メジャーデビューから6年を迎えたシンガーソングライターのMACO。人気曲を振り返って彼女の魅力の源泉を探る
2014年に洋楽をカバーした動画がSNS上で拡散され、若い世代、特に女性に人気を集め出世階段を駆け上ったシンガーソングライターのMACO。誰にとっても身近な恋愛をテーマに人の心に寄り添ってくれるような歌詞は多くの共感を呼んでいます。デビュー6周年を迎えたMACOがこれまでリリースしてきたラブソングの中から、おすすめの曲を紹介します。
MACOとは?
MACOは北海道函館市出身のシンガーソングライター。17歳のころから作詞曲を始め、地元である函館を中心にシンガーとして活動。メジャーデビュー前にも関わらず、YouTubeに投稿したテイラー・スウィフトやケイティ・ペリーといった海外のアーティストのカバー(MACOが独自に解釈した日本語詞)がSNSで拡散され、その歌唱力とファッションセンスが注目を集めました。
2014年にはUNIVERSAL MUSIC JAPAN Virgin Musicよりメジャーデビューが決定。デビュー1年目で第29回日本ゴールドディスク大賞の新人部門を受賞する快挙を成し遂げました。2015年にリリースした1stアルバム『FIRST KISS』ではレコチョク内で総合ランキング1位に加え、オリコン週間ランキングではTOP5を獲得するなど、加速度的に人気を集め、ラブソングの歌姫としての地位を確立していきます。
2019年にはSONYMUSICへとレコード会社を移籍。2019年〜2020年にかけて全国11都市を巡るアコースティックワンマンツアー「My Acoustic Tour 2019-2020」を開催し、全てソールドアウトを達成しました。2020年2月よりAbemaTVで配信されているドラマ『僕だけが17歳の世界で』にレミオロメンのカバー『3月9日』と自身作詞・作曲の新曲「桜の木の下」が挿入歌として起用され、青春ドラマを華やかに彩っています。
MACOのおすすめ曲
We Are Never Ever Getting Back Together (MACO Japanese Cover)
2014年にリリースされた2ndミニアルバム『23』収録曲であり、MACOの代名詞的なカバー曲。大人気リアリティ番組『テラスハウス』のオープニング曲をMACOが独自の解釈で日本語詞に当てはめたカバー曲となっており、原曲とは歌詞の意味合いは異なっています。別れという共通のテーマはあるものの、MACOは決別への未練を多分に残した解釈となっており、テイラーの未練を断ち切る姿勢とは正反対と言えるでしょう。この日本人的な解釈こそが、MACOのラブソングが多くの共感を生んでいる理由といえるでしょう。
LOVE
2015年にリリースされた1stシングル「LOVE」、1stアルバム『FIRST KISS』収録。『お願い!ランキング』(テレビ朝日)のエンディングテーマに起用されています。MACOらしいド直球なタイトルに加え、恋愛の紆余曲折を歌い上げ、王道のラブソングになっています。MVはカップル専用アプリ「Couples」を通して集まったカップルが登場しており、リア充感満載の眩しすぎる映像に。
幸せのはじまり
2015年に配信シングルとしてリリースされるほか、1stシングル「LOVE」にもB面で収録。結婚をテーマにウエディングソングとしてリリースされた同曲は、『ちびまる子ちゃん』でお馴染みの漫画家さくらももこが作詞を手掛けたことでも話題に。配偶者との運命の出会いや両親への感謝が盛り込まれた歌詞は結婚式にぴったり。しっとりと切なく歌うMACOの歌唱はバラード曲を引き立たせています。
ありがとう
2014年にリリースされた2ndミニアルバム『23』、フルアルバム『23 plus』収録。ラブソングを歌い続けているMACOが、亡くなった友人への感謝の気持ちを歌ったという自身にとっても特別な楽曲。普段感謝を伝えられずにいる人にとって、あえて言葉にして伝えることの大切さを教えてくれます。人生は有限だからこそ、大切に思っている誰かに感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。
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