumeのライブの話に入っていきます。Perfumeのライブといえば、他のアーティストにはない映像演出が特徴です。その秘密や出来上がるまでの工程を初公開情報とともに紐解いていきました。
1.衣装に映し出されるプロジェクションマッピング
まず、下の動画をご覧ください。
出典：YouTube
衣装に映像が映る物凄い演出です。これは赤外線を感知できる特殊な生地の衣装を使っていて、映像を衣装部分だけに投影できる仕組みになっています。ちなみに映像に使われている絵や文字は、すべてPerfumeに関わるものなんだそう。
2.映像で作り出す空間演出
Mステで披露した『spending all my time』のパフォーマンス映像から、映像演出の話に。ここでPerfumeから明かされたのは「その時初めて開発することばかりなので、イメージもつかないことを言われる」、「やってるときは何が起きてるのか分からないから、終わって映像を見てから何が起きてたのか理解する」とのことでした。
映像演出を含めたライブができるまでにおこなう会とは？
ステージ全体の演出も担当するMIKIKOは、ライブの約半年前から制作スタッフとともに「夢を語る会」を開催するとのこと。その内容をまとめると
・出来る出来ないはさておき、やりたいことを語る
・制作スタッフに細かい指示が出される
・Perfumeの3人を生かすために全力を尽くす
・制作スタッフの前に、Perfumeとも「夢を語る会」を行う
・抽象度の高いお題が最初に来て、技術的な側面とストーリー的な物のバランスが取れている発注が来る（真鍋大度発言）
とのことです。
以上のことをもとにして、Vコン（ビデオコンテ）をMIKIKOが作成するのですが、ガチで業界人しか見れないようなVコン映像がテレビでオンエアーされます。トラスや数字、機材名称など舞台用語が飛び交う映像にPerfumeも「初めて見た！ これを魅せる関ジャムがすごい」と感動。Perfumeはスタッフに愛されているアーティストだということが分かった瞬間でもありました。ここまで綿密に作り上げた後、Perfumeも演出の意見を出し、みんなで調整し合ってあのライブパフォーマンスが出来上がるのです。
出典：YouTube
「関ジャム完全燃SHOW」で放送されたPerfumeのパフォーマンスとライブが何故すごいのか？をまとめさせていただきました。Perfumeのファンって濃い方が多いイメージがありますが、この放送内容を見てその気持ちがよくわかりました。音楽としても素晴らしいし、アートとしても先を進んでいる存在です。そこに3人のスキルやスタイルを含めたビジュアルも加わり、最強のライブパフォーマンスができるのでしょう。そして、何よりもPerfumeは制作スタッフに愛されています。スタッフ一人一人がPerfumeのために作った最高の仕事が、毎回新しい演出も生み出しているのではないでしょうか。多くの人の想いがこもったPerfumeのライブパフォーマンス。これは注目せずにはいられません。
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