枠を作らず唯一無二のグルーブを奏でるNulbarich（ナルバリッチ）

（Nulbarich（ナルバリッチ）公式サイトより）

洒脱でポップなサウンドにナチュラルな英語の歌。
おしゃれな洋楽と思って聴いていると、ポツリポツリと挟まれる日本語にびっくり。

初めてNulbarich（ナルバリッチ）を聴いた時、そんな体験をした人は少なくないのでは。

最近では楽天カード Apple Pay のCMソングとして耳にするほか、Suchmosが多くのリスナーに認知されるきっかけとなったHONDAのCMソングに起用されるなど最もブレイクが期待されるアーティストと言われています。

音楽性はアシッドジャズなどブラックミュージックをベースとし、実力と志を持つミュージシャンが固定されることなく集まり、その時々にベストな音楽を生み出す・・・枠を作らないスタイルで唯一無二のグルーブを奏でるNulbarich（ナルバリッチ）、その魅力をご紹介します！

“耳利き”な音楽ファンも唸る実力派バンド

Nulbarich（ナルバリッチ）がスタートを切ったのは2016年初頭。
抜群のセンスと確かな演奏技術で、すぐに音楽ファンの注目を集めました。

６月にはお笑いコンビ・エレキコミックのやついいちろう主催の音楽イベント『YATSUI FESTIVAL! 2016』に出演。

同月タワーレコード限定1stシングル『Hometown』を、10月には1stアルバム『Guess Who?』をリリースします。

（Nulbarich（ナルバリッチ）公式サイトより）

今年2月には渋谷WWWで初のワンマンライブを開催。
ミーティアでも取材させていただいたこちらのライブでは、会場いっぱい集まった観客を魅了しました。

1stアルバムは全国のタワー・スタッフが今後期待のアーティストをピックアップする『タワレコメン/2016年邦楽編』と、全国のCDショップ店員がブレイクが期待される作品をメジャー・インディーズ問わず投票し選ぶ『第9回CDショップ大賞2017』に選出。

今年1月には音楽ポータルサイト『EMTG MUSIC』がその年一層の活躍が期待されるアーティストを選ぶ『Coming Up Artist2017』を受賞するなど、“耳利き”な音楽ファンからも高い評価を得ています。

謎の覆面バンド？Nulbarich（ナルバリッチ）とは

バンド名『ナルバリッチ（Nulbarich）』は『Null（何も無い）』『but（けど）』『rich（満たされている）』をつなげた造語。

公式サイトによると「形あるものが全てではなく、形の無いもの(SOUL、思いやりや優しさ含めた全ての愛、思想、行動、感情)で満たされている」という意味が込められているそう。

（ミーティア）

Nulbarich（ナルバリッチ）の公式サイトやMVを見て気になることは、メンバーの画像が見当たらないこと。
代わりにメインで登場するのは、猫背で帽子をかぶり、まん丸な瞳にイナズマを光らせるユニークなキャラクター。ファンの間では『ナルバリくん』と呼ばれています。

（Nulbarich公式サイトより）

そのため“謎のバンド”“覆面バンド”と噂されることもありますが、キャラクターを作ったのはバンドメンバーを固定しないスタイルをとっているためであり、特別に意図して顔を隠しているわけではないそう。

メンバーが固定ではないというのがあって。そうなると毎回ビジュアルが違うじゃないですか(笑)。なのでキャラクター(ナルバリ君)でいこうって話になって。そうすると謎のバンドみたいになっちゃいました(笑)。
（BELONG Media）

ちなみにライブでは素顔で演奏されています。

（ミーティア）

メンバーという枠に縛られないバンド・Nulbarich（ナルバリッチ）でリーダーをつとめるのは、ボーカルのJQ。

（ミーティア）

学生時代からバンドを組み音楽活動を行っていたJQは、バンド解散後はシンガーソングライターとして活動。
ボーカリストとしての修行期間を経て、満を持して結成したバンドがNulbarich（ナルバリッチ）だったのです。

DTMを覚えたので、修行がてら自分で曲を作ってました。で、その曲をちゃんと消化できるボーカリストになれたら、そのときに周りにいるミュージシャンと一緒にバンドをやろうと思っていて。その時期がやっときたという感じですね。
（CINRA.NET）

夏フェス総出演！11月はワンマンツアー！Nulbarich（ナルバリッチ）の活躍が止まらない

（Nulbarich公式サイトより）

2016年、彗星のように現れて音楽ファンの心をわしづかみにしたNulbarich（ナルバリッチ）。
今年2月の初ワンマンライブに引き続き、いくつもの音楽イベントへの出演が決定しています。
フェスへの出演数からも注目具合が伺えます。
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017、SUMMER SONIC2017、 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO、CORONA SUNSETS FESTIVAL、GREENROOM FESTIVAL’17など北海道から沖縄まで全国のフェスへの出演予定です。

そして11月には仙台・大阪・福岡・東京の4都市を回るワンマンツアーも開催予定。
2018年3月17日には東京・新木場STUDIO COASTにてワンマンライブを開催することが決定しています。
2017年を代表するバンドへと進化を遂げているNulbarichから目が離せません。

出典

Nulbarich（ナルバリッチ）公式サイト
RAMMELLS×Nulbarich対談「2016年を代表する10曲」を語る（CINRA.NET）
極上のグルーヴを鳴らす、Nulbarich(ナルバリッチ)とは一体何者か？（BELONG Media）