2016年、次来るバンドマンとして話題に上がっている1つがHOWL BE QUIET(読み方:ハウルビークワイエット)。平均年齢は20代前半と若く、新鮮味溢れる演奏が魅力的なバンドである。しかし、本当は『バンドをやるつもり』じゃなく『アイドルをやろう』と集まった4人なんだとか。彼らがアイドルになりたかった理由、そしてバンドを目指そうとした理由を紹介していこうと思う。
“HOWL BE QUIETの弾けるようなソングが多いのはアイドルが影響”
HOWL BE QUIETは竹縄航太(Gt/Vo/Piano)、岩野亨(Dr)、黒木健志(Gt)、橋本佳紀(Ba)の4人で結成されたバンド。中でも竹縄、黒木、岩野は同じ高校の軽音楽部で出会い、部活引退をきっかけに集まった3人である。その際、不在だったベースとして呼ばれたのが橋本だ。ちなみに全員神奈川出身である。
このバンドでVoを務める竹縄が、HOWL BE QUIETの作詞・作曲をしており、とにかくピアノロックスタイルを大事にしている。
今どきのハイテンションポップソングが多く作っている印象だ
そんなHOWL BE QUIETであるが、実は最初からバンドをしようと考えていなかったと言う。自身の事を「ポップスの人間」と語る竹縄は、とにかく音楽が好きでバンドをやっていた。特にSMAPのようなアイドル曲が好きで、そういった音楽をやるためにバンドを組んだのだ。これがロックバンドでありながら、ポップソングが多い理由なのだと語っている。
“ロックが嫌いで嫌いで、だから変えたくて始めたロックバンド”
竹縄は”ロック”という言葉が嫌いだったという。というのもロックと通称されることで音楽の幅が限定されることにとても嫌悪感を抱いていたからだ。そのため”変化の少ない”ロックバンドが嫌になったとも語っている。
そういった事もあり、三味線を使った和風曲も、激しいメタルソングも。もちろん爽快感のあるロック曲もこなしてしまうアイドルソングがとにかく好きだと言う。この自由奔放な音楽が自分たちの目指す場所なんだ。『ロック』ではなく、こういった『アイドルチックな音楽』こそ目指すべき場所であり『ロックを変えたい』と。
HOWL BE QUIETはあるインタビューでこうも語っている。「アイドルもやったことのないオルタナティブなロックをやりたい」と。現在もなおロックアーティストとして活躍しているHOWL BE QUIETだが、もしかしたらロックバンドに革命を起こしてくれるのかもしれない。その動向には要注目だ。
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