ツアー前に読みたい! ONIGAWARAのGIGをレクチャー
1stフルアルバム『ヒットチャートをねらえ!』を3月にリリースし、着々とファンを増やし続けているONIGAWARA。音楽業界でもそのPOPな音楽性が評価され、2017年はONIGAWARAの年になるのでは?と言われています。
そんなONIGAWARAがアルバム『ヒットチャートをねらえ!』を引っ提げて”「ヒットチャートをねらえ!」リリースツアー2017~ベストヒットO・N・I~”を5月19日から開催。多くの人にONIGAWARAの曲を聴いてもらいたい! そんな彼らの気持ちを応援するべく、ミーティアではツアーリハーサル中のONIGAWARAに特別取材をお願いしました!
インタビューではONIGAWARAのGIG参戦について、今さら聞けないライトなことから突っ込んだことまで教えてもらい、リハーサルレポートではステージでは見ることのできないONIGAWARAの姿を特別にお届けします。
Interview_Text_NOZATATSU
Photo_HIROYUKI DOZONO
Edit_司馬ゆいか
今更聞けない、ONIGAWARA GIGの疑問
――――ツアーのリハーサルお疲れさまでした! 現在までリハーサルを終えて、仕上がりはどうですか?
竹内サティフォ : 通しは今日が初めてです。とりあえず1回やってみて、色々考えようというところです。
――リハーサルを見させてもらって、衣装とかも気になったのですが、ツアーのテーマはありますか?
斉藤伸也 : ツアータイトルが「ベストヒットO・N・I」なので、ONIGAWARAの過去・現在・未来を繋ぐようなGIGになればいいと思っています。ニューアルバム『ヒットチャートをねらえ!』を軸にした内容になりますね。
――それは楽しみです。では、ここからONIGAWARAのGIGについて、ライトな質問からさせて頂きます。ONIGAWARAはライブをGIGと呼んでいますが、GIGという言葉を使うのにはこだわりがあるのですか?
斉藤伸也 :
竹内サティフォ : そうですね。ONIGAWARAは80年代、90年代の日本の音楽シーンに対するリスペクトが強いんです。その想いを込めてのGIGです。
斉藤伸也 :
竹内サティフォ : 憧れですね!
斉藤伸也 : GIGって本来、小箱でやる時に使う言葉なんですけど、どんな大きな会場でも普段ライブハウスでやっているパフォーマンスと変わりなく、熱い距離感を保てるようなミュージシャンでいたいなと。
――この先、ONIGAWARAが大ブレイクして大きな会場でライブをすることになっても、GIGという言葉を使いますか?
斉藤伸也 : そこはね、うーんと・・・
竹内サティフォ : いや、言えよ(笑)!
斉藤伸也 : 一回GIGって言うのを止めるという話もあったんですけど、やっぱりGIGっていう言葉が一番しっくりくるよねって話になりました。
竹内サティフォ : 結構若い子たちもTwitterでGIGって言葉使ってくれますし、響きも良いので気に入ってます。
――確かにGIGって響きはカッコいいです。初めてONIGAWARAのGIGを見たときに、斉藤さんのMCでマイクにリバーブがかかっているのが印象的でした。
斉藤伸也 : 人間としてビッグなんだよっていうのをアピールしたくて、こいつだけ規模感違うなみたいな(笑)。
――アリーナでライブしているかのような響きですよね。
斉藤伸也 : GIGとか小箱とか前後しちゃいますけど、基本的に全部アリーナだと思ってやっています(笑)。
竹内サティフォ : 小さい会場でも、大きい会場でやっている気持ちでね。お客さんとの距離感を大切にしたいんです。まぁ、そんな大きい会場でやったことはないですけど(笑)、今後のためにですね。
斉藤伸也 : 大きい会場では小さい会場のように意識して、小さい会場では大きい会場でやっているような気合でやっています。
――どんな時もお客さんを意識しているのですね。ONIGAWARAのGIGといえば、ペンライトを回したりとか、色々な演出や盛り上がり方がありますが、初めてGIGに参戦する方に改めて必要なものを教えてください。
斉藤伸也 : これはですね…逆に必要なものは設けたくないなって思っていて、「俺についてくれば大丈夫!」っていう風にGIGで言っているんです。なので、何も知らない状態で、ライブにはまっさらな気持ちで来てもらって、「なんかガワラー(ONIGAWARAのファンの通称のこと)を誘導する奴がステージの左にいるぞ」みたいに見てもらえれば。「私達はあいつの言うことを聞けばいいんだな」って思ってもらえればOKです。
――なるほど!斉藤さんについていけば誰でも大丈夫ってことですね。ONIGAWARAのパフォーマンスは振付もあったりしますが、ガワラーの皆さんにどこまで踊ってほしいとか、やってほしいこととかありますか?
斉藤伸也 : ガワラーの皆さんには、ペンライト持ってもらったり、写真を撮ってもらったり、踊ってもらったり、僕達がやらせることが多いんですよ(笑)。すごい人になると、クラップしながら、写真撮りながら、ペンライト振りながら踊る人もいますし(笑)。でも、無理をしてほしくないので、その人のキャパシティにあった盛り上がり方をしてもらえれば嬉しいです。
竹内サティフォ : 本当に何も用意しなくても大丈夫ですよ。ペンライトも、欲しい人はONIGAWARAの物販でも用意していますし、無くても大丈夫ですし、楽しみ方は人それぞれなので、周りの人に迷惑をかけなければ自由です。モッシュもダイブもやってもらって大丈夫ですよ。そういう曲は今のところないですけど(笑)。
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――撮影のタイミングですが『シャッターチャンス’93』の時に、撮影タイムがありますが、その時以外でも写真は撮っていいのですか?
竹内サティフォ : 写真はいつでも大丈夫です。動画は色々大人の事情があるのであまり推奨はしてません。
斉藤伸也 : 『シャッターチャンス’93』は、我々の動きが止まって撮りやすいですよっていうサービスですね。
――そうだったんですね。ONIGAWARAが売れて、さいたまスーパーアリーナとかでGIGをするときも、写真OKでやってくれますか?
斉藤伸也 : やりたいですね。外国のミュージシャンとかは撮影OKだったりするじゃないですか。日本はちょっと厳しいのかなって。
竹内サティフォ : 最近、日本も撮影OKなミュージシャンが増えましたよね。対バンライブとかだとONIGAWARAの撮影OKが浸透してなくて、思わぬ反応があったりするんですけど(笑)、もっと売れてONIGAWARAは撮影OKというのを浸透させていきたいですね。
過去・現在・未来を繋ぐONIGAWARAのツアーへの想い
――ありがとうございます。今更聞けないライトな質問が聞けたところで、今度はもっとGIGについて突っ込んだ質問をさせてください。まず、今ツアーは宮城、福岡、愛知、大阪、東京と回りますが、場所ごとにガワラーの違いとかありますか?
斉藤伸也 : 基本的に僕達みたいなのを受け入れてくれる人は愛に溢れた方で、みんな盛り上がってくれます。対バンライブでも最初から最後までいてくれますし、ガワラーは優しいです。
竹内サティフォ : 僕らまだ、地方のライブをそんなにたくさん行けてないので、今回は挑戦という部分もあります。その中で、過去にGIGをやらせて頂いた中で反響があった、宮城と福岡をツアーに入れました。ゆくゆくは色々な場所でやりたいです。
――数々のGIGをしてきましたが、1 stフルアルバム『ヒットチャートをねらえ!』からテーマをもらいまして、今までのGIGでヒットチャート(印象に残ってる)だったエピソードを教えてください。
斉藤伸也 : 『ONIGAWARA SUPER STAR』という曲で、ご当地ネタをやろうということで、愛知県でGIGをした時に、スガキヤのカップラーメンを捲こうと思って用意してたんです。そしたら、完全にそのことを忘れてて、急いでカップ麺を2個客席に投げたということがありました。
出典:YouTube
竹内サティフォ : それがヒットチャートなの(笑)?
斉藤伸也 : ヒット賞かな(笑)。
――GIGで予想外だったこととかはありましたか?
斉藤伸也 : 『ダバダバ』という楽曲で、ギター&レスポンスっていう、ギターのフレーズに合わせてみんなにレスポンスしてもらおうっていうパフォーマンスをしたんですけど、誰もついてこれなくて(笑)。
――業界初のギター&レスポンスとMCで言っていたやつですよね。
斉藤伸也 : 斬新過ぎたという(笑)。あれは逆ヒットでしたね。あとは、僕ら音源はオケを使っているんですけど、CDプレーヤーが壊れて再生できないってことがあったんです。その時は歌とギターとダンスのみでやり切りました!
竹内サティフォ : あれはレアでしたね。
――それはそれで見てみたかったですね(笑)。ギターといえば、アルバムのコメントを見たときに『目立ってます』がギターも注目と書かれていましたが。
竹内サティフォ : そうですね。『目立ってます』はかなり弾いてます。
斉藤伸也 : あの曲は史上初のギター被せ無しの、完全ギター生演奏なのでGIGでやる際には注目してほしいです。
――アルバム『ヒットチャートをねらえ!』は今までのONIGAWARAとこれからのONIGAWARAが楽曲で表現されていると思います。そのアルバムを引っ提げてのツアーですが、このツアーを通して伝えたいこと、自分たちの中で目標にしていることはありますか?
斉藤伸也 : ますますヒットチャートを狙っていきたいですし、もっと売れたいという気持ちが強いですね。
竹内サティフォ : 今作は初めて自分達で1から作った1stフルアルバムなので、それをどうGIGで表現するか。2016年が終わって5か月くらいたちますけど、二人の音楽の期が熟したなというところで、自分たちが目指してきたJ-POPの1個の到達点が作れたと思っていますし、それをGIGで存分においしいところを皆さんにお届けします。もうこれでONIGAWARA違うなって思ったら、二度と来ないんじゃないかなって思うくらい、自信のあるものが音楽で届けられると思っているので、期待してください。
斉藤伸也 : まだ、ツアー当日まで言えないことがあるんですけど、この先のONIGAWARAの片鱗も見せられると思います。「過去・現在・未来」の未来の部分も見せますので楽しみにしてください。
――最後にGIGに参戦するファンにメッセージをお願いします!
竹内サティフォ : 今回のツアーは初めて来る方も多いと思うんですけど、初めて来た人も楽しめるようなGIGにしますので、楽しみにして来てもらえたら嬉しいです!
斉藤伸也 : ONIGAWARAの過去・現在・未来を繋ぐような『ヒットチャートをねらえ!』というアルバムをリリースしました。その楽曲を生でパフォーマンスしますので、CDで聴くよりもさらにパワーアップした状態でお届けします。初めて来る人も、今まで来てくれた人も、最高のGIGを作って楽しんでいきましょう。
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