いま絶対外せないトレンド。Nulbarich(ナルバリッチ)はこの曲を聴け!
Suchmosやceroが注目されて始まったシティポップブーム。ずっとネクストカミングと目されてきたこのバンドが、ついにトレンドを担っていくところまで上り詰めました。
彼らの名はNulbarich(ナルバリッチ)。この記事では、彼らの簡単なプロフィールを踏まえ、おすすめ曲・人気曲を紹介します。
Nulbarich(ナルバリッチ)とはどんなバンド?
2018年11月におこなわれた武道館ライブでの一幕。
これだけ売れているのに、なんだか全貌が掴めないバンド。Nulbarichはそんなバンドです。ファンの中にも、彼らがどのような構成で音楽をやっているのかは知らないという人がいるのではないでしょうか。まずは、Nulbarichがどのようなバンドなのか、簡単にプロフィールを紹介します。
まずは上の動画を観てください。おもに一人に目がけてスポットライトが当たっていることがわかります。彼の名前はJQ。Nulbarichの中心メンバーです。公式のプロフィールによると、「Nulbarichは、シンガーソングライターであるJQがトータルプロデュースするユニット」とのこと。つまり、決まったメンバーは彼だけということになります。JQによると、メンバーは固定化されているそうですが、ほかのメンバーについては詳細がわかっていません。
彼らの音楽性を一言であらわすなら、「夏によく似合うミッドナイトシティロック」でしょう。そのスタイルは、ビートメーカーをルーツとするJQのスタイルによって支えられています。バンドでありながら生演奏だけにはこだわらず、時にサンプリングやシンセサイザーなども活用する。その柔軟性こそが、彼らが奏でる「エモーショナルでポップなオリジナルサウンド」の根幹です。
また、JQがバイリンガルである点も見逃せません。近年の邦楽では、歌詞に英語を用いるミュージシャンもよく見かけるようになりました。邦楽における英語詞については、日本語にはない語感が得られる一方で、発音などといったボーカルの英語力も試されます。歌詞に登場する英語が嘘くさく聞こえない。彼らの音楽にリスナーが没頭できる理由には、このような点もあるはずです。
Nulbarichはこれまでに3枚のフルアルバムをリリースしています。最新のリリースは2019年2月にリリースされた3rdアルバム『Blank Envelope』。Nulbarichはこのアルバムリリース以降、さらに支持を広げ、現在の地位を確立しました。
Nulbarichについてもっと知りたいという人はコチラも。
Nulbarich(ナルバリッチ)のおすすめ曲と人気曲
NEW ERA
1stアルバム『Guess Who?』収録。
Nulbarichの代表曲と言えば、もちろんこのナンバー。ホンダ「グレイス」のCM曲に抜擢されたこの曲から、現在に至るNulbarichの快進撃は始まった。日本語詞と英語詞の融合、邦楽っぽくないオシャレなサウンド。この曲にはNulbarichのエッセンスがすべて集約されている。
Spread Butter On My Bread
1stアルバム『Guess Who?』収録。
一般的なNulbarichのイメージは、先に述べたいわゆるシティロック的なもの。しかし、この曲は、ソウルやR&Bといったブラックミュージックのフレーバーを感じる、とてもムーディーなナンバーだ。いまNulbarichを支持している層には、もしかしたらあまり刺さらないナンバーかもしれないが、彼らにこういう音楽性があることもファンなら是非知っておきたいところ。
Lipstick
1stアルバム『Guess Who?』収録。
口紅にスポットライトを当てた少し大人っぽいナンバー。センターやや左でリズムを刻むギターのカッティングがたまらない。MVそのものがリップスティックのCMのように仕上がっている。オシャレな映像も必見。
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