そして、RIRIは最後のMCで先にライブを披露していた2人をステージに呼び戻す。RIRIとKEIJUがコラボし、Julia Wuがカバー、国境を越えてのコラボレーションのきっかけとなった曲「Summertime」を3人で披露。日本語、英語、中国語の3カ国が飛び交うスペシャルなライブは、パラダイム・シフトをキーワードにジャンルや国籍までも飛び越えた同イベントならではの光景となった。
入り口のゲートを潜ると、芝生が広がり、ヤシの木などがそよそよと揺れ動く。グリーン・フラワーショップなども併設しているこの施設には、終始南青山らしからぬ気持ちのいい風が通り抜けていた。今回NEWSEEというチームが空間デザインを担当しているため、ドラマチックな場所へと変貌。
さらに、イベントのイメージビジュアルを手掛けたイラストレーターのSUGIによる展示や、SOM TAM CLUBの鈴木竜一郎による写真のゲリラ展示も行われ、アート好きの心も掴む。そして、カルチャーレーベル「BLANKMAG」による台湾ストリートブランドアイテムやZINE、カセットの販売に加え、台湾のドリンクも用意され、会場はどこか異国情緒漂う。夏の終わり、音楽とカルチャーを愛する人々の「楽園」が確かにそこにあった。
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