ONIGAWARA 1stワンマンツアー完走! こりゃヤバいのが出てきたぞ
「アイドルじゃないし、バンドでもない」完全独自なポップ街道邁進中のONIGAWARAが、自身初となるワンマンライブツアー「ONIGAWARA 1stワンマンツアー2017~新春初 ONI 詣~」を敢行。1月21日、渋谷O-WESTでツアーファイナルをむかえました! ミーティアでも密かに注目していたONIGAWARA。まさかこんなにヤバいライブをしていたなんて・・・
ライブの興奮冷めやらない中ですが、ONIGAWARAの渋谷O-WESTライブの模様をレポートでお届けします!
その前にONIGAWARAってどんな音楽ユニットなの?
ライブレポに入る前に、ONIGAWARAの紹介を簡単にさせてもらいます。
ex.竹内電気の竹内サティフォと斉藤伸也による、スーパー J-POPユニット、ONIGAWARA。
2013年より本格始動し、2015年9月に1stアルバム「エビバディOK?」で全国デビュー。2016年3月には1stミニアルバム「欲望」をリリース。
YOUTUBEで公開されている数々の時代錯誤ギリギリなPVは、「ダサい!最高!」「ダサかっこいい!」「なんかムカつくけどかわいい!」など物議を醸しながらも拡散中。
「アイドルじゃないし、バンドでもない」完全独自なポップ街道邁進中のONIGAWARAの神髄は、そこにいる全員が笑顔になるGIGにあり。全国の様々なフェス、ライブサーキット、アイドルイベントなどに出演し、入場規制・ソールドアウトの会場が続出。笑撃のステージで各地に続々と”ガワラー”を増やし続けている。
2016年6月には1stペンライトシングル「タンクトップは似合わない」をリリース。ONIGAWARAのJ-POP伝説が加速する・・・
引用:公式サイト
かなり個性的ではあるがスーパーPOPな音楽ユニットです。YouTube動画を見ているだけでも、独自性がすごく伝わりますが、ライブはさらに上をいっていました! さっそくライブレポに移りましょう。
ライブ中撮影OK! こんな音楽ユニット見たことない
それぞれのイメージカラーである袴を着て登場したONIGAWARAの2人。少し遅いお正月ですが、東京のライブでガワラーに初顔出しするのは今日が初めてです。正月サウンドと正月リリックが特徴の『O・SHOW・GA・TSU』でオープニングを飾ります。鏡開きや書初め披露で新年行事を進めるONIGAWARA。斉藤伸也は「成功」、竹内サティフォは「恋」と書き、真逆の目標に会場からは笑いが。竹内サティフォが「恋」と書いたのには理由があり、後に明かされますがこのままライブは続きます。
続いての『シャッターチャンス’93』でさっそくONIGAWARAしかやらないだろうライブパフォーマンスが! なんと、ONIGAWARAのライブは撮影OKの時間があるのです。まさに曲名通りシャッターチャンスをONIGAWARAの2人が作ってくれて、この時間はカシャカシャという撮影音が会場に響きます。
こちらは筆者がスマホで撮影した写真です。2階席なのでこのクオリティですが、ステージ近くにいたガワラーの人はもっと鮮明でアップなONIGAWARAが撮影できたのではないでしょうか。こんなことするアーティストはONIGAWARAだけですね。
3曲目は『ONIGAWARA SUPER STAR』を披露。この曲は非リア充ソングになっていて、1番は竹内サティフォの非リア充。2番は斉藤伸也の非リア充を歌っています、その内容がとにかくおもしろい! MVの時点でもおもしろいのですが、ライブになるとガチで思ってるんじゃないかというくらいの感情がこもったツッコミとアイドルよりもアイドルらしいあおりなど、会場を飽きさせない展開が続きます。その盛り上がりのまま『エビバディ OK?』に突入。曲と一緒にキッズダンサー3人(ohnny’s Jr.)が登場したのですが、会場からは「カワイイ!!」の歓声が。これには斉藤伸也もMCで「俺らより人気あるじゃねーか」と嫉妬発言をこぼします。楽曲もキャッチーで、オタ芸を思わせるダンスに会場を大盛り上がりでした。
MCでは「骨うずめる気あんのかーー!」と会場をあおるようなテンションで、となりの竹内サティフォに吠える斉藤伸也。これには「えっ?僕??」と驚きを隠せない竹内サティフォ。ONIGAWARAはMCも楽しいですね。2人の熱量の差が絶妙でもっと見てみたいと思わせます。
誰もが持つ非リア充の部分を歌うONIGAWARA
MCが明けると『アリス』を披露。ONIGAWARAの中でも王道なロックサウンドに、会場はライブハウスならではの盛り上がりを見せます。コール&レスやガワラーと一緒に歌う箇所もあって、会場が一体になっていきました。そして、一体になったところで「一緒に共感しようぜっ」てことなのでしょうか。ここから非リア充ソングが続きます。
『チョコレイトをちょうだい』では斉藤伸也が獅子舞に扮して会場にチョコレイトではなく餅を投げ始めました。お正月とバレンタイデーのコラボレーションですね。こちらの曲、曲調が90年代後半の女性ダンスグループを思い出せるサウンドや、マイクを交互に持って歌う姿はピンクレディーを連想させます。本当にパフォーマンスが豊富です。個人的にMVのようなチョコをやらしく塗りたくるパフォーマンスを見たかったのですが、さすがに後のライブに響きますからね。チョコレイト絡みはMVでお楽しみください。
出典:YouTube
続いての『夏フェスなんて大嫌い!!なんちゃって』はセリフや演技も入ってこれまたおもしろいのですが、HIPHOPソングで曲調もメロウなのでサンセット感があるサマーソングといった感じで横ノリができる曲です。こういう奇抜さの裏に本格的な音楽を感じさせるのがONIGAWARAが支持されるところではないでしょうか?
ONIGAWARAがステージからいなくなると、『言葉にできない』のBGMとともに2016年のONIGAWARAフォトメモリーが映像で流れます。数々の思い出写真が流れる中、会場の爆笑を誘ったのが2人のタンクトップ姿。ガリガリでスカスカに見える竹内サティフォとぽっちゃりでタンクトップというより裸の大将みたいになっている斉藤伸也の姿に、ガワラーは「これを見せてきたということは、あの曲をやるな」とニヤリ顔を浮かべます。
その後、ONIGAWARAが再登場し、3月22日にリリースするフルアルバム『ヒットチャートをねらえ!』から『僕の恋人』を披露して非リア充楽曲ゾーンは幕を閉じました。
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