手作り感満載の会場でありつつ、音響はナイス
日本のアクトに向けられる真剣な眼差しに胸熱
ステージは大きめのMAHOLAN ステージとトランポのようなものを挟んだ少し小さめのKHAMRAMステージの二つ。もう一つは屋内でDJメインのYOKLORステージも。トランポには登れるようになっていて、そこから足をブラブラさせながらライブを見るのはこのフェスの名物になっている様子。フードエリアにあるオリジナルデザインの米袋クッションもタイっぽくて可愛い。(去年はこれを大量に吊り下げてた写真を見た)。
ダラダラしていたら、先日まで日本ツアーをしていたベニー・シングスのライブがスタート。存外と言ったら失礼だが出音がなかなかいい。ひねりと味わいのナイス・アンサンブル。しかも60分と長めのセットでしっかり緩急がある。タイのヤングスターPhum くんはMVのイメージよりゴージャスで、でもやはり最高にスイートで優しい気持ちにさせてくれるアクトだ。MAHOLANステージのPAも良い。近隣に民家がないせいか、結構な音量で楽しめる。
フェス飯はハンバーガーやピザ、韓国料理、オムライスなど。むしろタイの屋台料理が食べたかったが、観客が現地の若者と考えるとこのラインナップも納得。ここでタイらしさを感じるのは諦め、水のようにビールを飲む。
ステージに戻ると、サイケな映像と相変わらずキレッキレなツインドラム、扇情的なパフォーマンスでKing Gizzard & The Lizard Wizardがフィールドを沸かす。スムーズなクラウドサーフィングにならなかったり、後方で自由に踊ってる子たちがいたり、お客さんを見るのが楽しい。合間にLITEのストイックな熱演とスキルの高さを確認しに行ったり、The fin.はキンギザの爆音とサウンドクラッシュを起こして気の毒だなと思いつつも、抜群の美意識に支えられたPAや照明でオーディエンスを引き込む。ピュアでどこか温かみのある音楽が好きな人が多いのだろうか。嬉しい光景が広がっていた。
午前中からアクティブに動き回り、バテていたので、終演を待たずに会場を後にした。
大人気のバケツカクテル、正体はタイウォッカと
青りんご。暑さに酒も進みます
さすがに昨日と同じ道を歩く気力がなかったので、2日目はPharam 9駅からバスで会場付近の停留所を目指す。車掌さんが集金しにくるパターンで、愛想なくタフに仕事をこなすお姉さんだったが、我々が降りるべき停留所をちゃんと教えてくれる、ザ・プロフェッショナル。今日はタバコをポーチに忍ばせてるので没収されることなく、入場もスムーズ。まだアルコールも販売されてないことも学習したので、オーガニック食材のアイスクリームを食べたのだが、クオリティ高い。タイは屋台で売ってるカット・マンゴー(一個分ぐらい)などフレッシュフルーツが安くて美味しいが、スイーツもドリンク類もほとんどハズレなしなのが嬉しい。
さて、初日によく見かけたバケツ入りカクテル。友達が買って飲んでいたのだが、中身はタイのウォッカベースで青りんごジュース割りの爽やかなフレーバー。最初はごく甘だが、氷が溶けていくといい塩梅に。150THB(約540円)と、かなりお得。他にもカクテルを出してる店はあったけど、ほとんどの人がビールかミネラルウォーターか、このカクテルを飲んでいたようだ。
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