「おしゃれ且つ変態な楽曲の表現」を標榜するニガミ17才の魅惑のバンドミュージック
元・嘘つきバービーの岩下優介を中心に結成されたニガミ17才。嘘つきバービーの変態性を引き継ぎつつも、よりポップなサウンドへと昇華し、その中毒性はそのままに独特な音楽を発信し続けています。その変態とも言える歌詞とクセになるサウンドが注目を浴び、最近はメディア出演も増加。アンダーグラウンドな存在から徐々に脚光を浴びつつあるニガミ17才の魅力に迫ります。
ニガミ17才とは?
ニガミ17才は岩下優介、平沢あくび、イザキタツル、小銭喜剛の4人組バンド。バンド名の由来は曖昧で、「ニガミ」は嘘つきバービー時代の曲「アマミとニガミ」から、17才という年齢は青春時代からきていると言われています。2015年に元・嘘つきバービーでフロントマンを務めていた岩下優介がバンドを解散の後、イザキタツルと元・ミドリのドラム小銭喜剛ともう1人ギターを含めて活動していましたが、そのメンバーでパフォーマンスをすることはなく岩下が抜け、新たに当時女優として活動していた平沢を誘い2016年頃に結成されました(頃としたのは岩下本人がインタビューで正式な結成時期は曖昧と答えているため)。結成時より「おしゃれ且つ変態」を標榜に活動しています。
2017年2月に初のミニアルバム「ニガミ17才a」を完全自主制作でリリース。1600枚以上の売り上げを記録し、初アルバムながら上々の滑り出しとなりました。本作ではファンの方から募集した「好きな3文字の言葉」と「『ちくっ』と鳴いた音声」を取り入れたコラボ曲「A」も収録。2016年に東京大阪ライブ会場限定で「◎」「△」の限定音源が販売され、その中で購入者が曲作りに参加できる、という試みがなされました。約1年半の期間を経て2018年6月には2ndミニアルバム「ニガミ17才b」がリリースされ、収録曲「ただし、BGM」のMVは198万回の再生数を記録し話題となりました。
ライブやイベントなども積極的に行っており、今年はバンドとして初となる「FUJI ROCK FESTIVAL ’19(フジロック)」に出演。苗場食堂のライブステージをニガミ17才色に染め上げました。最近はメディア出演も増え、音楽番組「69号室の住人」(TOKYO MX)や「Love music」(フジテレビ)でも取り上げられたり、シンセサイザー担当の平沢あくびが「金曜日のどっち!?」(テレビ朝日)に個人で複数回に渡り出演したりと、注目を浴びています。さらに、アパレルブランド「SPINNS」とコラボを果たし、平沢あくびがデザインしたTシャツやスカジャンなどグッズも展開されました。
ニガミ17才メンバー紹介
岩下優介(Vo&Gt)
元・嘘つきバービーのフロントマンでボーカル&ギター。ニガミ17才の音楽を形作る“変質性”を表現するには欠かせないバンドの中心。基本的に楽曲制作を担当している。
明日の自分へ。
この時間にできたものは信用できないと思いながらも作り終えました。
あと、これはネゴシックスの潜在みたいな自撮りです。どうぞ。 pic.twitter.com/4PoKLxyuee— メモ:明日歯医者|ニガミ17才 (@suteki_nigami) February 13, 2019
平沢あくび(Syn)
岩下優介の誘いによりそれまで所属していた事務所を辞めニガミ17才に加入。シンセサイザーのほか、コーラスも担当。元々嘘つきバービーのファンであり、岩下とは知り合いだった。バンドにおいて、彼女の存在は大きく、岩下曰くベタなことを提示してくれる存在であるとしている。
きょうも レコーディング。 pic.twitter.com/8IlPAXlDO8
— 平沢あくび|ニガミ17才 (@nigami_akubi) September 10, 2019
イザキタツル(Ba)
ニガミ17才のベースを担当。小銭の紹介によりバンドに加入することに。「タツルボーイ」の愛称でメンバー間では呼ばれている。躍動感あるベースラインはとてもクセになります。ずっと聴いていたい…。
札幌スパクルナイトありがとうございました!!!
なんだかたっぷり弾いたのでちょこっとぐったりしましたが、ビール飲んで元気になりました!!
北海道の美味しいもの食べてもっと元気になる予定です!!
また来たい札幌! pic.twitter.com/Zg1azVXQEC— イザキタツル [Bass] ニガミ17才 (@tatsuru0201) September 20, 2019
小銭喜剛(Dr)
ニガミ17才のドラム担当。元パンクロックバンド・ミドリやわっしょいキヨシでもベースとして活動していた。
そしてお買い物🎶🎶 pic.twitter.com/BKYvq9zws0
— 小銭喜剛 ニガミ17才 (@kozeniwassyoi) September 19, 2019
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