デビューから約半年で3枚のEPをリリースし、その大半にはタイアップが付いているJポップ界のホープ、milet
デビュー曲「inside you」がいきなりドラマの主題歌に抜擢され、紅白出場歌手としても注目されているmilet。まだワンマンライブを行なっていないにも関わらず、ドラマ偽装不倫の「us」はYouTubeにて再生回数1000万回に達するほどの人気曲。その歌声が素晴らしい彼女ですが、実は歌詞の意味も深いです。
miletのプロフィール
milet(読み方はミレイ)は2018年より本格的に音楽活動を開始した女性シンガーソングライターです。メジャーデビューを飾った1st EP「inside you」はドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」のオープニングテーマに抜擢され、それ以降も映画やCMソングと数々のメディアからタイアップされています。
2019年8月21日にはドラマ「偽装不倫」主題歌を収録した3rd EP「us」をリリースし、人気は更に加速しました。11月6日には4th EP「Drown / You & I」のリリースを予定しており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。
2019年夏にはROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019、SUMMER SONIC 2019に出演し、東京で行われたSUMMER SONICではステージを超満員にしました。
レーベルは西野カナや米津玄師が所属しているSME Recordsでその他の出身や生年月日などのプロフィールの公開はしていません。
小さい頃からBOOM BOOM SATELLITESやASIAN KUNG-FU GENERATIONなどの邦楽ロック、Sigur RósやBjörkといった洋楽を聴いていました。またカナダへ留学した経験もあり、英語も堪能です。まだまだ謎の多いmiletですが、インスタにはオフショットやmilet本人のコメントが載っています。
miletの楽曲を紹介
「us」
ドラマ「偽装不倫」の主題歌になっている曲です。サビの高音が突き抜けていて美しく、恋をしている時のキラキラ感や希望を感じます。
ですが、AメロBメロになると低音が際立ち、恋愛の副作用でもあるナイーブさが感じられ、恋の持つ二面性を上手に描き切っています。
歌詞中ではまだ恋人になり切れていませんが、ここに描かれている男女が今後どういう展開で「us」になっていくのか各々で想像できる面白さも。
「inside you」
miletのデビュー曲。ONE OK ROCKのTORUがプロデュースしたことでも話題になりました。サビのエモーションな歌い方が儚くも美しい、ダイナミックな曲です。
あなたのなかにいたいと叫ぶ主人公の切実な願いを感じます。ペーソスなリリックは主人公が失ったものが、いかに大きいものだったのかを訴えかけます。
傷ついた過去の出来事も、この曲を聴くことにより、ひとつの思い出へと昇華させてしまうポップソングとしての強度も魅力的です。
「wonderland」
映画「バースデー・ワンダーランド」のテーマソングになった曲です。主人公が世界を救うため冒険に出るストーリーで、そこに提供した「wonderland」はmiletにとっても冒険だったのではないでしょうか。
というのは、これまでの彼女の曲はEDM調だったのに対して「wonderland」は過去になかったストリングスによるアレンジが施されているからです。ストリングスの旋律とmiletの歌声の相性は最高の一言。
作詞に関しても、これまでにないくらい短く、力強いのも特徴的で、冒険に旅立つ者の潔さや決意を感じます。
「I Gotta go」
透明感があり、しんみりする曲です。
抜けるような高音が特徴的なmiletですが、この曲からも分かるように低音の安定感も抜群。
MV中には海に沈んでいく人物が映されていますが「I Gotta go」を聴いていると本当にそんな錯覚に陥ります。崩れ落ちそうなピアノの旋律もドラマチック。切ないはずなのに、なぜか穏やかな気持ちになれる温もりのある曲です。
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