アニソン踊ってみたのトップを走るRABをさらに調べてみた
ニコニコ動画から生まれた新カルチャー「踊ってみた」。現在はYouTubeにも市場が広まっていて、多くの踊ってみたの踊り手やチームが、踊ってみた動画を投稿しています。踊り手だけじゃなく、昨年流行になった「恋ダンス」をはじめ、話題のダンスや振付を一般人が踊ってみるという現象もトレンドになってきていて、より身近なエンターテイメントに変化しつつある「踊ってみた」。今回は、筆者が以前執筆した「“踊ってみた”動画 本当にうまいベスト12を選んでみた」の中から、1チームをフィーチャーして紹介します。1回目はオタクで構成されたブレインキン集団・RAB(リアルアキバボーイズ)です
踊ってみた界最強スキルを持つRABとは?
まずはRABがどんなチームなのかを紹介していきます。
RABってどんなチーム?
ドラゴン、けいたん、涼宮あつき、マロン、ムラトミ、チャカ(芸能活動などの表向きの舞台には出ない)の6人からなるダンスチームで、ジャンルはブレイクダンスです。RABのメンバーはそれぞれプロダンスチームで活躍するダンサーが集結したチームなので、実力は高レベル。踊ってみたチームの中で一番うまいと言っていいでしょう。そんなカッコいいと思われる6人なのですが、実は彼ら・・・重度のオタクなのです!
アニメ大好き! 漫画大好き! ゲーム大好き! 秋葉原は聖域!
生粋のアキバ系オタクですね。ストリートダンスのイベントでアニソンを使って踊ることから始まり、アニソンバトルに出る、イベントの主催もやる、地上波でレギュラー番組を持つ、メジャーデビューを果たす、ワンマンライブ開催と、だれもがうらやむ実績を手に入れてきました。世間の冷たい偏見からオタクを救った救世主と呼んでもいいかもしれません。アニソンとブレイクダンスを組み合わせ、新しい境地を開いた、実力派アニソンダンスパフォーマーです。
RABのデビュー作「ハレ晴レユカイを踊ってみた!!」
出典:YouTube
RABの経歴
・2006年にチャカ(一人でR.A.Bを名乗る)、けいたん(安田CREW)、ドラゴン(FOUNDNATION)、涼宮あつき(廻転忍者)マロン(オタク)の5人が、秋葉原でオフ会を開き意気投合。T.M.Revolution状態だったR.A.Bがチームに生まれ変わり、隠れオタクダンサーだった5人は、胸を張ってオタクダンサーとしての活動を始めます。「R.A.B」と名乗っていたのは結成当初のみで、近年は「.」の付かない「RAB」の名称を使用。
・2008年にドラゴンの紹介でムラトミが加入。ニコニコ動画の投稿が運営に評価され「ニコニコ大会議2008冬」に出演。
・2011年からRABはメディアに取り上げられるようになります。この頃からメンバーのチャカが企業勤めでスケジュール調整が難しくなったことや、方向性の違いにより芸能活動には参加しなくなりました。(ダンスイベントなどには一緒に出演)
日本テレビの番組「スター★ドラフト会議」に出演。たちまち話題となり度々番組に登場する人気物に。そして、番組内の企画で劇団ひとりプロデュースによるRABをCDデビュー企画が始動します。
・2012年、ボーカルに声優の福原香織を迎え、2012年1月「福原香織とRAB」としてメジャーデビュー。後にユニット名を FUNCTION6chに変更しリニューアル。
出典:YouTube
・2013年から「アニソン踊ってみた」動画を投稿するようになり、「おジャ魔女カーニバルを踊ってみた」等をヒットさせランキング上位常連に。このことがキッカケで様々なイベントに呼ばれるようになります。
出典:YouTube
・2014年にフランスで開催された「ジャパンエキスポ2014」に出演。ついに活動は海外まで広がります。
・2015年にRAB主催のアニソンダンスバトル大会「アキバ×ストリート~世界最強オタクダンサー決定戦~」を開催。通称アキストと呼ばれ、現在も定期開催されています。
出典:YouTube
・2016年に初の地上波レギュラー番組 「アニレゾ!! 勝ち抜きアニソンダンスバトル!!」(TOKYO MX)放送開始。現在は放送が終了しましたが、同局の新番組「アニ☆ステ」でレギュラー出演中です。
RABの今後の活動
アニメをこよなく愛するRABの夢は「アニメになること」と掲げていて、夢の実現のために日本武道館でのライブを目標にしています。そのために様々なことに挑戦している最中です。
2017年は結成10周年になるので、記念イベントとして「RAB10周年 無料ワンマンライブ2017~待ってろよ!アニメ化 in 中野サンプラザ~」を10月22日に開催を予定しています。
出典:YouTube
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