その独自のギター奏法と高度な技術に定評のあるギタリスト、MIYAVI。今もなお精力的に活動を続けており、その範囲は日本にとどまらず、世界各国なんと約30か国に渡っている。彼独自の「スラップ奏法」とはいったい何なのか、彼の魅力も合わせてご紹介。一度目にしたら好きにならずにはいられない、ライブパフォーマンスも必見だ。
世界を股にかけるギタリスト「MIYAVI」の魅力とは。
世界的に活躍するギタリストである、MIYAVI(ミヤヴィ)。彼の活躍の場は日本にとどまらず、北米や南米、ヨーロッパ、その他アジアやオーストラリアなど多岐にわたります。その国なんと約30か国ともいわれており、年間合わせて250公演以上のライブをこなし、4度ものワールドツアーを敢行。見事成功させるなど、その実力は折り紙付きだ。海外での彼の通り名は、「サムライギタリスト」。彼のギタープレイは日本の伝統楽器である三味線にインスパイアされた演奏方法をとっており、エレクトリックギターをピックを使わずに演奏するという独自の手法である「スラップ奏法」で、彼にしか生み出せない音楽が世界中から注目を集めている。
彼にしか出せない音を奏でる、スラップ奏法とはどんな奏法なのか。
ジャンルはミクスチャー・ロックやオルタナティブロック。現在はサポートドラマーであったメンバーとデュオを組み、ギターとドラムというシンプルなスタイルでライブ活動を展開している。MIYAVIのギター奏法は、一般的なピックを使ってつま弾くスタイルではなく、スラップ、つまりギターを叩くようなイメージで引く、「スラップ奏法」を駆使して演奏しているのだ。このスラップ奏法が彼の代名詞ともいわれているが、実は「スラム奏法」と呼ばれる、ギターのボディを叩く音を加え、パーカッションの役割もギター一つでになってしまうという高等技術も合わせ持っているのである。そしてもう一つ、独学で編み出したという「Gigpig」と呼ばれるギターとタンバリンを駆使した奏法でも、最近は話題になっている。常に新たな技法を取り入れる彼の音楽には飽きることがない。
ただただ「カッコいい」、MIYAVIの必見ライブパフォーマンス。
なんと最近ではアンジェリーナジョリーが監督を務めた作品において俳優を務めるなど、181cmの長身と均整の取れたスタイル、そのルックスにも注目が。クリエイターからも高い評価を受けており、有名企業のCMへの楽曲提供も行っているのだ。例えば、UNIQLOや東芝、日産自動車、大塚製薬など錚々たる顔ぶれ。その他、布袋寅泰など有名アーティストへの演奏協力など、精力的な活動を続けている。ギター一本が、まるで別の楽器に生まれ変わったかのような感覚、彼のプレイを間近で味わってそう語る人もいるのだそう。その181cmの長身が繰り出す音楽と独自の世界観に、ただただ圧倒されること間違いなし。ファンならずとも憧れてしまう、におい立つような男らしい色気に溢れたライブパフォーマンスは、機会があるならば絶対に逃してはいけない至福のひと時である。
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