学園天国(89)
1988年にリリースされたカバーアルバム『ナツメロ』の収録曲で、1989年にシングルカットされた同曲。ご存知フィンガー5のカバー曲となっています。オリジナル曲と比較して、小泉今日子の明るさが全面に押し出されており、快活なサウンドメイキングが一気にテンションを高めてくれます。小泉今日子の振れ幅の大きさを改めて感じさせられます。
丘を越えて(90)
1990年にリリースされた31枚目のシングル『丘を越えて』。小泉今日子が作詞を務め、東京スカパラダイスオーケストラのサウンドによってまた違った顔を覗かせます。郷愁を誘う歌詞とサウンドが都会の喧騒を忘れさせ、優しさがじんわりと身体中に染み渡っていきます。大ヒットとまではいかなかったのですが、名曲中の名曲に数えられます。
あなたに会えてよかった(91)
1991年にリリースされた『あなたに会えてよかった』は90年代を代表する曲。この頃になるとポップスとしても成熟されつつあり、この曲はその最たる例です。普遍的な歌詞のメッセージに小泉今日子の見事なソングライティングぶりを感じさせます。また青山テルマや山崎まさよしといった著名なアーティストがカバー曲を出すなど今もなお愛されている楽曲です。
My Sweet Home(94)
1994年リリースの35枚目シングル『My Sweet Home』も、引き続き作詞に小泉今日子、作曲に小林武史というタッグ。実父を亡くした実体験から書かれたという小泉の歌詞はさることながら、小林武史のサイケデリックなサウンドとコード進行がこれぞまさにと小林サウンドいった世界観が形成されています。
潮騒のメモリー(13)
2013年に天野春子(小泉今日子)名義でリリースした『潮騒のメモリー』。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の挿入歌としてもお馴染みです。14年ぶりのシングルリリースとなった同曲ですが、よりシンガーとして成熟した歌声を披露しています。ドラマの挿入歌という位置づけながら、老若男女問わず親しまれている楽曲ですね。同年『第64回NHK紅白歌合戦』で25年ぶりに紅白出演を果たし、ドラマの出演者と共に舞台に立つ、小泉今日子の姿に感動したのを覚えています。
80年代アイドルを代表するひとり、小泉今日子。改めて楽曲を聴いてみても、彼女が残してきた楽曲は新鮮さを失わず、令和に生きる人々にとっても響くものになっています。サブスク解禁の機会に、キョンキョンの楽曲を一覧してみることをおすすめします。
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