ダンスボーカルグループからロックバンドまで。2021年大ブレイク期待の実力派アーティスト6選
SNSやYouTube、ストリーミングサービスなど、これまでにはない場所で知らない音楽と接点が持てる昨今。リスナーから熱い支持を受けるアーティスト像は、多様化の一途をたどっている。
今回まとめたのは、いま知っておかないと時代遅れになりかねない、2021年さらなる飛躍が期待される実力派グループ6選。アンダーグラウンドで支持を広げるこれらのグループの中から、未来のシーンを席巻する存在が現れるかもしれない。
Novel Core
Novel Core / SOBER ROCK (Prod. SOURCEKEY) -Music Video-
まずは、2020年10月に、SKY-HIが立ち上げたマネジメント/レーベル「BMSG」とavexが共同で設立する音楽レーベル「B-ME」からメジャーデビューしたばかりのラッパー『Novel Core(ノベルコア)』。
彼が注目されるきっかけとなったのは「BAZOOKA!!! 第12回高校生RAP選手権」での優勝。その後は、Zeebra主宰のレーベル・GRAND MASTERとの契約、SKY-HIのミックステープ「FREE TOKYO」への参加なども大きな話題になった。2020年1月には、ABEMAの大人気恋愛リアリティーショー「月とオオカミちゃんには騙されない」にも出演し、ティーン世代の間で絶大な支持を集め、2020年4月にリリースした1st Album「WCMTW」は、多数の音楽チャートで首位を独占。音楽だけに留まらないNovel Core、2021年さらに活躍の範囲を広げていきそうだ。
Da-iCE
Da-iCE /「CITRUS」(日本テレビ系日曜ドラマ「極主夫道」主題歌) Music Video
お次は、4オクターブのツインボーカルが魅力の『Da-iCE(ダイス)』。ボーカルの大野雄大・花村想太と、パフォーマーの工藤大輝・岩岡徹・和田颯の5人からなる、話題のダンスボーカルグループだ。2011年に結成された同グループは、渋谷の小さなクラブから地道な活動を続け、14年にメジャーデビュー。これまでに21作のシングルと5作のオリジナルアルバム、1作のベストアルバムをリリースしている。
紹介したMVは、日本テレビ系10月クールの日曜ドラマ『極主夫道』の主題歌となった最新シングル『CITRUS』。5人のクールな面へとフォーカスした、渾身のロックバラードだ。サビにおける大野・花村のエモーショナルなボーカルは必聴。そのパフォーマンスのレベルの高さからは、彼らがありきたりなダンスボーカルグループの枠に収まらない存在なのだと実感できるだろう。
また、歌ネットが発表している「注目度ランキング」では、「CITRUS」が3週連続1位を獲得し、2020年度3週連続以上1位だったのは、Official髭男dism、BUMP OF CHICKEN、米津玄師、あいみょんに続いて、Da-iCEが5組目の達成となる。この結果からも、この数字からも彼らのパフォーマンスへの高い注目度をうかがえるはずだ。
今年1月に開催された代々木第一体育館でのアリーナライブでは、2日間で2万人を動員したDa-iCE。来年には、6thオリジナルアルバムリリースのほか、初となる全国アリーナツアー(6都市19公演)の開催も予定している。2021年は、Da-iCEの年となるかもしれない。
OWV
OWV – 「UBA UBA」Music Video
3組目は、「JO1」を輩出した日本最大級のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」出身の『OWV(オウブ)』。本田康祐、中川勝就、浦野秀太、佐野文哉からなる、4人組ボーイズグループだ。
デビュー曲「UBA UBA」では、華やかなパフォーマンスと中毒性のあるメロディで、オーディション当時から応援していたファンはもちろん、数多くのリスナーを虜にした。また、音楽やパフォーマンスだけでなく、バラエティにも精力的で、GYAO!で放送された配信番組『OWV道(ロード)』や公式YouTubeでは、体を張った企画にもチャレンジ。曲とのギャップがたまらないと、ファンの間でも公開のたび話題になっている。
2021年は、グループ名の由来である、“Our only Way to get Victory~勝利を掴む僕たちだけの道 ~誰にも真似することのできない唯一無二のグループとなり、この世界で勝利を掴む”という強い想いの通り、唯一無二のボーイズグループとして更なる飛躍が期待できそうだ。
FAITH
FAITH – Headphones (Official Music Video)
3組目は、平均年齢20歳の男女混成バンド『FAITH』。アカリ・ドリチュラー(Vo)、ヤジマレイ(Gt&Vo)、レイ・キャスナー(Gt&Vo)、荒井藤子(Ba) 、ルカ・メランソン(Dr)の5人からなる、長野発・気鋭のポップロックバンドだ。
5人のうち、3人が日米のハーフである彼らは、グローバルなルーツを背景に、90年代洋楽にインスパイアされたオリジナリティあふれる音楽を響かせる。その中心にあるのは、アイコニックな佇まいと瑞々しく伸びやかな声でリスナーたちを魅了するアカリドリチュラーの存在だ。
2020年は、1月にメジャー初となるオリジナルアルバム『Capture it』をリリースした彼ら。収録曲は全国71ものテレビ/ラジオ局・番組でパワープレイに選出された。リリースのたびに日に日に注目度を増しつつあるFAITHは2021年、どのようなステージでその活躍を見せてくれるのか。その名前を聞く機会は、これまで以上に増えそうだ。
美 少年
美 少年「Beautiful Love」 (Johnnys’ Jr. Island FES)
5組目は、ジャニーズJr.として活躍中の「美 少年」。那須雄登、佐藤龍我、金指一世、藤井直樹、浮所飛貴、岩﨑大昇の6名からなるボーイズグループで、メンバーの年齢は16〜20歳(2021年1月現在)。デビュー前にも関わらず、TVやメディアでは、すでに大人気のグループなので、知っている人も多いのでは。
今までに4度の改名を経て、現在の「美 少年」というグループ名で活動する彼ら。ジャニーズの王道とも言える抜群のルックスと、個々のパフォーマンス力はもちろん、ジャニーズJr.チャンネルやTVなどのバラエティ企画に全力で向き合う姿も、デビュー前にも関わらずファンが多い理由の1つだ。近々デビューが期待される「美 少年」、2021年は彼らにとって大切な1年になりそう。
Ado
【Ado】うっせぇわ
最後に紹介するのは、現役女子高生シンガー『Ado(アド)』。2002年生まれの18歳(2021年1月現在)という年齢からは想像できない圧倒的な歌唱力と、力強く突き刺さるような歌詞は、一度聴けば忘れられないはず。
くじらの「金木犀 feat. Ado」や、jon-YAKITORYの「シカバネーゼ feat. Ado」などの楽曲に参加したことで、リスナーの注目を集めてきた謎の女子高生Ado。17歳最後の日である2020年10月23日には、「うっせぇわ」で待望のデビューを果たした。作詞・作曲と編曲を手掛けたのは唯一無二の個性派ボカロPのsyudou。世の中や大人へとぶつける不平不満を書いた歌詞と独特な世界観のMVは、公開後すぐにYouTube上で大きな反響を呼び、すでに2,000万回再生を達成している。また、2020年12月24日には、新曲「レディメイド」を配信リリース。この調子で2021年も“Ado中毒”は増え続けそうだ。
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