lost and found
DIORとRIMOWAがコラボした「DIOR and RIMOWA」が渋谷PARCO内にポップアップストアをオープンするにあたってコラボした曲でもあります。
旅と東京をキーワードに、賑々しい都市にいても、最終的には一人という常田の哲学を基に「都市の中の孤独」が描かれています。
東京のなかでも一段とカオスティックが渦巻く渋谷にオープンしたポップアップストアからオファーが掛かったことには必然性すら感じます。
立ち並ぶビル群も、ピンチアウトすれば一棟一棟別だし、その一棟を構成しているのはもっと鉄骨などの小さなパーツ。
渋谷に集まる人間も、同然ながら1人1人に個性があり、その1人の人間も拡大すれば、小さな細胞の集合体です。
小さな孤独が集まって一つの集合体になる構図を考えると、東京も人間と同じく生き物だと考えられます。
「世界から見た東京の音」という一貫したテーマを軸に、クリエイティヴに作品を更新していくMillennium Parade。
何よりも自由度の高い活動単位は個人ですが、敢えてそうはせず、他人を介入した一つのプロジェクトとして活動するのは、作品を総合的に見せていくため。更に常田はバンドとは同じ哲学を持った人の集合体だとも話しています。
一つの信念のに基づき、拘りをもって作品をつくっているからこそ、仲間の必要性を痛感し、バンドという形式に強い意識を持って活動しています。
J-POPを聴いてきた人達に未知の音楽体験をしてもらいたいという想いから、様々なものを混ぜる実験的音楽と、映像演出を駆使して、聴く人を新しい世界へと引っ張っていくmillennium parade。
多様性を認めるという面では、MVひとつにしても様々な捉え方ができるのがmillennium paradeの難しくも面白いポイント。これを機にmillennium paradeの打ち出す独自性を体感してみてはいかがでしょうか。
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